みはらし茶屋(鹿浜)

鹿浜大橋

ロードレースの土井雪広選手が、
荒川サイクリングロードを走り「さくら」で食事とツイッターでつぶやいていました。
それを見て、そういえば先週末に行った事を思い出しました。
「さくら」というのは以前の名前で、現在は「みはらし茶屋」となっています。

土井選手は、今年は惜しくもツールドフランスの出場選手に選ばれませんでしたが、
昨年はグランツールと呼ばれる、世界三大ツールの一つである、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ」を完走しています。
その土井選手が荒川を走っているなんて。
今年ツールドフランスに唯一日本人選手として出場する新城幸也選手も
荒川をよく走っているようで、
そのうちどこかでお目にかかるなんて事も、あったら嬉しいなあ。

という訳で、荒川サイクリングロードで岩淵水門方面から下り、
鹿浜大橋を渡って対岸へ。
サイクリストの集まる、みはらし茶屋へと向かいました。

荒川サイクリングロード

そういえば、左岸を走るのって初めてだなあ。

都市農業公園

みはらし茶屋は、足立区の年農業公園のレストハウスで、
公園自体は、花畑の他、水田や畑で、農業体験が出来たりします。

荒川

公園を少し通り過ぎた、芝川水門付近にあります。

みはらし茶屋

レストハウスは、ご覧のようにサイクリストのたまり場で、
高そうな自転車がズラーっと並んでいます。
2階がレストランで、1階が売店と休憩場。
自販機もあるので、ボトルにドリンクを補充する人達も多数いました。

看板

定食にも心がひかれたのですが、その前にランチを頂いているので、
今回は食事はスルー。

ソフトクリーム

その代わり、何種類ものバリエーションのあるソフトクリームをチョイス。
全て350円ですが、バニラとストロベリーを。

さっさと写真を撮らないと、ソフトクリームが溶けるようになってきました。
気温上がってるんですね。
本格的な夏はもうすぐそこだ!

■みはらし茶屋
■東京都足立区鹿浜2-44 年農業公園内
■営業:11:00~17:00
■定休日:
1階の売店は水曜日
2階のレストランは木曜日
場所はこのへん
年農業公園:公式サイト

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喫茶・蔵(北千住)

標識

自転車で23区のカフェ制覇の旅。
今回は足立区を制覇するために東へと向かいました。
なんだか国盗り物語みたいになってきましたね。

練馬区からは、春日通りを経由して、本郷方面へ。
ここまで、本郷の喫茶ルオーに向かった時の道順とほぼ同じ。
以前は、ここを左折しましたが、今回は直進です。

湯島天神

しばらく行くと湯島天神が右手に見えてきます。
梅の名所だからその時期に梅見に来るのもいいかも。
でも梅の時期は、さすがに寒いのかな。

上野駅

そのまま道なりに進むと、上野広小路から上野駅方面へ。

この界隈にも歴史のある喫茶店とかありそうですね。
この辺でもいいかなあ…と妥協しそうになったのですが、
当初の目的を果たすべく、さらに東へ。
上野のバイク街を通り、昭和通りを進んでいきます。

入谷

入谷では、朝顔市の準備が進められていました。
同時に七夕祭りも行われていて、昼から屋台を出して飲んでいる人がいてそそられましたが、
飲酒運転になるので、チャリカフェではアルコールは禁止。
我慢、我慢…です。

その代わり、ペットボトルの水をごくり。
自転車の旅では水分補給は必須。
そのうち、水筒も付けちゃおうかな。

千住大橋

南千住を越えると、千住大橋が見えてきます。
ここで、隅田川を越えれば、目的地の北千住。

隅田川は、南千住で大きくカーブして浅草方面へと流れていきます。

橋と平行して水道管か何かが渡されているので、川の風景が見えにくいのが残念。
でも、渡りきるあたりで、橋のたもとに小さな公園風のものがあるのが見えました。
で、降りてみることに。

