京急サイクルトレイン

品川駅

週末に参加した京急サイクルトレインが、神イベントでした!
これは自転車乗りもですが、各鉄道会社の方々にも読んで欲しくて、
このイベントで感じたノウハウを記録しておきます。

その分、長文になりますが、ご容赦を。

この日は京急の品川駅、高輪口に7時集合。
まず、この日のイベントで気が効いていたのは、

集合場所近くに、輪行スペースが作られていた事

僕は、練馬から自走で品川まで行きましたが、
埼玉などから参加する人は、始発で輪行して来ていました。
なので、駅前で自転車を組み立てなければならないのですが、
高輪口付近は、通勤の人などもいるので、
駅前の車の駐停車スペースの一部に輪行場所を設置。
これで、一般客に邪魔にならずに、自転車が組み立てられるのです。

ホーム

このサイクルトレイン、自転車乗りの他、
多くの鉄道ファンにも注目されていたようですが、
その中のツイートに、
「スロープの無い品川駅で、自転車乗りに自転車かつがせるのか?」
というものがありました。

ご心配無く!
自転車乗りは、そのまま構内を運ばせてくれるのなら、
担ぐのなんて苦ではないのです。
シクロクロスなんて自転車競技は、
荒れ地を走り、段差や砂浜は、自転車を担いで走るという競技。
そんなのが刷り込まれているから、
自転車をそのまま入れさせてくれなら、担ぐぐらい、なんとも。

ちなみに、以前、参加させてもらった、JRの房総サイクルトレイン
これは両国出発で、普段使用していないホームを使うので、
そのまま自転車を入れさせて貰えたのですが、
途中、千葉駅から乗る人は、駅構内の自転車の通行は禁止で、
分解して、輪行袋に入れなければいけませんでした。

行きも帰りもそうだったので、サイクルトレインではなく、
ただの輪行と同じに。

この日は、サイクルトレインのスタッフが順路の、
曲がり角や階段前など、要所、要所に立っていて、
一般客の邪魔にならないように、タイミングなどを見ながら指示。

約70名が参加しましたが、5組ずつぐらいに分けて、
構内に入れる感じでした。
でも、待たされている感など、全然ありませんでしたよ。

駅構内を自転車のまま通れるだけで、神イベント決定!

これに参加しながら思ったのですが、自分が利用している西武池袋線だったら、
池袋の一番線ホームは降車専門なので、そこにサイクルトレインを入れ、
ほぼ、少人数の降車のお客しかいない、
西武南口からサイクリストを入れたら、スムーズなんだろうな?
…と動線を考えたり。

で、過去の西武の秩父サイクルトレインを調べてみたら、
やっぱり、西武南口集合でした。
ビンゴ!

サイクルトレイン

こちらが、京急サイクルトレイン。
貸し切りの表示だけなんですが、
それでも鉄ヲタの撮り鉄達が、各駅で待ち伏せして撮影大会。

ツイッターにもかなり写真があがっていたのですが、
だったら、ヘッドマークをつけて、
その下に「みさきまぐろきっぷも発売中」など、
広告を打っておくと、鉄ヲタの写真が拡散されて、
SNS効果発揮されるのでは?
…と思いました。

DSC00656

自転車の積み込み方も秀逸!

JRのサイクルトレインは、つり革からベルトを垂らし、
それをフレームに通して吊り下げ、
後輪は、スタンドで固定するというシステムでした。

今回の京急は、ロングシートにロープとゴムベルトを平行に張ります。
次に自転車を、ロープに立てかけます。
続いて、平行のゴムをシートをくぐらせて反対側に。
こうするだけで、シートポストがロープと、ゴムベルトに挟まれて固定。
さらにフレームの2カ所を、マジックベルトで、ロープに固定。

1分もあれば、1台の自転車を固定出来てしまうのです。
これは、他社のサイクルトレイン担当者にも参考にしてほしいシステム。

サイクルトレイン

この日使った、京急の1000型は、3ドアのロングシートで、
片側が、5人、8人、8人、5人のシート配列なのですが、
8人の所に3台の自転車が置けました。
つまり、左右合わせて、3×4列で、12台。

残った5人×4、20人分のシートに、
12人が乗るので、余裕でした。

サイクルトレイン

先ほどの写真は、自転車が両列進行方法を向いていましたが、
自転車に詳しい人が指導した車両は、

さらに達人技の積載方法

進行方向に向かい左手は、自転車は進行方向へ。
右側は、後方を向ける形で、積み込ませていました。

これは、どういう事か?

