映画『翔んで埼玉』

埼玉県民と、千葉県民と、池袋に繋がる沿線住民は、他の地区の人達よりも3倍笑える映画「翔んで埼玉」。もちろん西武池袋線の住民の僕は腹を抱えて笑いました。このエリアに住む人には特にオススメです。

史上最大の茶番劇と呼ばれ、埼玉を自虐でディスりながらも、自虐郷土愛を描く映画。なのでバカにされればされるほど、笑えます。

GACKTや二階堂ふみさんも、素晴らしいのですが、元AKB48の島崎遥香さんのコメディエンヌぶりがとても良かったです。塩対応のぱるるというキャラが抜けて、感情表現がめまぐるしく、とっても面白かったです。アイドル出身の女優さんって、なかなかアイドルイメージが抜けなくて伸び悩む事が多いのですが、今後、ぐんぐん伸びていく予感をさせました。

ところで、この映画では、荒川や江戸川に関所があり、埼玉や千葉県民は、通行手形が無いと東京へは入れないのですが、その設定って普段から自分が思っていた疑問に近かったので、あえてここで書いてみます。

「翔んで埼玉」風に半分ギャグのディスりなので、本気で読まないでください。

TVやインターネットなど地方の人も同じ物を見ているのに、なぜ、地方の人は情報や流行から遅れていくのかという疑問です。

かつて山梨出身のがんグロギャルタレントがうちの番組に出演してくれたときに放った台詞で「山梨への流行はチャリの速度でやってくる」と言ったことがあります。山梨でギャルが流行って、その格好で東京へ行ったら、東京にはもうギャルはいなかったという自虐エピソード。

同様に、流行はなかなか荒川とか江戸川を越えるのに、時間がかかると前々から思っていました。つい3〜4年前、川を渡ると急にガラケー率が高くなるとか。流行や話題の話が通じる率が低くなるとか。「これBUZZってるよね」と言っても、まず「BUZZる」が通じ無かったり。

同じTVやネットを見ているのに、何でなんだろう?と、ずーっと思っていました。

興味が無いと、見ても記憶に残らないとか、入ってこないとかなのでしょうか?流行のファッションとか実物が身近にいないから、実感がわかないのでしょうか?

この流行が川を越えるのに時間がかかる説を、ずーっと疑問に思っていたので、今回の映画で川に関所があるからという設定がしっくり来て、さらに笑えたのでした。

ちなみに僕はネットが無い時代に岩手に住んでいたので、流行が2〜3年遅れでやってくるという感じでした。

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