城峯山・龍勢ヒルクライム

秩父橋

秩父の城峯山を登る林道で、龍勢ヒルクライムという大会が開催されいるのですが
今回は、そのコースを上ってみる事に。
まずは、スタート地点の吉田地区に向かう前に、
小さい山を一山越えていかなければなりません。

赤平川

山を超えたら、赤平川沿いに走りながら、
どの山が城峯山だ?と、チラ見しながら確認。

龍勢会館

ヒルクライムする前に、まずは、道の駅・龍勢会館で一休み。

あの花

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」でも
手造りロケットが打ち上げられた龍勢祭りは、この付近で行われるのですが、
龍勢会館には、その資料などが展示されています。

がしかし、入り口付近は「あの花」一色!
「めんま」役の茅野愛衣さんが祭りの口上を述べる所のVTRが流されたり、
ここならではの、オリジナルグッズも。

バイクラック

この日は暖かかったので、日差しを浴びている時は、若干暑いぐらい。
敷地内には、飲食店やお土産物やさんもあり、
すでに、ソフトクリームを食べたい気分でしたが、我慢してドリンク補給のみ。

スタート地点

今年の開催は見送られたのですが、龍勢ヒルクライムは、
距離16.4km、高低差720m、平均勾配:4.6%という事で、
初心者でも楽しめるとの記述があり、単独チャレンジしてみる事にしました。

スタートは吉田総合支所付近らしい。

入り口

しばらくは、埼玉県道37号皆野両神荒川線を走り、
城峯山の看板が見えたら、吉田川の支流、石間川沿いに
埼玉県道363号石間下吉田線を登って行きます。

信号

現在、363号は拡張工事の最中で、現在は交互通行の信号あり。

林道

しばらくは、ほとんど勾配のないゆるい道を走っていきます。

自販機

「吉田石間交流 学習館」の脇に串田商店があり、ここが最後の自販機となります。
給水が不安な人は、補充していきましょう。

集落

沢戸の集落に入ると、徐々に勾配がきつくなってきます。
正面の山の中腹にも住宅があって、ちょっとびっくり。

鳥居

城峯神社の鳥居を越えれば、いよいよ本格的なヒルクライム。
鳥居から、しばらく10%越えの急傾斜が続きます。
でも、700〜800m行けば、傾斜がゆるくなるので、そこまでの我慢。

登山道

途中、城峯山の登山道との分岐が出てきますが、
自転車は、看板に太くアーチが書かれた林道の方を進みます。

集落

山を登って行き、風景が開けると、正面の山の急傾斜に集落が。
あれは、どこなんだろう?
秩父のマチュピチュみたいな風景。

分かれ道

途中、分岐が現れるので、城峯山と書かれた方へ右折。
ところで、「城峯山」ここまで何と読んで来ましたか?
「じょうほうざん」「しろみねやま」?

しかし正解は、まさかの音訓入り交じりの「じょうみねさん」。

広場

太田部への分岐のちょっと手前で坂がゆるくなり広場のような場所が。
その先下っているので、ここが頂上?と一瞬思ったのですが、まだまだ続きます。

林道

頂上が近づくにつれ、林道が落ち葉で埋め尽くされて行きます。
誰もいない中、山の中を何かが歩く音がします。
登山客なのか、猿なのか、それとも鹿?まさかの熊?
ちょっとビビりながら、速度を上げます。

峠

そして、石間峠。
林道的にはここが頂上のようです。
後は、下りの道になります。

城峯山

やったぜ!登ったぜ!
頂上は、徐々に色づき始め、紅葉の準備が始まっていました。

龍勢ヒルクライムのコース

Pocket
LINEで送る

秩父サイクリングのコツ

西武秩父

ここの所、毎週、秩父にサイクリングに出かけていますが、今回は、輪行とレンタサイクルのコツを書きたいと思います。

西武秩父の駅前は、ロードバイク、レンタサイクルとサイクリング客で賑わっています。今、秩父が賑わっている理由の一つに、「秩父札所 午歳総開帳」が行われているというのがあります。秩父三十四カ所札所の、秘仏のご本尊様が全て拝む事が出来る60年に1度の特別な総開帳なのです。

そして、相変わらずの「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地めぐり。

そろそろはじまる、紅葉シーズンと、見所が沢山あるのです。

そんな秩父でのサイクリングは、主に3つのパターンがあります。
①東京から秩父まで行く事を目標とした、ロングライド。
②秩父まで電車で輪行しての、サイクリング。
③駅前でレンタサイクルしての、サイクリング。

