オイモカフェ ゼンプクジ(吉祥寺)

多摩湖に行った帰り、多摩湖自転車道の出口に近い武蔵境あたりのカフェを巡ろうと思ったのですが、臨時休業の嵐。多摩湖に向かう途中のパン屋さんも臨時休業だったし、臨時休業しちゃう日って何か条件が重なるんでしょうかね?

だいたい月曜が祝日だと火曜日が代わりに休業って事はありますが、行ったのは週末ですしね。

そんなこんなで武蔵境から三鷹、吉祥寺と流浪しながら帰ろうと思った途中で見つけたのが、オイモカフェ ゼンプクジです。負の連鎖が導いてくれた当たり店です。

埼玉の川越付近はサツマイモが有名ですが、江戸時代から続く、さつまいも農家が営むお店で、ゼンプクジは2号店です。本店は埼玉で、3号店が碑文谷。

店内は予約制の和食店のような木のカウンターがあり、シンプルな内装に少し背筋が伸びる感じ。そこに茶釜と茶器、カウンター後ろにエスプレッソマシーンと和洋折衷な雰囲気。

頂いたのは、焼き芋のシルクスイート。昨今、スーパーなどで売られている焼き芋も過剰に蜜の多いドロドロ系が主流ですが、甘味の多いシルクスイートなのに、壺焼きの成果か自然の芋羊羹のような上品な味わい。

ドリンクは焙じ茶カプチーノ。エスプレッソほど渋みはないのですが、泡だったミルクの中に、ほどよい焙じ茶の香ばしい香りとうっすらとした苦みが、後を引く感じ。

ほっとする味なんだけど、お店の内装などお洒落で背筋が少しピンとする感じも。

こういうお店に来ると、練り切りの美しさを目出ながら、抹茶を頂くという茶道的な楽しみもやってみたくなりますね。

■オイモカフェ ゼンプクジ(OIMOcafe zenpukuji)
■東京都杉並区善福寺2-24-8
■営業:12:00~18:00
■定休日:月火
■場所はこのへん
オフィシャルサイト
お店Instagram

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多摩湖サイクリングでパンとコーヒー(八坂・メルポーチ)

久々の多摩湖サイクリングロードこと多摩湖自転車道。多摩湖からの水道管が埋まっているので車は通行禁止という直線道路です。

ロードバイクを買ってからは玉川上水の裏道を使っていたし、コロナ前は飯能ばっかり行っていて、この道を走るのは5年ぶりぐらいです。

水道管の埋まっている道なのですが、今、水道設備の新設工事をしていて、その工事現場の壁には「ご自由にお使いください」という空気入れが。

「工事にご理解ください」というお願いの代わりですね。ただ、アタッチメントは両側ママチャリ用のイギリス式でしたが。

多摩湖自転車道は、交差する道の所に車止めがついているので、ロードだとそこを通過するのがストレスになるのですが、のんびりミニベロの旅なら、気になりません。

多摩湖周辺にはファミマしかないので、ふもとの東村山の八坂でパンを購入。当初予定していたお店に行ってみると「勝手ながら本日休業」の張り紙が。地味にダメージを受けます。

そこでスマホで検索し、地元密着と愛されているという「メルポーチ」へ。

カルピスバターという気になる文字が目に飛び込んで来て、まずはこれをゲット。どうやら稀少な高級バターのようです。それを使ったあんバターが180円。安っ!

■メルポーチ
■東京都東村山市栄町3-16-12
■営業:8:00~18:30
■定休日:月木日
場所はこのへん

久々の多摩湖。正式名称村山貯水池。

スポーツバイクに乗り始めの初心者の頃は多摩湖でもロングライド的なイメージですが、まずは最初の目標となりがちな場所です。

ここをクリアしたら上尾の榎本牧場かな?という風に距離を伸ばしていきます。榎本牧場をクリアしたあたりから距離感が壊れて、無限に走れるような気分になっていきます。

今いる堤防であればベンチが設置されているので、キャンプ用のチェアとテーブルはいらなかったのですが、今回、チェアリングしようと思ったのは、この対岸。堤防はタイルのように石が敷き詰められているのですが、対岸は芝生のような草地。

そこで多摩湖を周遊する自転車道で向かいます。途中、西武ドームも通過。自転車に乗らない人からすると西武ドームまで自転車で行くんだと驚かれる方もいると思いますが、この距離は初心者コースです。ゆっくり走ればどうって事ない距離です。

え?多摩湖の対岸に行ったら工事中。

本来なら、こんな感じだったのです。チェアリングに良さそうでしょ。

仕方がないので対岸の堤防に戻りベンチで一休みする事に

火気禁止の場所でのサーモス野点も慣れてきて、挽いた豆は固形燃料用のミニパッキン容器に。それをフィルターとドリップと共にジップロックに。帰りはパンの袋にドリップのフィルターを入れて、さらにジップロックにまとめるとゴミが出ませんし、サドルバッグも汚れません。

サーモスの野点、外では屋内のよりもお湯を勢いよく注いだ方が、寒くなってきつつある今、コーヒーは熱々で淹れられます。夏場ならばじっくり抽出したい所なんですが。冷めないように、ボディが二重になっているカップも欲しくなりますね。

この日は割と暖かかった日なのですが、多摩湖は麓の八坂より100mぐらい標高が高いのと、水面をすべるように吹き渡る風は少し冷たくて、暖かいコーヒーが体に滲みました。

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