こうする事で、チェーン側が外側に来るので、
チェーンオイルでシートが汚れないし、
ディレイラー(変速機)もシートに当たらないので、
メカトラブルを起こす確率が減るのです。

三浦海岸

サイクルトレインは、三浦海岸駅で、下車。
こちらも、構内を自転車のままスルー。

朝礼

駅の裏手の空き地で、グループ分けと、注意事項の説明。
この日は、6グループに分かれ、
1班、2班は、女性と、女性を伴うグループを配置。
3班は、初心者と、寝そべって乗る自転車のリカンベント。
4班、5班、6班が、走れる人チーム。

1班から順にスタートして行きました。

丘陵地帯

最初は、海岸線を走っていましたが、のちに丘の上を走る事に。
三浦半島は隆起海岸で、海底が盛り上がって出来た半島。
なので、海岸線は切り立った崖なのですが、
上は海底だったので、ほぼ真っ平ら。

という事で、丘の上に登ってしまえば、平らな道が続くのですが、
そこに行くまでに、登り坂があります。
ここが、初心者が苦戦するポイント。

ただ、ヒルクライムとか激坂レベルではなく、
東京でいえば、後楽園から本郷へ向かうぐらいの坂なので、
ロードにとっては、なんてことない坂です。

風車

このイベント、神イベントだったのですが、
1つだけ改善点があるとすれば、前半戦のスタート順。

一長一短あるので、どちらが正しいとは言えないのですが、
昼食までの前半戦は、走れる順の班でスタートした方が
良かったような気がします。

というのも、先ほどの坂道で、初心者やミニベロ、
リカンベントが登るのに苦戦し、かなりのスローペースに。

それが原因で、後続の班が追いついてしまい、
さらに、同時に信号に引っかかってしまうので、
せっかく班分けして時間差スタートたのに、
最終的に数珠つなぎになってしまいました。

まあ、これは他のサイクルイベントでもよくある事ですが。

城ヶ崎

という訳で、標高のピーク、城ヶ島では、
グループが詰まった感じで到着したので、
後ろグループは、滞在する時間が短くなってしまい、
展望台まで行って写真を撮った人は少数でした。

コースいちの絶景ポイントが、
ただの休憩ポイントになってしまったのは少々残念。

僕は、急いで展望台まで行きましたが、
その岬の先にも、もう一つの展望台があったので、
もう少し時間が欲しかったです。

駐輪

三崎港の産直センター「うらり」に駐輪して、
そこから、「みさきまぐろきっぷ」を使っての昼食タイム。

先についた順から、奥に停めるシステムだったので、
走れるチームからスタートさせ、到着した順に奥へ停めさせてたとします。

昼食後のコースは、ゆるい坂しかなかったので、
ここで、スタートを逆にして、
初心者や女性チームからにスイッチすれば、
手前に停めたチームからスタートする事になるので、
さらにスムーズになるのでは?と思いました。

まあ、初心者に一番食事タイムを与えたいという配慮だと思いますが。

そして、このイベントで神だったのが、昼食タイムが1時間あった事。
普通のサイクルイベントって、昼食時間って30分やそこら。
ひどい時は、補給ぐらいにしか考えてなくて、
コンビニ飯ぐらいしか食べられない時もありますが、
このイベントは、三崎のまぐろという、
グルメライド要素もあるので、昼食時間たっぷりは嬉しかったです。

まるつね

僕は単独参加だったのですが、
行きの同じ号車で知り合った人と、同じ班になり、
一緒に食事をしに行く事に。

埼玉から来たそうですが、実家が三浦海岸な事と、
友人が京急に務めているという事で、
事前リサーチして、お勧めと言われたという「まるつね」へ。

お食事券

お食事券は、「みさきまぐろきっぷ」についている食事券。
これがまたまた神ポイント。

「みさきまぐろきっぷ」を出すと、
そのお店の指定の一品が出て来るというシステム。
これはサイクルトレインの前から、行われているシステムなので、
お店の人も慣れたもので、食事券を出すだけで、
スムーズにそのお店のお勧めの一品が出て来ます。

