ゴッホ展 – 上野の森美術館

「プレミアムフライデーって何?旨いの?」なんてジョークをツイートする人が多いのですが、実際の所、結構、早あがりして余暇を満喫している人は多いのです。

正直、僕も実感してなかったのですが、9月の最終金曜日、15時で仕事が終わったので、冗談のつもりでプレミアムフライデーごっこと称し、上野の東京都美術館で行われている「コートールド美術館展」に行って、同じく上野のサウナ北欧に行ったら、どちらも大混雑。

サウナでサラリーマンが話しているのを聞いたのですが、働き方改革で早めに帰されるし、ノー残業デーや、プレミアムフライデーは会社にいれなくなるので、早めにサウナに来て整ってから飲みに行くという事を言っていました。17時過ぎなのにサウナ室が満室。休めない人がプレミアムフライデーはどこ行った?と言ってるのであって、休んでいる人は、休んでいるんだなあと、その時に初めて気づいたのです。

まあ、早く帰されたら帰されたで、残業代がつかないので、給料は下がるので一長一短らしいですが。

さて、今回は11月のプレミアムフライデーという事で、上野の森美術館に「ゴッホ展」を観に来たました。

上野公園の銀杏は黄色く色づいているのですが、その前の桜の木に花が咲いているのが見えました。台風の時に季節外れの桜が咲いたというニュースがありました。葉から出る成分が開花を抑えているのですが、台風で葉が全部落ちてしまったので咲いたとの事でした。

こちらもそうなのかな?と思ったのですが、桜の種類をチェックしたら「十月桜」と言い、4月の桜の時期と10月過ぎの二度、花を咲かせる種類なんだそうです。なので、対比の為に紅葉する木の近くに植えられる事が多いのだとか。なるほど、だから銀杏とのコントラストが面白いと思ったのは、そういう狙いにまんまと乗っかった訳ですね。

さて「ゴッホ展」こちらも平日15時過ぎなのに大混雑でした。

最初、写実的にデッサンしていたゴッホが、どうやってあの作風にたどり着いていくのかというのを見せてくれるのですが、見ているうちに、この前観た映画「ジョーカー」と重なっていきました。

貧しい中、弟の支えもあり、絵を描き続けるゴッホ。自分なりの絵を描こうと実験的な事をしてみると、画家の仲間から批判され孤立。モデル代を払えないので娼婦と同棲しながら絵を描くと、周りから縁を切られ、あらぬ疑いをかけられ、どんどん追い詰められていき、精神的に病んでしまいます。

展示では、精神病の療養為に入れられた療養所時代から作風がガラリと変わり、みんなの知るあのゴッホのタッチに。

この糸杉の前に立った時に、不遇な運命からの怒りを他人に向け、凶悪犯となった「ジョーカー」と、自分に向けて精神的に病んだゴッホが重なりました。ドラマの中のジョーカーとは違い、実在の人物だったゴッホの事を想ったら、悲しくなって涙が出て来てしまいました。

この糸杉を書いているゴッホの姿は、どんな感じだったのでしょうか?

ちょっと絵がバッドなストーリーとシンクロして、引きずられそうだったので、サウナに飛び込んでリフレッシュする事に。御徒町の「プレジデント」3時間1100円。

写真的には夜ですが、実は17時頃なのに、サウナの中は大混雑。プレミアムフライデーのオッサンでごった返していました。

サウナ通の間で旨いと話題のプレジデントの牛バラ肉のカレー。マジ旨い!これだけ楽しんでまだ18時台。恐るべしプレミアムフライデー。

Pocket
LINEで送る

ハリマ・ケバブ・ビリヤニ(上野)

先日、江古田のマヒグローバルダイニングで食べた骨付きの羊肉のスパイス煮「ニハリカレー」(ニーハリとも言います)。これが気になって色々調べたのですが、そんなに多くのお店で出している物ではなさそうです。

ただ、他のお店の味はどうなんだろう?と気になり、リサーチしているうちに、上野の「ハリマ・ケバブ・ビリヤニ」が美味しいと書いているブログをいくつか見つけて、行ってみる事にしました。

店名にあるように、ビリヤニが一番の名物なんですが、今回は「ニハリ」狙いです。

昼はコスパのいいランチで人気のお店なんですが、ディナーはちょっとばかり高級志向。と言っても、メニューはアラカルトで頼めるので自由な組み合わせで料理を楽しむ事が出来ます。

こちらの事をかいていあるブログなどを読むと、頼んでいないのにサービスでどんどん出てくるお店と書かれた記事が複数ありました。小食だし、それは逆に困るなあと思っていたのですが、僕が行った時は、この豆粉を使った、スパイシーなインドせんべいパパドのみ。ホッとしつつも、少し寂しかったり。どっちやねん。

インド料理の前菜なので、料理が来る前にコレを食べて場つなぎするのですが、上にちらしたトマトやピクルスっぽい野菜が意外に美味しかったです。

ディナーなので、セットではなく、単品で注文したのは「ニハリカレー」。1428円。骨付きのラム肉を、玉ねぎ、ハーブ、そして沢山の香辛料でコトコト長時間煮込んだもの。

そしてナンではなくロティをチョイス。ナンはどうも油っぽくて、全粒粉を使った無発酵パンの一種、ロティの方が合うんじゃないかと予想。インド人は実はナンは外食で、ロティが家庭の味とか言うのをよく聞くのですが、低糖質ダイエットの時も、ロティの方が低糖質と言っていましたね。

あと、ラッシー。

「ニハリカレー」は、江古田で食べたのと味の方向性は同じでした。こちらの方が少しとろみが濃いかな?パクチーを散らしてあるのですが、そのほか、ハーブやスパイスがふんだんに使われていて、少し薬草っぽい香りも。骨付きのラム肉がゴロゴロ入っていて、食べ応えあり。

辛さは注文の時店員さんに「少し辛いヨ」と言われていたのですが、そんなにビリビリ来るような刺激的な辛さはなくて、じんわりという感じ。

なのに、食べているうちに滝のような汗が。おしぼりで拭いても拭いても出て来ます。

なんだ?これは?何のスパイスが入っているんだ?風邪をひいた時の漢方系の薬って、効いているのか効いてないのか、手応えがあまりないのですが、このスパイスは目に見えるぐらい汗を出す作用があります。スゲーってびっくりするぐらい。激辛じゃないのに。

なんかスパイスってスゲーんだな。風邪をひきやすい時期にこの「ニハリカレー」最高ですよ。

■ハリマ・ケバブ・ビリヤニ
■東京都台東区東上野3-36-7 1F
■営業
11:00-15:30
17:00-22:30
■定休日:不定休
場所はこのへん

Pocket
LINEで送る