カフェ クーポラ(目白)

夏も終わりだな…という感じですが、毎年僕は、夏の終わりに目白のクーポラに桃のパフェを食べに来ています。

このブログを振り返ると、少なくとも5年連続、2017年からた食べ続けているのです。
■2017年
■2018年
■2019年
■2020年
■2021年

今年はすでに、桃のパフェの第一弾「バラ香る桃のパフェ」を頂いているのですが、第二弾が出ているので、それを頂きに来ました。

こちらの桃のパフェって9月の頭で終わるのですが、ちょうどその頃、この界隈ではお祭りが行われていて、お囃子の音が流れていたりするし、自転車での帰り道、椎名町の長崎神社でもお祭りをしていたりするので、「9月の頭+桃のパフェ+お祭り=夏の終わり」という方程式が、視覚、味覚、聴覚という5感中3感を使って刷り込まれて来ました。

なので桃というと初夏というより夏の終わりというイメージが強いです。

今年の桃のパフェ第2弾「バーベナ香るもものパフェ」。

「バーベナ」またわからない言葉に出くわしました。

バーベナはクマツヅラ科クマツヅラ属の総称。約250種の一年草および多年草を含む。ビジョザクラとも言われる。

んー、ピンと来ない。

レモンバーベナはレモンの香りに似たさわやかな香りがするハーブ。フランスでは「ベルベーヌ」の名前で親しまれ、食後に飲むハーブティーとして有名。

有名なのか…勉強不足で知らなかった。

パフェの上にちょこんと載った葉っぱ「バーベナ」をつまみ、まずは香りを楽しみます。爽やかなフルーツのような香り。ちなみ葉っぱは食べられません。

甘味のある桃にグラストップの周囲を囲まれているのですが、センターに陣取るレモンバーベナのジェラートの酸味が程よく、甘味と酸味を交互に味わいながら、飽きさせない構成。さらにレモンバーベナのジェラートの下にレモンシャンティというホイップクリームを配置し、レモンの味をバトンタッチしながら、温度差をつけるというニクい技。そしてフィアンティーヌで食感にアクセント。

こちらのクーポラで教わった様々な技を、グラスのトップ部分で堪能します。

この文章を書いている今の気分は、オリンピックのスケートボードの実況をした倉田大誠アナ。倉田アナは当初スケートボードの技がわからずに、フィンガーボードというミニチュアサイズのスケートボードをつまんで回転させながら、半回転で「ワンエイティ(180)」1回転で「スリーシクスティ(360)」、1回転半で「ファイブフォーティ(540)」のように、叫びながら覚えたそうです。

「甘味と酸味の交差!」「レモンつながりの温度差!」「フィアンティーヌで食感を変えてきたーー!」と実況しながら、瀬尻さんのように「パッリパリですね」と一人で脳内実況解説。

スケボーっぽいなと思ったんだけど、よくよく考えると「料理の鉄人」とかで、この料理実況スタイルは出来上がっていたのか…。なるほど。

その後も、ソフトな甘味の、もものパンナコッタや違うタイプの酸味のルビーグレープフルーツソルベと、色んなタイプの技が次々と繰り広げられていき、最後は白ワインを使ったもものコンポートでフィニッシュ!というゴン攻めの一品でした。

○○才、真夏の味覚の大冒険!

終わり!

■CAFE CUPOLA mejiro
■東京都新宿区下落合3-21-7 目白通りCHビル1F
■営業:
8:30~20:30(火水木土)
14:00~20:30(金)
8:00~18:00(日)
■定休日:毎週月曜
場所はこのへん
オフィシャルサイト

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田中屋(東長崎)

9月に入りました。しかし、こちらは8月中に滑り込んだので夏と言えばシリーズです。

東長崎に抜ける時にいつも気になっていたお蕎麦屋さん田中屋。こちらを検索してみたら「スパイシーカレーせいろ」なる物があるらしいのです。その人のレポによると、メニューを見て気になっていたのだけど、安パイで鴨せいろを食べてしまった的な記述が。

スパイシーカレーせいろ、ちょっと気になる。

↑この夏、駅そばの「そばいち」で、「グリーンカレーつけ蕎麦」なる冒険メニューが出て、立ち食い蕎麦マニアの間で話題になったのですが、結局、最後にご飯を投入してグリーンカレーとして食べるのが旨い!という結論になったりして、駅そばとエスニックカレーという意外すぎる組み合わせに、蕎麦好きたちがザワザワしました。

それに続く胸騒ぎな「スパイシーカレーせいろ」というワード。メニューには「カレー南蛮せいろ」も並んでいます。こちらは和風だしを使った皆さんも想像出来るお蕎麦屋さんのカレーだと思うのですが、あえてそれとは別メニューを作るなんて。

インドのカレーがイギリス経由で日本に入って、いわゆる日本の「カレーライス」になって、色々発展して「カツカレー」が誕生。それが今、イギリスに逆輸入されカツカレーブームを巻き起こしています。さらにインドにはCoCo壱番屋が上陸して、本場で日本風カレーもブームに。と、和風カレーが勢力を伸ばす中、和風カレー陣営であるハズのお蕎麦屋さんから、まさかのスパイシー側に寝返るメニューが出るとは。

スパイシーカレーせいろは、880円。

せいろは冷水でしめた、もり蕎麦状態なんですが、スパイシーカレーのつけ汁が、めっちゃあっつ熱。この辺から脳内のお蕎麦常識が崩されていきます。しかもスパイシーと歌っている割には、和風のとろみの方は残っていて、冷たい蕎麦に、めちゃめちゃ熱々のカレーが絡みついて、冷たいんだか熱いんだか脳内パニック。

こういう未知の味に挑戦してみるのも刺激的で楽しい。体験もスパイシーなのかも。でも、こうなるとオーソドックであろう、「カレー南蛮せいろ」も食べてみたくなりますなあ。

■田中屋
■東京都豊島区長崎6-10-13 田中屋ビル 1F
■11:30~22:30(
■定休日:日曜
場所はこのへん

さて、田中屋の道路を挟んだ向かいにはガランとした空き地が。

実はここ、補助第172号線という、現在、用地買収の進められている道路の東長崎側の出口で、緑フェンスの向こう側で、家などが着々と用地買収されています。

このように買収の終わった土地は緑のフェンスで囲まれて、陣取りゲームみたいな様相。マンションなんかでも、残り2軒を残して、窓からはカーテンが外され空室状態、完全退室カウントダウンになっている建物も。

こちらは、現在の道に対し斜めに切られた、将来の新たな道の角度、そこに合わせて新しいお店もオープンしていました。

さらに東長崎駅寄りになると、買収された土地に暫定の歩行者用の通路も出来ていました。

東長崎の東急ストアの脇も、こんな感じでかなり土地買収が完了し、補助第172号線の工事へ向けた準備が着々と進んでいます。

ちなみに、こちらが山の手通り側の工事状況で、正面の家々が壊され、そちらに向かって伸びる道が、東長崎を突っ切り「スパイシーカレーせいろ」の田中屋さんの目の前まで繋がる計画です。

都市計画マニアの夏休みの自由研究「補助第172号線」の成長日記。途中経過編でした。

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