ジロ・デ・イタリア 2019

世界3大自転車レース、グランツールの一つジロ・デ・イタリアが開幕しました。と言っても周りにこの興奮を分かち合える人もなく、引きこもりの一ヶ月がスタートしました。

日本人選手はUCIプロコンチネンタルチーム「NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ」から、初山翔選手と西村大輝選手が出場しましたが、西村選手は残念ながら第1ステージで、初日のタイムトライアルでタイムアウトに。体調不良との事。初山選手は、第3ステージで単独で逃げ、144kmにわたって独走を続け、爪痕を残す事が出来ました。

日本人選手は、新城幸也選手、別府史之選手以降、世界を相手に活躍する選手が続いていないので、初山選手にはこの後も爪痕を残して欲しいなあと思います。

ところで、第1ステージの個人タイムトライアルは、ユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチェ選手が異例の早さで優勝。ただ、放送では平坦部分の平均速度が70.5㎞と紹介されていましたが、さすがにそれは何かの間違いかと。第2ステージで優勝したアッカーマンのスプリント、最高速が72㎞だからです。

かつて、グライペルのスプリント最高速を73.8 km/hと書いた事があったので、観ながらそんな訳ねーだろ!と画面にツッコミを入れていました。

ところで、僕が応援しているチーム、ロット・ソウダル。かつてはソウダルと呼ぶのが主流だったんですが、最近はロット・スーダル派が多くなって来ました。こっちに合わせるの?

それは置いといて、かつてはビューティフルトレインのロットでしたが、エース・スプリンターのグライペルの不調と共にトレインが崩壊する事が多くなっていました。いつの間にかグライペルが車列から外れ位置取りで迷子になる事が多かったのです。

今年からエーススプリンターは、グライペルからカレブ・ユアンにチェンジ。ここまでの所、いいトレインが組めています。残り1㎞で4枚残っていたりって最近は無かったですもんね。ここまでの所、2位が2回と、まだ勝利は挙げられていませんが、どこかの平坦ステージで勝ってくれる事を祈っています。

さて、サイクルロードレース好きでも無ければ、何が書かれているか、ちんぷんかんぷんだと思いますが、こうして分かち合える人もなく、一人興奮している事だけが伝われば、それでよいと思います。

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花時計(日本橋)

日本橋の再開発を観ていると、ネットのキュレーションメディアが抱える問題に似ているなあと思う事があります。つまり、箱は作ったけど入れるコンテンツが無いという問題。

よくキュレーションメディアから、うちのサイトに記事を載せませんか?というお誘いメールを頂くのですが、全部スルーしています。出典を明かしリンクをつけてアクセスをあげるから、コンテンツを無料で提供しろという話です。これはインスタにもよく来ます。

かつてDeNAが無断引用商売して大炎上してから、各キュレーションメディアは許可を取るようになったのですが、自分達で作ろうと方向にはいかず、相変わらずのコンテンツ不足。そこで、ネットをパトロールしては写真映えしそうなコンテンツを見つけて勧誘メールを盛んにしているようです。

一方、日本橋も、ビルを建ててテナントを誘致して「大人のための日本橋」を演出しようとしているのですが、どのビルも飲食店フロアがあって、少し高級食材の店があって、センスを感じさせるブランドがあってという、同じような構成の為、入居させるテナントの取り合いになっているのです。

例えば、入っているパン屋さんを比べてみると、個人店だけど行列の出来る人気のパン屋さんを誘致して、ブランドに育てようという所もあれば、え?もはや巨大チェーン化して、どのショッピングビルにも入っているコレいれちゃったの?というビルもあり、ビルは新しいのに、テナントに目新しさが全く無い。置きに行った感を感じてしまいます。

これい池袋でも買えるじゃん…ってな感じに。

ここまで書いて思ったのですが、たぶんコレ、フジテレビの「週刊フジテレビ批評」の「各局ドラマ辛口放談」を観た直後だから、その出演者口調になって、辛口になってしまっているのだと思いました。

新聞記者や評論家、女子アナなどが、各局のドラマを忖度無しで対談しながら評価するという物で、3ヶ月に1度ぐらいやる特集。いわるゆTV的な「なあなあの辛口」ではなく、「つまんない」とかズバリ言ったり、「科学者=変わり者」という設定だけで古いとか、無くてもいいのに恋愛要素入れて置きに行っているとか、今のテレビ界にないぐらい言い放つので、めっちゃ面白いのです。

土曜の早朝5時30分という時間帯だから出来るのでしょうが、録画して必ず観る番組で、朝イチでこの録画をチェックしていたので、頭がそのモードで批判めいた感じになってしまっているのですね。

これは作家、ライターあるあるだと思いますが、事前に観たり読んだりした物の文体に頭がなる事があって、例えば、好きな文体を読んで、頭をそっちに切り替えてから書いてみる事もあるし、今回のように、引きずられてなってしまう事もあります。

そういえば、小さい子のいる家にお邪魔すると、かなりの確率で親の口調に影響された事を話しているので、子育て中の方はお気をつけて。

すっごい話のまくらが長くなってしまったのですが、そんな日本橋です。再開発ビルにはチェーン店が多いので、別にあえて日本橋じゃなくても良くない?感があり、ここならではの個人店を探すのに、結構、苦労します。

今回見つけたのは、個人店のホットケーキ屋さん「花時計」。女性に人気のお店で、お客さんは僕以外全員女性。と言っても日本橋というのもあるのか、客層はアラフォーからアラフィフぐらいのマダム系なので、若いコだらけのパンケーキ屋さんよりは、アウェイ感はありません。

お昼は、ホットケーキランチのセットがあり、こちらはベーコン1080円。提供が後だったので写っていませんが、ドリンクもつきます。

銅板で一枚一枚焼かれたクラシカルなホットケーキで、ふわふわパンケーキと違って甘さ控えめ。卓上にはシロップもあるのですがこちらをかけても、そんなに甘くならず、大人のホットケーキという感じ。

僕はこれで十分だったのですが、女性達は100円プラスして、3枚重ねにしている人も多数。

滞在している間、つねに満席。やはり違う土地に行ったら、こういう隠れた人気の個人店を探すのが、やはり楽しいですね。と、再開発ビルを巡った後に、そう思いました。

■花時計
■東京都中央区日本橋1-7-12 北ビル B1F
■営業:11:00~16:00
■定休日:日祝
場所はこのへん

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