ピース(江古田)

ピース

カフェマニアにとってゴールデンエリアと言われる代々木八幡。
その中にある人気店「LIFE」の姉妹店が、学生街の江古田にあります。
江古田駅北口、日本大学芸術学部の斜め前にある「PEACE」。
正確には姉妹店というよりは、LIFEで修行をした人が独立して作ったカフェです。

江古田という土地柄もあるのですが、こちらは学生向けに少しカジュアルな設定です。
おしぼりを廃止したり、お水をセルフにする代わりに、
価格設定を下げ、学生でも気軽に入れる値段を維持しています。

…と言いつつ、昼になるとお店の前には子供用座席のついたママチャリがズラリ!
学生街の恩恵を一番受けているのはママさんたちだったりします。

店内

店内は江古田には珍しいセルフビルド。
自分たちで内装を作り上げた物です。
その手作り感が温かみとなっています。

何度か行っている人ならわかると思うのですが、
ちょこちょこと手が入り、常に変化を続けています。
二階の壁は、以前は木の素材そのままのナチュラルな内装だったのですが、
今はペンキが塗られ、米軍ハウスみたいな白い壁に。
兄貴分である、LIFEと似た内装になりつつあります。

ちなみに、偶然かもしれませんが、右から二番目の猫のポスターは、
高円寺で見つけた猫雑貨のお店「猫の額」でも売っていました。
そこで買い物した時、おまけで、これと全く同じポストカードもらったんですよ。

ワンプレート

ランチは、1プレートの、鶏もも肉の辛みソース和え。800円。
ランチを頼むと、ドリンクは100円から。
確かオレンジジュースとか烏龍茶は100円だったハズ。
珈琲は130円だったか、180円だったか…すいませんうろ覚えです。

ランチは、何種類かある中から選べ、
パスタとかパンとシチューみたいなセットもありますので、お好きな物を!

さて、この日もカフェめぐり恒例のガールズトークが飛び込んで来ました。
現在は、彼氏がいないという女子2人。
その2人ともが、最近元彼と遊び始めたというので、互いの様子を探っていました。

<状況>
●2人とも、今は特に好きな人もいない(たぶん1年ぐらい)
●2人とも、ひょんなきっかけから元彼と会った。
●じゃあお茶でも…的な感じから、何となく会うように。
●恋愛感情までは行っていない
(本人同士はそう主張しているが、
 相手に対しては「好きなんじゃないの?」「そっちこそ」的ツッコミ)

というような、会話があったのち2人が納得した結論!
「恋愛からませないと、元彼って安心なんだよね。自分の事良く知ってるから」

お断りしておきますが、聞き耳を立てていた訳ではありません。
2人が互いの様子を探るうちに、声が大きくなって丸聞こえになっただけですから!

■PEACE(ピース)
■東京都練馬区小竹町1-57-2
■営業
11:30~16:30(ランチ)
17:30~23:45(ディナー)
■定休日:なし
場所はこのへん

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ぶな(江古田)

ぶな

喫茶店には、ゆっくりとした時間が流れている。
…というイメージは刷り込みでしょうか?
映画でもドラマでもマンガでも、出てくるのは、
だいたいマスターがヒマそうにしているお店。
そしてお客もヒマそうにしています。
忙しい喫茶店が出てきたという記憶にありません。
(見逃してるだけか?)
だから、1杯のコーヒーで、のんびりとした時間を過ごす場所、
いつしか、そんな勝手なイメージを作り上げていたりします。

でも、本来どの業種でも回転率を高めなければ、商売としては厳しいのは同じ。
日本一お客さんの多いスタバの渋谷TUTAYA店などは、
レジ前に渋滞を作らないように、このお店だけトール1サイズに絞って、
回転数をあげています。

そんな事まで知っているのに、なぜか喫茶店に来ると、許してくれそうな気分になって、
ついついまったりしてしまいます。
そう勘違いしたくなるやさしい空気に満ちているのです。

地元江古田にある喫茶店「ぶな」もそんなお店の一つ。
行くと長居をしたくなる雰囲気につつまれたお店なのです。

マンデリン

カランコロンというドアのベルの代わりに、
マスターが少し高めの声でいう「いらっしゃいませ〜」が、
新たなお客さんがやってきた合図。

その声に迎えられ、店内の好きな場所に腰を下ろした時から、
次第に体内時計の針の動きが、少しずつスピードを緩めていきます。

お願いしたのは、ストレートのマンデリン。500円。
注文すると、カウンターの後ろ一面に並ぶカップの中から、どれがいいか聞かれます。
カップを選べるシステムなのです。
選んだのは伊万里。

淹れて貰っている間に、店内の音に耳を傾けると、静かに流れるクラシック。
フルートの音が、体にかかっている余計な力を徐々に抜いてくれます。

静かなお店って、瞑想というか妄想というか、自分の世界に入れるので、
何か構想を練るときに来るといいかもですね。

そして、一杯のコーヒーを頂きながら、さらに自分の世界へ。

コーヒーゼリー

コーヒー一杯で粘って恐縮なのに、こちらのお店ではコーヒーゼリーのおまけまでつきます。
奥様の手作り。

仲むつまじいご夫婦で、そのご夫婦だから、こんな空気になるんでしょうね。
何かリセットしたい時、フラットになりたい時に、ここに来たくなります。

ん?ここに足が向いたという事は、ちょっと精神的に疲れているのかな?
本能?

■ぶな
■練馬区栄町36-1 地下1階
■営業:11:00~20:00
■定休日:なし
場所はこのへん

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