なんてんカフェ(要町)

なんてんカフェ

池袋の西口からまっすぐと続く要町通り。
その要町の交差点から、一本裏手に入った所にあるのが古民家カフェの「なんてんカフェ」。
一軒家を改装したお店です。

玄関

古い風合いは残しつつも、よく見ると新しさも。

ギャラリー

もともとは古民家の改装が得意な建築事務所だったのですが、
現在、事務所は2階に移動。
自分たちが作った空間をモデルハウス風に体験してもらおうと、1階をカフェに改装しました。

実は、以前、訪れた事のある東長崎の古民家カフェ「樹の房」も、こちらの作品だとか。
お店においてある雑誌などに付箋が貼られていて、そこがこの会社の作品だそうです。

メニュー

こちらは、入り口にある受付のようなカウンターで、注文してから店内に入るスタイル。
セルフではないので、注文するだけでOKです。
会計は、帰りの時です。

四角い透明のケースには、こちらで頂けるお菓子がディスプレイーされているのですが、
これは付近のお菓子屋さんの物。
街の活性化というのも考えたもので、付近で人気のお菓子の紹介もかねています。
ケースには、お菓子屋さんで売られている定価が書かれているのですが、
こちらでお菓子を頂く際は、チャージ300円がかかります。
とはいえ元が100円台なので、普通にカフェで頂くお値段と同じと考えていいと思います。

座敷

外は普通の民家のようでしたが、お座敷は、どこかの高級料亭のような雰囲気。
古民家がこんな雰囲気になるのを見ると、がぜん古民家に住みたくなりますね。

バナナブレッド

頂いたのは、極上ほうじ茶400円と、バナナブレッド180円。
それにフードチャージ300円がかかるので、全部で880円。

バナナブレッドは、要町と椎名町の中間にあるケーキ屋さんラベスのもの。

小麦粉に対して2倍以上のバナナを使っいて、砂糖不使用で焼き上げてあるそうです。
甘みはバナナの甘みだけなので控えめ。
クルミが入っていて、それを噛んだ時に独特の濃厚な風味が広がります。
シナモンの香りもアクセントに。

京都だとか川越や佐原などの小江戸といわれる所は、街全体の景観を考えていますが、
そこまで大げさでないにしろ、各商店街でも、この古民家カフェの取り組みはヒントになるのでは?
…と思いました。

古くからの商店街って、どこか同じ雰囲気を持ったお店が並び、景観を作っているのですが、
立て替える時に、一軒だけ建て売り住宅風になって浮いてしまっているケースも見られます。
古いのが全てって訳じゃないんですけど、こういうリノベーションという手法もあって、
さらに、新築には出来ない高級感を出すことも出来る。
しかも、逆に今風で若い人に人気出そう。
選択は自由ですが…こういう方法もあるって事は、知っておいても損はなんじゃないでしょうか?

■なんてんcafe
■東京都豊島区要町1-10-7
■営業:14:00~19:00
■定休日:水曜
場所はこのへん
お店のサイト

Pocket
LINEで送る

嫌われ松子の一生

同じく中島哲也監督の「下妻物語」。
素晴らしいし、画期的な映画なのだけど、個人的にどうも好きになれずにいました。
しかし皆が口を揃えて名作というので、その事は心の中にしまい、
以降、中島哲也監督の作品は、封印してしまっていたのです。

しかし、仕事上どうしても「告白」を観なければならず、
観たら、シンプルになっている分、
スーパースローなどの技法も効果的に思えました。
リアルさと、デフォルメとグロのギャップの使い方が非常に良かったのです。

あれれ?と思っていたら、友人から
「自分も下妻は苦手だったけど、嫌われ松子は面白かったよ」と言われ、
封印を解き、松子も観てみる事に。

前半戦は「あれ?下妻テイスト?」と思ったけれど、
ミュージカル調やミュージックビデオ調になってからが、面白い!
どんどんのめり込んで行きました。

余談ですが、松子がソープ嬢になってからのシーン、
男女の営みをダンスビデオみたいに表現している所で、
とある光景を思い出しました。

その昔、鬼怒川の秘宝館に行った時に、
一番最初のコーナーにあったのが、SEXのダンスビデオでした。
男女がモジモジ君のような全身タイツで現れて踊り、
リズムのキメの部分で、器械体操のような組ワザで、体位を表現するという物。
単なる温泉場のエロアトラクションなんですが、
このアイディアすげーなと思った記憶があります。
それを芸術に昇華されると、嫌われ松子のようになる訳ですね。

まさか中島監督、秘宝館行ってないよね。

ところで、これを自転車映画として取り上げた訳ですが、
土手を走る自転車が、走り去る、駆け寄る事で、感情のUP DOWNが表現されてました。
同じ構図という所がミソですね。
こういう所は、中島監督は上手い。

自転車乗りにはおなじみの、荒川の風景も、
色調の変化で色んな場所に見えてきます。

と、苦手だったハズの中島作品がどんどん好きになり、
ビビットな色合いも苦手から好きに変化。

ただ、ハッピーエンドではなのでそういうのがお好きな方は覚悟のうえで。

と同時に、急にトイカメラが欲しくなりました。
あのビビッドな色合いをこのブログにも取り込んでみたいなと。
友人にその話をしたら、トイカメラを貸してくれる事になり、
知人のブログ写真の色合いがいいので問い合わせたら、
それを映したiphoneアプリを教えてもらいました。

よーし、色々試してみよーっと。

Pocket
LINEで送る