自転車カフェ・カーネネーロ(水天宮前)

日本橋

旅の始まりは日本橋って感じがします。
西へと向かう新幹線は東京発で、北へ向かう列車は上野発。
遠くへ向かう自転車旅は、昔の旅人同様に、
日本橋から出発するのが、正しい儀式のような気がしたのです。

ツールド千葉に出るために、練習用として借りたカーボンロードバイクを返すため、
千葉までツーリングに出かける事にしました。

日本橋は、東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道という
五街道の起点となっていますが、特に千葉方面の起点ではありません。
でも、気分は旅人な訳ですよ。
日本橋から、旅立とうではありませんか。

水上バス

橋のたもとで、チラシを配っている人達がいたのですが、東京湾水辺ラインのお知らせ。
実は9月から、日曜日と祝日に限り、
日本橋から浅草行きの水上バスの運行が始まったのですが、
まだあまり知られていないらしく、行き交う人達にアピールしていたのです。

今度乗ってみたいなあ。
ちなみに東京湾水辺ラインの公式サイトによると、
自転車は専用ケースに収納、つまり輪行なら可能とありました。

麒麟

橋の欄干には、ハリーポッターにでも出てきそうなドラゴンの像があるのですが、
正式には、麒麟。
麒麟ビールの麒麟と同じ、架空の動物です。

東野圭吾さんの小説に「麒麟の翼」というのがあります。
何者かに刺された男性が8分間も歩き回ったうえに、
日本橋の、この麒麟の像の前で力尽きた…。
なぜ、助けも求めず、どこへ向かおうとしていたのか…。
というお話。
阿部寛さんの加賀恭一郎シリーズとして、
2012年の1月に映画「麒麟の翼」も公開されます。

阿部寛さんと言えば、同じく東野圭吾作品で、
人形町や水天宮を舞台とした新参者も人気ですが、
ここから歩いても行けるので、
ファンの方はぜひ2作品セットでロケ地めぐりしてみてはいかがでしょう?

ちなみに、ドラマ新参者で、黒木メイサさんが働いていた「黒茶屋」は、
小伝馬町の「cafe 紅(もみ)」がロケ地です。

カーネネーロ

さて、千葉に向かう前に水天宮近くで、腹ごしらえ。
自転車カフェの「カーネネーロ」に向かいました。
このようにお店の前には、ロードバイク用のラックもあります。

帰る時には、ピナレロとかコルナゴとかも、置かれてました。
ホントみんないい自転車乗ってるなあ。

店内

店内には、サイクルジャージや自転車の雑誌やマンガ、
大型モニターでは、ロードレースが上映されていて自転車好きにはたまらない環境。

カッテージチーズカレー

頂いたのは、カッテージチーズカレー900円。
チーズカレーだけに、超マイルド。
ドリンクは、アイスコーヒーとかが200円でつけられたのだけど、
あえて別料金のカフェラテ480円を注文!

カフェラテ

だってさー!コレよコレ!
まさにチャリカフェでしょ!

ちなみにお気づきの方もいるかと思いますが、
このブログのPC表示、右上のコーヒーカップも、コレに変更しました。
ツイッターのアイコンもコレに。

やったー!念願かなった−!
わざわざ寄って、良かったよー!

■自転車カフェ・カーネネーロ(CAFE cane nero)
■営業:
11:30~15:00(火〜金)
11:30~17:00(日)
■定休日:土・月
場所はこのへん
お店のサイト

隅田川

さて、腹ごしらえも済んだ所で旅立とう!
千葉へ向かうには、沢山の川と橋を渡らなければならないのですが、
まずは隅田川を越えていきます。

スカイツリー

都営新宿線・菊川付近の菊川橋からは、スカイツリーも見えました。

荒川

さらに新大橋通りを東へと向かい、荒川を渡ります。

船堀タワー

スカイツリーの話題に隠れ、ひっそりと佇む、船堀タワーを発見!
可哀相なので、こちらもパチリ!
一応、高さは115mです。

国道14号線

江戸川を越えたら、国道14号線へ出て、さらに東へ。
船橋を越えていくと、幕張メッセまであと4㎞の標識が!
ここまで来たら、あと一息!

セオサイクル

そして、西千葉にあるセオサイクルに到着!
トラブルもなく、無事にお借りしたロードバイクを返す事が出来ました。
真ん中のヤツが、今日、乗ってきた自転車。

練馬から西千葉まで、約50キロ。
いつの間にか距離が伸びたツールド千葉は、全長142キロ。
ここからあと92キロ走らなきゃならないのですよ。
トホホ…。

いよいよ一週間後の、10月9日、日曜日。
ああ、完走したいなあ。
コース、コレよ!凄くない?

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cafe紅(小伝馬町)

人形町

吉原炎上という映画があるけど、あれは現在の吉原ではなく、
この人形町界隈に、吉原があった頃のお話です。
江戸時代の初期は、遊郭の町でした。
それが、あの吉原炎上の大火によって浅草に移転する事に。

では、人形町の由来は何かというと…。
この付近は、歌舞伎小屋の中村座と市村座という芝居小屋があり、
お芝居の町でもありました。
そのため、人形浄瑠璃などの小屋もあり、人形作りや修理などにあたる
人形師が多く住んでいて、人形町という呼び名に。

弁慶

町には、歌舞伎小屋があった事を表す、弁慶の像も。

玉ひで

人形町グルメといえば、元祖親子丼のお店「玉ひで」が有名ですが…。

重盛

人形町といえば、やはり人形焼き。
七福神をかたどった物が売られていますが、なぜか6個入り。
七人目の神様は、お客様という事なんだそうです。
重盛永信堂の前には、つねに人形焼きを求めるお客さんの姿がありました。

