東長崎と江古田の中間に新しいカフェが出来ていました。
千早高校がある千川駅へと向かう道。その東長崎寄りです。
場所は、カフェストークの近く。
お店はカフェというよりも、洋食屋さんという雰囲気。
でも店内には、フェンダーのテレキャスターや、
ダブルネックのギターなども飾られていました。
音楽関係の人がやっているのかな?と思ったら、
KACTUSというバンドのメンバーがオーナーらしいです。
柳ジョージ、杉山清貴、コブクロ、19などのサポートメンバーで作ったバンド。
写真に写るKactus Kafeというのが、こちらのモデルらしい。
Kactusというのはサボテンという意味だけど、
そのサボテンが想像させるように、この辺はカフェ砂漠というか荒野。
カフェどころか飲食店も少ない地帯。
なので、この付近にあるお店は、
お昼時には近所の会社員がおしよせて一気に満席となるのですが、
かつてフレンチっぽいお店に入った時、
いっせいにタバコを吸うので、
喫煙所で飯を食べているような気分になり、かなり残念でした。
なので、今回も、団体で入ってきた時にビクリとしましたが、
喫煙所は外で、分煙されていたので一安心。
僕がチョイスしたのは、この日のランチ、ポークジンジャー。650円。
このお値段でガッツリ食べられるのが、嬉しいですね。
■Kactus Kafe
■東京都豊島区長崎5-19-10
■営業:7:30〜16:00
■定休日:日曜
■場所はこのへん
■お店のサイト
このお店のある通りは、中野通りの延長線上にありますが、
歩道橋の文字を見たら「千川通り」と書かれています。
千川通りは、東長崎のジョナサンの所で終わるんじゃなく、
こっちに直角に折れて来るのか…。
そうだ、元々千川上水にフタをして、暗渠化したのが千川通りだもんな。
…という事は、この下に千川上水が流れているのか?
ここも暗渠なんだ。
という訳で、千川上水のなごりを探してみる事にしました。
千早高校の前に、キャッチボール場があるのだけど、
突如として道の脇に出来るこのスペースが怪しい。
という訳でそちらに進んでみると、やはりありました!
千川親水公園です。
こういう暗渠めぐりって、
水の気配を探して歩き、そしてヒントを見つける。
そしてまた先へ進む。
ドラクエとかのロールプレイングゲームみたいな感じで、
なんだか面白いんですよね。
親水公園の水は、震災以降節電の為止められています。
なので、ここも砂漠化状態。
千川の水の気配がどんどん消されています。
公園の一角には、千川上水の説明がかかれた看板があり、
その下には、どなたが撮った、かつてここが川だった時の写真が貼られていました。
要町通りと、この千川通りがぶつかる要町三丁目の交差点。
そう、あの豪華モーニングの喫茶店「ひじり湖」がある角です。
そのビルと、ファミレスの間の細い路地が、千川上水のルート。
ここに出てきます。
そして千川駅。
ここで千川通りと、千川駅が同じ「千川上水」由来である事がつなりました。
なんかすっきり。
さらに、要町三丁目の交差点を渡って、大山方面へ。
ふたたび水の気配を探すと、通りの裏手が細い道になっていて、
空いているスペースが駐輪場になっていました。
この幅の細い家の裏の道が怪しいな。
そのまま進むと、板橋高校と、旧千川小学校の間の並木道へ。
ここはなんだか江古田付近の千川通りの雰囲気ににています。
たぶん、ここだな。
そのまままっすぐ行くと、「板橋交通公園」の案内が。
へー、こんな公園あったんだあ。
公園内が教習所のようになっていて、
きっと子供達に交通ルールを教えるのに使うんでしょうね。
都電などもありました。
その公園の一角に千川上水の案内が書かれた看板が。
よし!オレの推理したルートあってるぞ!
また一つ、チェックポイントをクリアした!
♪チャチャチャ〜チャーチャン
『チャリカフェのレベルが1あがった』
そのまままっすぐ進むと水道タンクの通りと合流。
これは合流後に撮った写真。
左が僕が走ってきた道。
右が水道タンクへと向かう道です。
思いつきで始めた千川上水の足跡をたどる暗渠サイクリング。
まだまだ長そうなので、一旦ここで終了し、
後で、じっくりたどってみる事にしました。
帰りは水道タンク側の道を。
ここって厳重にバリケードのようなフェンスが張り巡らされているので、
立ち入り禁止的イメージだったのですが…。
その脇に、大谷口公園の門が。
え?ここ行けるんだ。
裏に回るとこんな感じ。
あの一段高くなっている所が公園のようです。
上にあがるとこんな感じ。
あまり知られていない穴場らしく、
この写真の左側の写っていない部分にあるベンチで、
制服を着た高校生カップルがキスをしていました。
僕があがって行ったとたんに、パっと離れた。
ゴメン、水さしちゃって…。
覗くつもりで来た訳じゃないんだよ。
ただ、水の気配さがしてここにたどり着いただけなんだ。
すぐに帰るので、続きをどうぞ。
さて、この記事を書くにあたり、
千川通りの事を調べていたら、なんかこんな歌をみつけた。
LUNKHEAD「千川通りは夕風だった」
日も暮れかけて 自転車に乗って独りきり
当てもないままぶらぶらするのも悪くないな
たまにはこんな日でも悪くないな夕風に街の色はそっと夜に染まっていく
僕はなんだか寂しくなってまた自転車のスピートを上げる時々僕はとてもくだらない事で悩んで、
一人ぼっちでどうしていいかわからずに途方にくれる
たまにはそんな日でも悪くないな街灯がともった公園でブランコ泣いている
僕はなんだか寂しくなってまた自転車のスピートを上げる夕風に街の色はそっと夜に染まっていく
ひとりきり僕の心をセンチメンタルに連れて行く
千川通りは家路を急ぐ人で溢れている
僕はなんだか寂しくなってまた自転車のスピードをあげる
この記事の雰囲気のぴったりの歌詞だね。