ぶな(江古田)

江古田市場通り

最近、衰退していく物とか、斜陽産業に興味があります。
それは僕が働いているラジオ業界もその1つだからです。
だから、そこから脱出しようと転換している所はないのか、
参考になる事はないのか、注目しています。

このブログでも何度か本屋さんの事をとりあげていますが、
このドラッグストアの場所も、かつては本屋さんだった所です。
江古田で一番大きな本屋さんだったのですが、
時代の流れには勝てずに閉店。

そして商店街も、衰退している産業の一つ。

解体

新聞やテレビなどが江古田を取り上げると、
活気のある商店街として紹介されるこの一角も、
今や寂しい限り。

江古田では、どこかがお店を閉めると、
次に入るのは、美容室か接骨院という事が多いです。
あらかじめ顧客を確保したうえで独立するからでしょうか?

古い建物を建て直すと家賃があがるので、
個人経営のお店はなかなか入らず、
次第にチェーン店が増えていったりします。

こうして自転車で都内を巡ってみると、
大山のハッピーロードとか、武蔵小山とか、高円寺とか
活気のある商店街もいくつかあるけれど、
多くはシャッター街化している商店街の方が多いです。
これは江古田に限った事ではありません。
都内でもこれなのだから、僕の故郷の東北ともなると、惨憺たるものです。

衰退していくものをブルートレインに置き換えるとわかりやすいので、
僕は個人的にブルートレイン理論と呼んでいるものがあります。

列車の旅は情緒があるというけれど、そのままでは時代にそぐわなくなり、
不便だし古いので、結果的に乗車する人は減り、廃止に。
その廃止になる時だけ、懐かしさで人が集まる。

お店や老舗デパート、古い劇場、スポーツ競技場、ローカル線、
だいたいこのパターンです。

メディカルプラザ

そんな商店街の中で、ビルをリニューアルする時に、
新たな業態にしてみようという試みもあります。

最近、ショッピングセンターの中に病院を入れる所が増えているといいます。
病院も総合病院ばかりが混み、
個人の開業医の方は、訪れる人が減っているという現象があるそうですが、
ショッピングセンターの中ならある程度の集客が見込めるからだそうです。

こちらの建物は、個人の開業医を集め、
総合病院風にしようというコンセプトで建て替えられたビルです。
古い商店が抜け、歯抜け状態になっていたので、
思い切って病院を集めようと特化した訳です。

発想はいいなと思ったのですが、2年たっても空室のまま。
単なる空きビルになっているのを見ると、それもなかなか難しいのかもしれません。

ぶな

さて江古田市場商店街を抜けて、北口の「ぶな」へ。

本棚

武蔵野音大の関係者の利用が多いせいか、
本棚には音楽関係の本や、武蔵野音大がモデルとなった、
「のだめカンタービレ」などが並んでいます。

アイスカフェオレ

アイスカフェオレは500円。

本

コーヒーを頂きながら読書。

商店街はなぜ滅びるのか。

割と学問的に書かれているので、ちょっと固い本なのですが、
読んでみて意外だったのは、商店街は古くからある物ではないという事。

門前町や宿場町などを除けば、
大正時代から昭和初期に作られた物が多いのだそうです。
行商の人から個別に買っていた物を、
1カ所で買えるという風に作られたのが商店街。
さらにそれを進化させ、一店で全てがまかなえるようにしたのが、
スーパーやコンビニ。
さらに専門店の品揃えを進化させたのが、ネット通販。

残念ながらこの本には商店街が滅びる理由が書かれているけど、
再生する為のヒントは書かれていません。
それは自分で考えろという事なのでしょうか?

先ほど、ブルートレイン理論と言いましたが、
その衰退するブルートレインの中で、
変身し、成功している例も見つけました。

カーテンで仕切られてた寝台ベッドをやめ、
完全個室のホテル風にした、カシオペアは人気列車に。
こちらの展望の部屋は予約が取れないので有名。

今年の10月に登場する、JR九州の「ななつ星in九州」
こちらはオリエント急行並みの豪華寝台列車。
料金は1泊2日で、15万~40万円。
3泊4日で、38万~95万円なのに、すでに予約が埋まり始めています。
運行前から日本だけでなくアジアのセレブに人気の列車に。

