かえる食堂(要町)

先週末、自分が仕事をしているラジオ局から「他番組スタッフでインフルエンザになった人がいるので、より注意するように」という注意喚起の一斉メールが届きました。

ラジオ局のDJ&スタッフは、声に影響が出るので、他業種の方々より念入りに、風邪対策&インフル対策をしているのですが、それでもなってしまうぐらい今期の風邪&インフルの流行が凄い事を、あらためてお知らせする主旨のメールです。

国立感染症研究所は18日、全国約5千の定点医療機関から13日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者は1医療機関当たり38.54人で、警報レベルの30人を超えたと発表した。全国で推計約163万人の患者が医療機関を受診。約58万人だった前週の3倍近くなった。

これだけインフルが流行ってニュースになっているのに、マスクもせずに咳をする人達が多いのには、びっくり。風邪&インフルのリテラシーが低すぎます!僕は、他の業種の方からみると潔癖症に見えるぐらい対策をしています。

一番気をつけているのは、手洗い&うがい。放送局自体、入り口の所にアルコール消毒用のポンプスプレーがあり、ドアの取っ手を掴んだ後は、必ずアルコール消毒します。それ以外は、携帯用の「手ピカジェル」を持っいて、食事の前には必ず消毒します。放送終了後に飲み会に行く場合でも、食事の前に全員手ピカジェル。DJよっては、食事前に携帯用うがい薬で、うがいをする人も。

もちろん、移動中はマスクをしますが、同じ車両でマスクをせずに咳をしている人がいたら、車両を変えます。

地元の飲み屋さんも、出没する回数が減りますが、お店内で咳をしている人がいたら、なるべく早く切り上げます。この辺は意識が違うようで、風邪をひいて咳をしながらタバコを吸って、「アルコール消毒だ」と、笑えないジョークを言いながら酒を飲んでる人を見ると、正直腹が立ちます。ソッコー帰ります。

家は、乾燥対策の為、エアコンもありますがそれを使わずにオイルヒーターを使用。さらに、加湿器を使い、湿度は45%〜55%前後を保つようにしています。「インフルエンザウイルスは寒冷乾燥を好み、高温多湿に弱い」。これには諸説ありますが、空気が乾燥すると、口、喉の防御反応が鈍るのは確実で、この対策もあります。

オイルヒーターは、天井付近に暖かい空気が溜まりやすく、部屋全体が温まるまでに時間がかかるので、夏に使っていたサーキュレーターを引っ張り出して、天井に向けて風を送り、温かい空気を分散させるというのもやります。これをやり始めてから、温度計がぐんぐんあがるようになりました。

また、冷え込んだ日は、ジムか銭湯の高濃度炭酸泉に、長い時間浸かり、体の芯を暖めるという事もします。高濃度炭酸泉は、オリンピック選手や日本代表選手達がナショナルトレーニングセンターでも疲労回復の為に使う事で有名になったのですが、最近は備え付けている銭湯も多く、メダリスト達が練習後に銭湯通いしていたというエピソードもあります。

と、長文になったように、この時期の風邪&インフルエンザ対策は、念には念を入れているので、おかげさまで、風邪にもインフルにもなりません。これらが全てルーティンになっているので、もう慣れっこで面倒くさくもないし、やらないと不安になるぐらいです。

ルーティンといえば、もう一つありました。スパイシーなカレーを食べる事。かつては、江古田、プアハウスのカレーだったのですが閉店してしまったので、今は、要町かえる食堂のカレーです。

こちらは、どちらかというとプラシーボ効果です。自分に対する言い聞かせというか「カレーを食べたら風邪をひかない」というのを意識する為です。

3年前の正月前後、それまで1年間風邪をひかなかったのに、正月休みに入った初日に風邪をひいてしまったのです。気がゆるんだんでしょうね。それがトラウマになり、休みの日とかには、汗がじんわりするようなカレーを食べて、風邪ひかないを意識するようにしています。

今日は生放送も、会議もなく家で原稿を書くだけの仕事だったので、お昼に要町の「かえる食堂」に行って来ました。

黒坦々カレーに手羽元を追加して、ちょうど1000円。

黒胡椒が効いていて、食べているうちにじんわりと汗をかいてきます。舌がヒリヒリするような辛さではなく、じんわりというのが黒胡椒系のカレーの特徴ですね。パウダーと違い粒(ホール)なので、噛んで初めて、香りや辛みがたつので、ワンクッション時差があるからでしょうか?今年初の、かえる食堂!やっぱり旨い!

