たまに「毎日のようにカフェに行ってるんですか?」と聞かれるのですが、
いえいえ、まさか。
基本は、土日だけです。
ただし、遠出すると3軒ぐらいまわっちゃう事もあるので、
そうすると土日だけで、6軒とかになり、
1日一軒で更新していくと、一週間連続で行っているように見えるのです。
だから、ストックは出来るのですが、たまに書き忘れる事も。
今回のお店も、他の方のブログを見て行った事を思い出しました。
沼袋から中野の早稲田通りに抜ける通りは、
いつも自転車で高円寺へ行く時に使う通り。
右手は、昔、中野刑務所があった場所です。
昼間通っている時は気がつかなかったのですが、
暗くなりはじめてから通った時に、
入り口に置かれた看板をほのかに照らす明かりで
「あれ?お店なんじゃないの?」と、初めて気がついたのです。
明かりってスゴイ。
お店の名前は、スモール・デリ・ラボ。
きっと昼間気がつかなかったのは、この綺麗な照明を見るためだったんだな。
ひょうたんみたいなレトロなフォルムから、丸窓みたいな明かりが漏れてると、
ジブリとかに出てきそうな乗り物に見えてくるなあ。
あの丸いところから、さらわれた女のコが顔を出しているシーンが、
ラピュタとかナウシカに出てきそう。
このお店との出会いは、きっと明かりがキーワードだったんだよ。
ライトが照らす本は、僕も持っている一冊。
大人と子供が同じものを撮ったら、何が、どんな風に、違って写るのか?
それを見開きで比べて見せてくれる一冊。
「僕らのバイシクルロード」という映画を見たときも書きましたが、
「なぜ大人は仕事をするあまり、自分がしてみたい事を諦めてしまうのだろう」
という中学生が映画を見ての感想文、素朴すぎる疑問とその書き出しに感動しました。
それと同様に、この本に掲載されている子供の写真には雑念がないのです。
綺麗に取らなきゃとか、水平を保ってとか、フォーカスがとか関係なし。
好きな物に、グンと近づいて、カシャっとシャッターを押す。
好きな物は「好き」という感情だけ。
ただ、それだけ。
写真はブレてたりもするのだけど、
子供がカメラを持ってはしゃいでる姿が思い浮かぶほど、
楽しそうに撮れているのです。
という話しを、実は僕もこの本が好きで…と、お店の奥様と盛り上がりました。
頂いたのは、マフィン450円と、カプチーノ400円。
寒くなってくると、大ぶりのカップで頂けるのが嬉しいね。
■small deli lab(スモール・デリ・ラボ)
■東京都中野区新井2-17-3 C-haus1F
■営業:12:00〜19:00
■定休日:月火祝
■場所はこのへん
■お店のサイト