①の秩父までのロングランド

「白石峠をヒルクライムし、定峰峠へ渡って秩父へ降りる」パターンと、「名栗を通り、山伏峠を越えて芦ヶ久保方面へ降りる」パターンがあります。

地図上では、飯能から299号を行くルートが便利そうに見えますが、路肩が狭く、大型ダンプがビュンビュン通り、途中、長い長い正丸トンネルがあるので、自転車の人はここを使いません。

山越えの人は、山伏峠を越えるルートの方が、白石峠ほど坂がきつくないので、初級者にはお勧めです。…と言っても、峠だからかなり登りますけどね。

ロングライド派は、そう多くないと思うので、今回は、②の輪行メインで解説します。

②秩父まで輪行のコツ

ロードバイクを買ったばかりの初心者の人にこそ、輪行をオススメします。秩父は都内を走るよりは、交通量も少なく、いい風景の中を走って、美味しい物をを食べ、日帰り温泉に入って、輪行だから、一杯やって帰る事も可能。

まず、秩父までの輪行。

快速急行

土日のみ運行している、池袋から直通の快速急行が便利。

こちらは、1日2本で、7時5分と、8時5分の出発。特急券がいらず、通常の運賃のみで乗車出来ます。長瀞行きと、三峰口行きが連結してあり、横瀬で切り離されます。

三峰口行きは、西武秩父でスイッチバックし、三峰口方面に向かいますが長瀞行きは、西武秩父に止まらず、西武秩父近くの「御花畑」で停車し、そのまま秩父線で長瀞方面に。秩父神社などに行くなら、秩父線の「秩父駅(西武秩父とは別)」下車が便利。なので、秩父でどちら方面を観光するかによって、三峰口行きか、長瀞行きの車両を選びます。

車椅子車両

通常、輪行の場合は、先頭の運転席か最後尾の車掌前のスペースに陣取りますが、この4000系の車両は、先頭も最後尾も、BOX席になっていてスペースがありません。なので、オススメは、1号車と、5号車、つまり、三峰口行き、長瀞行きの先頭車両の後方側にある、トイレの向かいにある、車椅子スペースが便利です。

もちろん、車椅子の方がいる場合は優先させてください。

4000系

ちなに、以前、その場所に輪行袋を置いた時の写真がこちら。ここなら、縦型のオーストリッチでも、横型のモンベルでも、前輪だけ外すタイプでも、置くことが出来ます。ただし、輪行がかち合う可能性があるので、1号車か5号車のどちらかを確保で。

レッドアロー

さて、今回僕が試したのは、特急レッドアロー。池袋7時30分発の「ちちぶ5号」で、西武秩父着8時58分。レッドアローの場合は、上の写真の縦型のオーストリッチが便利。

シート後ろ

縦型はこのように、後部座席と壁の間にスッポリと入ります。モンベルの横型だと2席の幅に収まらないので、無理矢理縦にするハメに。

リクライニング

このように、隣の人がリクライニングをMAXにしても当たらないので、安心して輪行出来ます。

西武線のレッドアローは、全席指定ですが、自動販売機で買うと、好きな席が選べないので、窓口で買うようにします。ちなみに、特急料金は、西武秩父まで+700円。運賃は、780円で、合計1480円

窓口で、「車両の一番後ろの席、背中のスペースに荷物を入れたいので」というと、事情を察知してくれて、空席かどうか調べてくれます。

その前に、窓口の場合は、窓口向かいのテーブルにある申込書に どの列車か、時間と行き先を記入して出さないと受け付けてくれないので、これを忘れずに。

デッキ

ちなみに、特急のデッキはこんな感じ。

縦型

縦型なら、このように壁の幅と同じなので、邪魔にならないように置かせてもらう事も可能です。

縦型のオーストリッチは、エンド金具などをつけるので、面倒と敬遠する人もいますが、このように特急輪行では、便利さが上です。

輪行

さて、池袋発着じゃない方。横浜の元町中華街から、東横線、副都心線経由で、小竹向原から、西武池袋線に入る、快速急行「飯能行き」が、1時間に一本の割合で出ています。なので、飯能まで直通で行っての、西武秩父行きへの乗り換えがオススメ。

こちらは、普通の西武線、副都心線、東横線の車両なので、運転席前か、最後尾の車掌前スペースがオススメ。

ちなみに、縦型オーストリッチと、横型モンベルを置いた時は、こんな感じになります。

輪行袋

編成によっては、車椅子スペースのある物もあるのですが、それだと、こんな感じで前輪だけ外すタイプも大丈夫。
という訳で、それぞれの便利さで、輪行のパターンを選んでください。