サイクルトレインだけのシステムじゃなく、
すでに根付いた「みさきまぐろきっぷ」システムを利用するので、全く混乱なし。

こういうのをやると、お店で聞いてないとか、話しと違うとかありがちですが、
ノープロブレムでした。

マグロ

頂いたのは、このお店の指定の一品「まぐろと地魚のちらし」
中トロ、ビンチョウマグロ、赤身、まぐろの卵と胃袋、旬の地魚2種、サザエの
ちらし寿司。

旨かった〜!
「うらり」からは、ちょっと離れていたけど、当たりだわ!

普通のお客さんには、お茶が出てくるのですが、
サイクルジャージを着ていた僕らには、
お茶の他に、大きめのグラスに水も出してくれました。

こういう配慮って、埼玉の飯能の奥もそうですが、
サイクリストに慣れている地域だと、すっと出て来ますよね。
チラ見しただけでも、三崎もサイクルラックを備えているお店も多く、
イベント以外のサイクリストも多かったので、
こういうのが根付いているのかもしれません。

レンタサイクル

「うらり」にはレンタサイクルの看板がありましたが、
今回参加出来なかった方も、
三浦海岸には「みうチャリ」というレンタサイクルがあり、
うらりにもレンタサイクルもあるので、まぐろきっぷで利用してみては?

期間限定で、京急でもレンタサイクルしていたのですが、
それだと三崎口から、三崎港までサイクリング出来たので、
できれば復活して欲しいです。
初心者に嬉しい電動アシストだったし、坂の多い三浦海岸にピッタリ。
三崎口からバスで三崎港に行く所、
楽々自転車で行けたら楽しいじゃないですか!

市場

「うらり」には、まぐろの直売所が。
冷凍マグロを背負って走る訳にはいかないので、今回は見学のみ。
まあ、宅配も出来るんですけどね。

魚ストラップ

魚ストラップや…。

マグロフィギア

マグロフィギアのUFOキャッチャーなど、シュールなものも。

ソフトクリーム

夏日だったので、ソフトクリームが旨いですね。

海沿い

さてさて、後半戦は、丘陵地帯のゆるやかな坂を抜けて海岸線へ。
三浦海岸から浦賀を抜けて、観音崎へ。

観音崎

観音崎で、休憩。
手前のビーチでは、すでに海水浴している人たちも。

ゴジラ

観音崎は、ゴジラの第一作で、上陸した土地という事で、
ゴジラの足跡もありました。

浦賀

帰りは浦賀駅から乗車。

サイクルトレイン

またまたスムーズに積み込みが終了し、
発車まで時間がありそうだったので、
ホームにいるスタッフの方に、トイレに行っていいか聞くと、
「○○分にドアが閉まるので、それまでにお戻り下さい」とのお返事。

他の参加者も、それぞれ近くの方に聞いていたのですが、

誰に聞いても、当日のスケジュールを的確に答えられる

これが神イベントの要素。

他のイベントだと「ちょっと待ってください」と、
責任者に聞いたりするのですが、
この日は、みんながスケジュールや進行の段取りを押さえていたし、
「いってらっしゃい」「おかえりなさい」
スタッフのポロシャツを着た人が、全員に声がけする。
このホスピタリティーは、素晴らしかったです。

このイベント、43年ぶり2回目のイベントだそうで、
実質、初回みたいなものだったのですが、
自転車乗りがブレーンにいて、ツボを押さえた内容は、絶賛したいです。

これを機に、京急のサイクルトレインが根付き、
他社の鉄道会社でも、町おこし、地域興しという
ムーブメントにつながると嬉しいです。

おみやげ

帰りの電車の中では、おみやげを配ると同時に、
燃えるゴミ、燃えないゴミの回収も。

みんな給水して、余分なペットボトルとか持っていたりするじゃないですか。
そういう痒いところに手が届くイベントでした。

そして、帰りの道中。
臨時列車だから、途中の駅で、特別快速など追い抜きの電車待ちも。

すると、こんな車内アナウンスが…。

「ただ今、後続の列車待ちで、3分ほど停車します。
ホームの他のお客様の物珍しそうな眼差しに耐えつつお待ち下さい」

ホームには、自転車や派手なジャージの客を乗せたサイクルトレインを
写メしようとしている人達が、いっぱいこちらにスマホを向けているので、
車内は、大爆笑!

