月の風(中村橋)

月の風

練馬栗美術館に行ったとき、隣のビルの2階に、なにやらカウンターが。
飲食店があるではないですか。
看板には、カフェレストラン「月の風」とありました。

ビルは練馬区の健康促進の為のサンライフ練馬。
安く使える簡易的なジムなどがありました。
フットサルなど使える体育館も。

敷地内

2階からは、このような眺め。
敷地内に緑が多いので、眺めも悪くない。
公共の施設っぽいのに、アルコールなどもあり。
意外ですねえ。

練馬区立美術館のロビーの喫茶が無くなっていたので、
あしたのジョー、の時代店を観た後に、こちらで一休み。

かき氷

もう、秋って感じなんですが、ギリでかき氷をやってきました。
「かき氷終わりました」とか「冷やし中華終わりました」っていつ?
9月に入ったけど、他もまだやってますかね?

生イチゴは、500円。
今年の夏はふわふわのかき氷が流行しましたが、
こちらは、屋台風のジャリジャリ系。
でも、イチゴジャムは濃厚で、
上にかかっているだけじゃなく、下にも潜んでいました。
これでワンコインならいいのでは?

次に美術館に来るときは、ランチでもしてみるか?

■月の風
■東京都練馬区貫井1丁目36-18-2F
■営業:
11:00~21:00(平日)
11:00~20:00(日)
■定休日:月曜
場所はこのへん

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あしたのジョー、の時代展(練馬区立美術館)

あしたのジョー

練馬区立美術館で行われている「あしたのジョー、の時代展」を観に行きました。

ところで、最近、いろんな美術館や公演の前に、
ipadを持ってアプリのお知らせをしている、
新興宗教的な人をよく見かけるのですが、コレ、新しい流れ?
こちらでも美術館の敷地入り口の外にいました。

練馬区立美術館

さてこの展覧会、9月21日(日曜)までなのですが、
ちょっといろんな人にお勧めしたくなるものでした。

■1 漫画好きの方にオススメ

1章「あしたのジョー、の世界」で、100点以上の及ぶ原画が展示されているのですが、
これがホントにイイ!
縮小されたコミックサイズや、プリントされた物ではわからない、
ペンの肉筆のタッチやインクの乗りというのが実感出来て、
凄い迫力を感じながら、一気に「あしたのジョー」の世界に引き込まれます。

ジョーに興味無くても、コミュケとかに出品する作品書いている方とかも、
「ちばてつや」さんの原画、見ておいて損はないと思います。

■2 リアルタイムで夢中になっていた人にお勧め

2章「あしたのジョー、の時代」では、当時の時代背景を紹介。
当時流行のしたCM映像や、流行歌のジャケット、
当時の風俗を映し出している写真家の作品。

ジョーという作品が脳裏に甦るだけでなく、そのバックグラウンドも
点と点が繋がって非常になつかしい気持ちが甦って来ると思います。

■3 格差社会とか呼ばれる中で、負け組から這い上がろうとしている人

こういう昔一斉を風靡した作品では、
当時リアルタイムで生きていた2に該当する人達が、
「オレ達の時代は!」「それに引き替え今の若者は」と言いたがりますが、
はっきり言って、そんなの無視していいです。

これを観て、自分がどう思うか?
違う時代を生きる自分が共感する所と違う所は、どこか?
違う所も否定して終わりじゃなく、自分ならこうしたいと思う事が出来るのか。

昔をなぞるんじゃなく、今を考える為のヒント的な見方が出来ると思います。

僕は、どちらかというと3の視点で見ていました。

僕の所属するラジオという業界も斜陽産業ですから、負け組の部類です。
昔は良かったって、ノスタルジックな2の視点で語りたがる人多いのですが、
そんな事言ったって、何の解決策も生まれません。
時代から取り残されつつある中で、どう爪痕を残すかが大事。
だから、昔、熱狂した物を見たり聞いたりして、
それをどう現代風に変換したらいいのか、考える事が多いです。

ちばてつやさんは、この「あしたのジョー」を原作にないシーンからスタートさせました。
東京タワーや高層ビルのある近代的な街並みの空撮が、右1ページ。
それとは対比的に、矢吹丈が迷い込む山谷のドヤ街で、左1ページ。
ちなみに、ドヤとは宿の逆さ言葉です。

これって、六本木ヒルズや湾岸タワーマンションがあって、
それとは対照的に、ブラック企業に搾取されている人達の生活を並べたら、
このオープニングと同じ構図になるんじゃないか?
そう思いながら、自分の脳内変換がはじまりました。

じゃあ、この時代のジョーのような不良の代わりに、現代風の不良を出せばいいのか?
確かに「クローズ」みたいな作品も人気を呼ぶ一方で、
現代じゃ、尾崎豊の「卒業」みたいな名曲でさえ、
ヤンキーの自己正当化ソングとして、否定される風潮もあります。
もちろん熱狂的なファンの方が多いですが。

「ルーキーズ」にしても「クローズ」同様の不良髙からスタートしますが、
ルールの中で戦わず、感情に走ると痛い目に遭うことを思い知らされます。
今やルール破った自慢は、バカッターと呼ばれる時代。

だから、ルールの中で合法的に仕返しやり返した半沢直樹のようなのが
痛快ヒーローとして大人気となったのだと思います。

で、「あしたのジョー」を現代風にしたものって何だ?と、
展覧会を観ながら考えていた訳です。

そう考えると、今人気の「弱虫ペダル」って、
この要素が当てはまるのかな?なんて思い始めた訳です。

■主人公の底辺キャラ
あしたのジョー「矢吹丈」…社会からはみ出した不良貧困層
弱虫ペダル「小野田坂道」…学校カーストで下位のアニヲタ

■自分の気づいていない能力を見いだしてくれる人との出会い
あしたのジョー「丹下段平」
弱虫ペダル「総北高校自転車部」

■厳しいトレーニングを経て一歩ずつ身につける実力
あしたのジョー「明日のために、その1、その2」
弱虫ペダル「伊豆合宿」

■ライバルと目覚める友情
あしたのジョー「力石徹」
弱虫ペダル「同じクライマー真波山岳」

そして、次々と現れるライバルとの新たな戦い。
そして、社会的弱者からヒーローへ。
なるほどね。

こうして見ると、どちらも王道パターンなんですね。
「ルーキーズ」なんかも、このパターンか。

でも、構造は同じだけど、
弱虫ペダルに夢中になっている女性ファンって、同様に夢中になれたり、
腐女子の方は、ジョーと力石をボーイズラブ変換出来たりするのでしょうか?

またまだ、その辺のニュアンスがつかみ切れないな。
弱ペダ女子で、あしたのジョー読んだ事がある人、教えて!

まあ、とにかく僕はこの展覧会、オススメしたい!
一般500円、高大学生及び65~74歳300円、中学生以下及び75歳以上無料。
500円以上の価値は、あるって!

練馬区立美術館編集で、この展示会を一冊にまとめた本も出版されています。
足を運べない方、こちらをどうぞ。

最後のコーナーに現代アーティスト達の
「あしたのジョー」オマージュ作品が展示されているのですが、
情報雑誌「ぴあ」の表紙イラストでお馴染みだった及川正通の作品。

小保方さんが割烹着で覗き込む顕微鏡、STAP細胞に変化が現れジョーの顔になるという作品。
僕はコレかなり好き。

この展示会をみたら、アニメもいいけど、もう一度原作を読んでみたくなりました。
一気に読んじゃうだろうなあ。

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