伝統というイメージのお菓子ですが、
店員さんが、ギャルっぽい可愛らしいコが多いのが意外でした。

ところで、今回、この人形町にやってきたかというと、
写真の右端にもポスターが映っているのですが、
東野圭吾原作の「新参者」のドラマの舞台になっていたからです。
阿部ちゃん主演の、あのドラマが大好きで、毎週、楽しみにしていました。

水天宮

ドラマのキーワードの一つともなっていたのが、安産。
原田美枝子さん演じる三井峯子が、殺される前に願っていたのが、
息子の彼女の安産でした。

水天宮

そのために、原田美枝子さんは密かに安産祈願の水天宮にお参り。

実際に、子授け(子宝)、安産の祈願に訪れる人も多く、
妊婦さんの姿も多く見られました。

子宝いぬ

こちらが、頭をなでる事で安産祈願になるという子宝犬。
せっかく訪れたので、安産祈願をしたいと思ったのですが、
近い所で妊婦さんがいないので、「どなたかが無事安産になりますように」と祈願。

日本橋ゆうま

ドラマでは「ほおづき屋」として登場するのが、「日本橋ゆうま」。
工芸品や手作りの物などを売っているお店。
こちらも、ドラマの中では重要なキーワードとなったある物を売っています。

犬のおきもの

日本橋 ゆうまオリジナルの手作り品『幸せを呼ぶお手犬』。

黒木メイサさん演じる青山亜美が、タウン誌で開運グッズとして取り上げ、
それを見た原田美枝子さんが購入するというもの。

ドラマの影響で、今や1ヶ月以上待ちという人気の商品だそうですが、
サンプルがお店に飾ってありました。

草加屋

そのすぐ近くにあるのが、煎餅屋さんの「草加屋」。
ドラマでは「あまから」
杏さんが、市原悦子さんの孫を演じていた煎餅屋さんです。

せんべい

ドラマでは手焼きせんべいの「あまから」が売り切れで、
阿部ちゃんが代わりに買った、こわれ煎餅の「久助」も売っていました。

浜町公園

こちらは、原田芳雄さんが犬の散歩をしていた公園、浜町公園。

土手

その浜町公園の裏手にまわると、隅田川が流れています。
今回ももちろん自転車で行っています…という事で証拠カットを。

隅田川テラス

土手の下には隅田川テラスという遊歩道が造られていて
河の近くまで降りる事も出来ます。
自転車は禁止ですが。
ドラマ的には、第一話の終わりで、阿部ちゃん、香川照之さん、溝端淳平くんが、
仲良く煎餅を食べていた場所です。

ちなみに後ろに見えるのは、ドラマ、ロングバケーションのロケ地でもある新大橋。

cafe紅

さて、今回行きたかったのは、こちら。
黒木メイサさん演じる青山亜美がバイトしていたカフェです。
ドラマでは「黒茶屋」という名前でしたが、
本当の名前は「cafe 紅」。
紅と書いて「もみ」と読みます。

ドラマでは人形町の路地を曲がると…という設定でしたが、
探してみると、実際には小伝馬町にありました。
日比谷線では人形町の隣の駅で、自転車だとすぐ。
まあ、歩けない距離でもありません。

路地

正面は、お菓子などを売っているお店で、
cafeへは、お店脇の細い路地を入っていきます。
どちらもやっている人は同じですけどね。

入り口

こちらが、cafeの入り口。
一軒家を改装しているだけあって、和の佇まいです。

張り紙

入り口には、小学生未満のお子さんお断りの張り紙。
最近、未就学児童お断りのお店、増えていますね。
子供には罪はないのだけど、騒いだりぐずったりしても注意しない親も多いようです。
実際に何度かそういう光景に出くわした事もありますが。
のんびり、ゆったり過ごして欲しいという事で、
こういう風にせざるを得ないのでしょう。

中庭

カフェは靴を脱いであがるタイプ。
畳敷きの和室がメインで、一人用の席は中庭の方を向いて配置されています。
隠れた場所ですが、ソファー席もありました。

和風キーマカレー

本日の御飯、「ほうれん草と豆腐入りmomi風キーマカレー」は、
単品だと800円ですが、味噌汁や小鉢のつくセット、1000円にしました。
和のお店にピッタリの、カレーも優しい味。
和のカレーといえば、お蕎麦屋さんのカレーが代表的ですが、
こうした和のキーマカレーというのもいいですね。

桃の冷たいおしるこ

セットだとデザートは2種類のうちから1つ選べるのですが、
選んだのは「桃の冷たいおしるこ」。
白あんで作られたあんみつのような感じ。
甘すぎず、暑い夏に爽やかなお味。

ちなみに、ドラマで阿部ちゃんが食べた
キャラメルみたらしパフェ(700円)は、午後2時からの注文となっています。

■cafe紅(もみ)
■東京都中央区日本橋小伝馬町8-5
■営業:
11:30~20:00(火〜金)
12:00~18:00(土)
■定休日:日、祝、月
場所はこのへん

江古田〜人形町を電車の路線検索で調べると、
乗り換え時間なども含め所要時間は約40分。
実は、自転車での時間も約40分。
もちろんママチャリとクロスやロードの違いはありますが、
自転車は遠出というより、普通のお出かけという感覚になってきました。

サイクルジャージを身にまとったバリバリの自転車スタイルというより、
速乾性のポロシャツで…という感じの、ゆるいお散歩スタイル。
カフェにサイクルジャージっていうのもね、浮いちゃいますもんね。

そんな風に、自転車をママチャリからグレードアップすると、
23区が普通に行動範囲となるという事がお伝え出来ればと思っています。

自転車で23区カフェ制覇の旅…ただ今、17/23区。

地図

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