フルーツパーラーゴトー(浅草)

仕事で浅草を訪れたついでに、前から気になっていたパフェを食べに行く事にしました。それにしても雷門の前は外国人観光客のセルフィーで賑わっていますね。

門前町というのは働き方改革が以前から進められているのか、これだけ観光客がいるのに、17時になるとバタバタとお店を閉め始めます。確かに仲見世通りには、日本人形とか模造刀とか、夜にはあまり買わないお土産屋さんが多いのですが、まだまだ人通りが多いのに、きっぱり閉めてしまう潔さ。夜も売れる物を置こうとか思わないのでしょうか?

東京オリンピックのマラソンコースから外されてしまい、映像の目玉となるはずだった東京スカイツリーがむなしく夜空に浮かび上がります。

自転車乗りなら気温差というのを体感していると思うのですが、猛暑であろうと、ビルの影の中を走るコースであれば、体感5度は低く感じられます。それが気温が少し低くなるハズの埼玉の奥地でも、直射日光を遮る物がない炎天下であれば、都内よりも体感温度を高く感じる事もあります。

札幌への移転が決まった時に、高い建物が無く影が出来ないコースを心配する発言に対し、「田舎とバカにしている」と怒っている人がいましたが、そうではなく、選手ファーストを考えたら、東京と北海道という北緯の差だけでなく、直射日光を遮る事が大事という意味がくみ取られずに放送されたり、怒ったりしているのを見て、少々残念でした。

僕は方向音痴では無いのですが、浅草は少し方向感覚を狂わせる街です。

一見碁盤の目のような町並みなのですが、ホッピー通りとか花屋敷に隣接するエリアは、碁盤が歪み、台形のようになったり、四角だと思っていたら3角になっている区画もあり、脳内の碁盤の目がぐっちゃぐちゃになる時があります。

ひさご通りに来るのに、一回、違う方向に向かって歩いている事が発覚。方向音痴じゃない自負があるので、何か悔しいです。

平日の夕方、18時前後の浅草。いつもは行列の出来きるフルーツパーラーゴトーも、閉店1時間前で、まったりモードでした。

頂いたのは、前から食べたかった7種類の、ぶどうのパフェ。1600円。

一番上の尖っているのがピッテロビアンコ、その形から「淑女の指」という意味の「レディーフィンガー」とも呼ばれる種類。

生クリームの脇に2018年の流行語「ひょっこりはん」のように顔を出すのが「シナノスマイル」。品種出願時は「夕映え」で申請していたように、薄紫の粒です。

手前が「巨峰」、こちらは皮を食べないのが一般的なので、つるんと剥けるように皮がカットされています。

2段目の緑の品種は、おなじみ「シャインマスカット」。種なしで皮が薄いので、皮ごと食べられる事で人気となった品種です。

3段目、左側の一粒赤いのが、クイーンニーナ。2011年に品種登録されたばかりの、まだなじみのない品種ですが、皮が薄いのでそのまま食べてもOKで、そういう意味ではシャインマスカットとの彩りの組み合わせとして、今後、人気となりそう。

右隣は翠峰。こちらも皮が薄いので、そのまま食べられるタイプ。その奥のピオーネは皮が剥かれています。

こんな感じでぶどう三昧。最近はスーパーの果物売り場でも、ぶどうの面積がみるみる小さくなって来ているので、ぶどうを楽しめるラストチャンス!ぶどうを食べるなら今のうちです。

■フルーツパーラーゴトー
■東京都台東区浅草2-15-4
■営業:11:00~19:00
■定休日:水曜
場所はこのへん

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珈琲・天国(浅草)

浅草

三社祭の中日だった土曜日、沢山の人で賑わう浅草へ行ってきました。
残念ながら、この日は自転車でなく、電車。
部下の結婚式へ向かうためです。

六区

その前に、せっかくなので浅草をぶらぶらする事にしました。
三社祭の影響もあって、はっぴ姿の人も多かったし、
この日は天気もよく、半袖姿の人も多数。
そんな中、スーツ姿で歩く自分は、孤独のグルメの主人公気分でした。

捕鯨船

六区のあたりは、新しさと古さが同居する猥雑な感じが、
浅草らしさを醸し出しています。
こちらの「捕鯨船」は、北野武さんがビートたけしと名乗っていた頃の名曲
「浅草キッド」の歌詞に出てくる「くじらや」のモデル。

北野武

お店の前には、たけしさん他、多数の芸人さんの写真が飾られていて、
芸人さんを目指す人達の、聖地的な存在の場所ともなっています。

ロック座

そして浅草といえば、ストリップ劇場。
こちらは小向美奈子さんが、ストリップへ転身し
デビューした事で話題になった、ロック座です。

かつては、ストリップの幕間に芸人さんが出て、お笑いをやっていました。
女性の裸を観に来ている客を笑わせる事は至難の業で、
そんな中で、体を張った笑いや、毒舌を覚えてきます。
欽ちゃんや、たけしさんも、もちろんストリップ劇場出身。

そんな猥雑な中で、文化も生まれていったんですね。

天国

その浅草らしい雰囲気の中にあるのが、カフェというか、喫茶店の珈琲・天国です。

看板

看板にあるように、ホットケーキが名物のお店。

店内

元々人気のお店だし、三社祭だし、無理かな?と思っていたのですが、
きょうどお客さんの切れ目で、運良く入る事が出来ました。
ラッキー!
また、すぐに満席になりましたけどね。

ホットケーキ

頂いたのは名物のホットケーキセット、900円。
綺麗な色合いで、なんだか食べるのがもったいない感じ。
つーか、これから結婚式でフルコースを頂くのに、
ホットケーキを食べるなんて、ワイルドだろう?って感じ。

珈琲天国というと、なんだか昔からありそうなレトロな雰囲気が漂いますが、
実は脱OLした女性達が作ったお店。
だから、浅草らしさの中に、ちゃんと可愛らしさも同居していて、それも人気の要因。

古さと新しさが同居していたり、
知性といかがわしさが同居していたり、そのごった煮感が浅草の魅力。

何が入っているのだかわからないモツ煮を頂きながら、
安い甲類焼酎を使ったチューハイをあおるのが似合う町。
まさに、たけしさんの浅草キッドの歌詞の世界です。

■珈琲・天国
■東京都台東区浅草1-41-9
■営業:12:00~18:30
■定休日:火曜日
場所はこのへん

夜景

結婚式の行われた、浅草ビューホテル最上階の披露宴会場。
そこから見えた景色。
1300年以上の歴史を持つ浅草寺と、
3日後に開業を控えたスカイツリーが
当たり前のように、新旧の名所として、同居していたのでした。

これが浅草だよ。

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