橋の下

橋の下をくぐるための、小さなが橋が架けられています。
実は、2重に橋が架けられているんですね。

隅田川

その小さな橋を渡って反対側に出てみれば、隅田川の風景が広がります。
こちらが浅草方面。
向こう側に見えるのはJR常磐線の鉄橋です。
何故わかったかというと、スーパーひたちが走り去って行ったから。
鉄道の車両の色なども、路線によって違うので、
場所を特定する重要な手がかりとなるのです。

御上がり場

堤防の方を振り返ると「千住大橋際御上がり場」という立て看板がありました。
それと一緒に江戸時代の絵が描かれています。
江戸時代、将軍が鷹狩りに出かけるときに、ここで船を降り上陸したという場所だそうです。

おくのほそ道

橋の上流側には、松尾芭蕉の絵と「おくのほそ道」の一説が描かれています。
実はここ、芭蕉の旅が始まった場所なのです。
(注)ダジャレじゃありません。

行程図

さらに堤防をあがると小さな公園があり、「おくのほそ道」の行程図が描かれいます。

自転車で23区の旅というのも大冒険のような気がしていましたが、
自転車はおろか、車も電車もない中、自分の足でこの距離を旅するなんて…。
今の時代からすると、昔の旅人は全員冒険家ですね。

それに引き替え、電車もあるのに、駅の階段ぐらいで文句を言う現代人。
自分の身体能力のほとんどを、使っていないのではないでしょうか?

東京芸大

橋を渡れば、そこは北千住。

駅方面に向かうと東京芸大のキャンパスがありました。
東京芸大は、上野、取手、横浜の他に千住キャンパスがあり、
千住は、大学院音楽研究科音楽文化学専攻の一部と、音楽学部音楽環境創造科があるそうです。
何を勉強するのか、さっぱりわかりませんが…。

喫茶・蔵

駅近くの入り組んだ細い細い路地を入ると、お目当てのお店がありました。
「喫茶・蔵」。
大蔵屋質店の文字が見えますが、こちらは質屋さんの蔵を改装した喫茶店なのです。

案内図

北千住の名物の一つとなっているらしく、観光案内的な立て看板があり、
蔵の説明が描かれています。
千住はかつて宿場町だったので、質屋さんに限らず、蔵を持つお店が多かったそうです。

蔵の中

店内は、店舗部分にカウンターがあり、蔵の中にテーブル席が設置されています。
金庫のような扉の所から、中に入ります。
4人席が4つぐらいあったでしょうか。
内部は板張りになっていて、アンティーク風の家具でイメージが統一されていました。

アンティーク

質屋さん時代に使われていたのか、それとも集められたのか、
古い扇風機や計算機と思われる物や、壁掛けの古い電話などもありました。

ホントサンド

ホットサンドのセットは、2種類のサンドイッチと、コーヒーがついて850円。
このお店的には、ホットサンドではなく「ヤキサンド」と言うらしいです。

アンティークのイメージのお店なんですが、気取ったお店ではなく、
おばさんとお婆ちゃんがやっているせいか、暖かみを感じます。
地元以外の人にも有名なお店ですが、やはり地元密着しているらしく、
仕事や家事の合間に一息入れに来るお客さんが中心。
そんな地元感もいい味をだしているのかもしれません。

お会計をすると、お婆ちゃん手作りの綺麗な楊枝入れに入ったつまようじが
お土産で頂けます。
何気ないのだけど、なんかこういうの頂くと、あたたかい気持ちになります。
年を重ねた人は、その長い旅の中で身につけた、見えない何かを放っている気がします。

「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」

■喫茶・蔵
■東京都足立区千住1-34-10
■営業:10:00~18:00
■定休日:日曜・祝日
場所はこのへん

今回のルート

自転車で23区カフェ制覇の旅…ただ今、11/23区。

地図

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