前輪

ちなみに、西武秩父駅前で、輪行初心者と思われる方々で、前輪だけ外す、この手の輪行袋を使っている人を多く見かけましたが、2013年4月から、 JR各社の輪行袋の車内持ち込みのルールが厳格化され

「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内」「長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。」

「解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車を、折りたたんで専用の袋に収納したもの」

とされ、サドルが出ている物は、収納された状態では無いという規定に。なので、駅員さんに見つかると乗車拒否される事があります。

ちなみに、プロンプトンなどの折り畳み自転車での、 カバーをかけた転がし輪行も禁止になっています。

なので、JRを乗り継いだりする場合は、両輪外す輪行の方が安全です。覚えてしまえば、簡単に出来るようになるので、どうせならマスターしましょう。

ちなみに、輪行袋で規定内で一番簡単と言われているのが、グランジの輪行袋。ハンドルとシートを地面につけて、自転車を逆さに、クイックレバーで、両輪を外したら、タイヤの収納袋に。フレームをひっくり返したまま、輪行袋に入れ、フレームの両サイドに、タイヤ収納袋を入れ、ジッパーをあげれば、収納完了。

モンベルの横と似ているけど、タイヤをベルトで固定する必要がありません。

ボトルケースに入るほどコンパクトじゃないけれど、リュックとかしょって、ポタリングする人だったら簡単でいいと思います。

レンタサイクル

③秩父で自転車借りて、レンタサイクル

さて、③のレンタサイクル派の方ですが、西武秩父駅前の「秩父観光情報館」でレンタルしています。

秩父広域観光レンタサイクル「サイクるっとちちぶ」というシステムで、西武秩父の他、芦ヶ久保、長瀞、皆野の駅前、小鹿野と、両神にも、サイクルステーションがあります。

ショートレンタ(2時間以内) 300円
ハーフデイレンタ(4時間以内) 500円
ワンデイレンタ(8時間以内) 1000円
乗捨料金 500円
超過料金(1時間) 500円

乗り捨てというのは、違うステーションに返す場合の超過料金です。貸出の際は写真付き身分証明書(免許証など)が必要です。

この西武秩父のサイクルステーションですが、今回紹介した池袋7時5分発の「快速急行」(三峰口行き)が、西武秩父着8時49分。池袋発7時30分の「ちちぶ5号」が、西武秩父8時52分着。

この秩父観光情報館が、9時オープンなので、2つの列車の観光客が殺到し、僕が見たときは、9時の時点で残り2台でした。なので、これ以降に到着の電車の場合、自転車が出払っている場合あり。という訳で、レンタサイクル派にも、この2本の電車がオススメな訳です。

ちなみに、改札出てからトイレに行きたくなった場合、秩父観光情報館にはトイレがないので、仲見世の真ん中にあるトイレを利用してください。

西武秩父

ちなみに帰りなんですが、土日のみ運行の池袋直通「急行」長瀞から来る電車と、三峰口から来る電車が、横瀬で連結。

長瀞から来る電車は、西武秩父には止まりませんので、秩父駅、15時43分と、16時44分。

西武秩父は、三峰口方面から来る15時51分と、16時51分の「急行」と、16時28分の「快速急行」

三峰口から来る「急行」は、西武秩父の一つ三峰口寄りの影森から、15時41分と、16時41分に乗ると、輪行場所が確保しやすい可能性大です。

特急のレッドアローは、1時間に1本出ていて、池袋行きの最終が21時25分。

西武秩父でも、自販機じゃなく、窓口で買うと、車両最後後尾のスペースが指定できます。

切符

指定席を取る時のコツを教えますね。
普通、車両の最後尾を指定し、座席の後ろのスペースに自転車を入れると思うのですが、西武秩父線は特殊で、飯能でスイッチバックするので、そこからの事を考えて、スタート地点の西武秩父からは、後ろ向きで走ります。つまり、本来の最後尾、号車によって席数が違いますが、12とか16とかを取ると、本来、最後尾のハズが、最先端!に自分の前に自転車を置き、膝で抱えるように座る必要に迫られます。輪行組で何人か、このパターンの人いましたね。実は、通は、1を指定します。

輪行

するとご覧の通り、座席の後ろに自転車を入れられます。この電車、飯能までは自転車側の方に進んで行くのです。飯能から池袋までは、スイッチバックして、左側に進んでいきます。なので、西武秩父駅から乗る場合は、「1」を取るのが正解です。

西武秩父駅前温泉、祭の湯の情報はこちら

Pocket
LINEで送る