食べながら自分に「絶対風邪ひかないぞ」と言い聞かせながら、完食いたしました。ごちそうさまでした。

■かえる食堂
■東京都豊島区池袋3-6-1 第2京花荘 1F
■営業:11:30~17:00
■定休日:日月
場所はこのへん
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2019ダウンアンダー・クラシック

2019年の幕開けを告げるクリテリウム「ダウンアンダー・クラシック」が開催!今年からグライペルに代わってロット・ソウダルのスプリンターとなった「カレブ・ユアン」が見事勝利を獲得しました。

と言っても、いつもブログを読んでくれている方の多くが、ポカン状態でしょう。

僕が身近な人と喜びを分かち合えないものの一つにサイクルロードレースがあります。実はルールがわかると非常に日本人的な気質にあったスポーツなのですが、なかなか地上波でもやらないし、ふれるチャンスが無いので仕方がありません。しかし、東京オリンピックでは富士山をめぐる面白いコースなので、人気が出るかもしれません。あのカーリングが急にブームになり40%以上の視聴率をたたき出し、「そだねー」が新語流行語大賞になったぐらいですから。

サイクルロードレースをイメージしやすいように表現すると、里見八犬伝や、真田十勇士のような戦いです。1チーム8人。主君(エース)を勝たせる為に、残り7人が犠牲となり、一人ずつ討ち死にしながら有利な展開を作り、最後は主君同士の戦いとなります。なので1チームは主君に仕える「七人の侍」と言った感じです。そこで、ファンは主君(エース)だけでなく、残りの「七人の侍」の献身ぶりに感動したり、涙したりもします。

「ダウンアンダー・クラシック」は、UCIのポイントレースではないので、エキシビション的なレースなのですが、2019年を占う最初のレースという事で闘争心に火がつき、平均スピードが、時速46.231kmに達する高速レースです。

日本のジャパンカップや埼玉クリテリウムだと、90度Uターンのストップ&ゴーが多いコースで、低速になりがちなのですが、アデレードのライミルパークは、F1が好きな方にわかりやすく言うと、モンツァのような高速コース。減速ポイントが1カ所しかなく、自転車なのに、最終スプリントは70㎞を越えます。

エキシビションなのに、スピードに飲み込まれると、選手達の闘争本能に火がつき、さらに加速していき、もう誰にも止められないガチで面白いレースです。

さて、ここまで残ってくれた読者の方に、弱虫ペダルを読んだ事がある方がいたら、わかりやすく例えて説明したのですが、僕が応援しているロット・ソウダルは、今年からエーススプリンターが、アンドレ・グライペルから、カレブ・ユアンに替わりました。

アンドレ・グライペルは身長183cmで、体重:80kg超えという大柄な選手で、あだ名はゴリラ。それに対し、カレブ・ユアンは、身長165cmで、体重61kg。あだ名は、ポケットロケット。弱虫ペダルでいう所の、総北のエースが田所迅から、鳴子小吉に代わった感じです。

サイクルロードレースは、スピードスケートのチームパシュートと、マススタートが組み合わされたような競技です。パシュートでは、高木菜那、高木美帆、佐藤綾乃、菊池彩花の4人の選手が風よけとなるローテーションしながら走っていましたが、自転車も同じで、風よけとなって連なって走る姿を、電車に例えてトレインと呼びます。

そして、ゴール前は高木菜那(姉)選手が金メダルを獲ったマススタートのような感じで、相手チームと牽制しながら位置取りをして、最後飛び出し、最初にゴールをした人が勝ち。これをゴールスプリントと呼びます。

さて、その鳴子小吉こと「カレブ・ユアン」が勝ったレース。動画はラスト、残り半周の戦いです。コースマップでいう所の上の部分の直線から下のゴールまでの映像。集団は高速で左上にあるコーナーに突っ込んでいきます。しかしスピードが出すぎて曲がりきれず落車する選手達も。そこで討ち死にしてしまった選手を横目に、生き残った選手達だけで、最終スプリントへ。

2番手につけたユアンのアシスト、七人の侍の一人「ロジャー・クルーゲ」が自分が風よけとなり、スリップストリームを使って、ユアンをどんどん引き上げ、トップを捕まえます。そこでお役目御免となると、ユアンが飛び出し逃げ切りゴール。

見事エースを勝たす事が出来た、アシストの「ロジャー・クルーゲ」は、ユアンがトップでゴールする瞬間後方で、自分の仕事が上手く行ったとバンザイしています。

アシストがきっちり仕事をしてエースを勝たせたのがわかると嬉しいです。こういうのを日本語で作って欲しいですなあ。J-SPORTSさん!ともかくサイクルロードレース、シーズン開幕です。ワクワク。

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