そういうシャレをわかっている人がブレーンにいるので、
今回は、こんな楽しい神イベントだったのだと思います。
参加者は皆口々に、「楽しかった」と言ってました。

運営された方、かかわったスタッフの皆様、
素晴らしいイベントをありがとうございました。

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城峯山・龍勢ヒルクライム

秩父橋

秩父の城峯山を登る林道で、龍勢ヒルクライムという大会が開催されいるのですが
今回は、そのコースを上ってみる事に。
まずは、スタート地点の吉田地区に向かう前に、
小さい山を一山越えていかなければなりません。

赤平川

山を超えたら、赤平川沿いに走りながら、
どの山が城峯山だ?と、チラ見しながら確認。

龍勢会館

ヒルクライムする前に、まずは、道の駅・龍勢会館で一休み。

あの花

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」でも
手造りロケットが打ち上げられた龍勢祭りは、この付近で行われるのですが、
龍勢会館には、その資料などが展示されています。

がしかし、入り口付近は「あの花」一色!
「めんま」役の茅野愛衣さんが祭りの口上を述べる所のVTRが流されたり、
ここならではの、オリジナルグッズも。

バイクラック

この日は暖かかったので、日差しを浴びている時は、若干暑いぐらい。
敷地内には、飲食店やお土産物やさんもあり、
すでに、ソフトクリームを食べたい気分でしたが、我慢してドリンク補給のみ。

スタート地点

今年の開催は見送られたのですが、龍勢ヒルクライムは、
距離16.4km、高低差720m、平均勾配:4.6%という事で、
初心者でも楽しめるとの記述があり、単独チャレンジしてみる事にしました。

スタートは吉田総合支所付近らしい。

入り口

しばらくは、埼玉県道37号皆野両神荒川線を走り、
城峯山の看板が見えたら、吉田川の支流、石間川沿いに
埼玉県道363号石間下吉田線を登って行きます。

信号

現在、363号は拡張工事の最中で、現在は交互通行の信号あり。

林道

しばらくは、ほとんど勾配のないゆるい道を走っていきます。

自販機

「吉田石間交流 学習館」の脇に串田商店があり、ここが最後の自販機となります。
給水が不安な人は、補充していきましょう。

集落

沢戸の集落に入ると、徐々に勾配がきつくなってきます。
正面の山の中腹にも住宅があって、ちょっとびっくり。

鳥居

城峯神社の鳥居を越えれば、いよいよ本格的なヒルクライム。
鳥居から、しばらく10%越えの急傾斜が続きます。
でも、700〜800m行けば、傾斜がゆるくなるので、そこまでの我慢。

登山道

途中、城峯山の登山道との分岐が出てきますが、
自転車は、看板に太くアーチが書かれた林道の方を進みます。

集落

山を登って行き、風景が開けると、正面の山の急傾斜に集落が。
あれは、どこなんだろう?
秩父のマチュピチュみたいな風景。

分かれ道

途中、分岐が現れるので、城峯山と書かれた方へ右折。
ところで、「城峯山」ここまで何と読んで来ましたか?
「じょうほうざん」「しろみねやま」?

しかし正解は、まさかの音訓入り交じりの「じょうみねさん」。

広場

太田部への分岐のちょっと手前で坂がゆるくなり広場のような場所が。
その先下っているので、ここが頂上?と一瞬思ったのですが、まだまだ続きます。

林道

頂上が近づくにつれ、林道が落ち葉で埋め尽くされて行きます。
誰もいない中、山の中を何かが歩く音がします。
登山客なのか、猿なのか、それとも鹿?まさかの熊?
ちょっとビビりながら、速度を上げます。

峠

そして、石間峠。
林道的にはここが頂上のようです。
後は、下りの道になります。

城峯山

やったぜ!登ったぜ!
頂上は、徐々に色づき始め、紅葉の準備が始まっていました。

龍勢ヒルクライムのコース

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