うまいなと思ったのは、島根県の出雲へ向かう、
サンライズ出雲という個室寝台列車。
これを女子会列車として売り出したのです。

東京発が夜の10時だから、会社帰りに軽く飲んで、
そのまま寝台列車の個室で2次会。
「縁結びの神様」出雲大社をめぐり、
「美肌の湯」玉造温泉に泊まるという週末プラン。
これが大成功して、週末の女子乗車率の高さは有名になりました。

こうして今を取り入れ、PRポイントを上手く絞って、
斜陽産業から抜け出した例もあります。

成功事例を見ながら、斜陽産業であるラジオは、
今何をしたらいいのか、考える日々です。
商店街は何をしたらいいんですかね?

コーヒーゼリー

コーヒーの最後におまけとして出してくれる、コーヒーゼリー。

そういえば、昔、利用していた商店街のお肉屋さんは、
18時すぎに買いに行くと、コロッケとかポテトサラダとか、
おまけてしてくれたなあ。

■ぶな
■練馬区栄町36-1 地下1階
■営業:11:00~20:00
■定休日:なし
場所はこのへん

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キンドル・ペーパーホワイト

kindle

アマゾンの電子ブックリーダー
Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)を買ってしまいました。
イイコレ!

電子ブックに抵抗がある人もいるだろうけど、
それは紙か電子かの2択で考えるからだと思います。

これって、自転車は鉄であるべきというクロモリ信者と似てる気がします。
クロモリ信者は、鉄の自転車以外は認めようとしない人が多いです。
アルミやカーボンに乗った事もないのに。

僕は、自転車は、クロモリ、アルミ、カーボンと乗った事があるけど、
それぞれの良さがあると思っています。
速く走ったり、ヒルクライムで山に登ったりするのはカーボンの方がすぐれてるし、
耐久性があり、手頃なのはアルミだろう。
クロモリには、ロマンがあります。
僕は、別に他の自転車の悪口を言ったりしません。

同様に、紙と電子ブックも、使い分けをすればどちらも凄くいい物です。
紙で読んだ方がいい物もあるだろうし、電子だからいい物もあります。

例えば、キンドルに表示している「サクリファイス」は、
自転車乗りに人気の小説です。
ロードレースの事がよく描かれた推理小説で、名作と言われています。
第10回大藪春彦賞受賞作、第5回本屋大賞では第2位に選ばれたほか、
第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作ともなっています。

だけど、これが欲しくても近所の本屋さんには置いていません。
なぜならば、もう6年も前の本だから。
町の本屋さんに並ぶ本の旬は、せいぜい3ヶ月。
売り場面積からして、古い本を置く余裕はありません。

となると、ターミナル駅の大規模書店で探すしかありません。
僕は割と恵まれていて、3つとなりの池袋に、
日本で2番目に大きいジュンク堂と、西武のリブロがあるけど、
皆さんはどうでしょう?
ご近所に、そんな大型書店ってありますか?

書店がない人は、amazonでポチっとするしかないでしょう。
お急ぎ便なら当日届けてくれるし。
アマゾンってホント配達早いですよね。

でも、電子ブックならもっと早い!
10秒もあれば、手元に届きます。

僕はこういう手に入りにくい本を読むために、Kindleを買いました。
紙も読むけど、本を読む手段をもう1つ増やしたのです。

 

そして、電子ブックならではの読書体験というのもあります。
iPod shuffleを想像してもらうと、わかりやすいかもしれません。
意外な作品との出会いです。

kindleショップでは、本のセールが行われているので、
100円とか200円に値下がりしている本を探します。
これは期間限定だったりするので、セールをこまめにチェックしておいて、
安値の時にダウンロードします。

僕が好きな作家の奥田英朗さん。
その奥田さんの「ララピポ」。
紙の文庫本だと630円だけど、kindle電子版だと570円。
そして期間限定のセールだと、285円でした。
だから思わずポチっとしてしまいました。

奥田さんの本は好きだけど、正直セールになってなければ、
この本を真っ先に手に取ったかどうかはわかりません。

でもこういうきっかけで読んでみたら、面白かった。
新たな作品との出会い方ですよ。

有川浩さんの「阪急電車」のように、
いろんな人が、ちょっとだけ繋がって、すれ違っている作品。
だけど、阪急電車と違うのは、エロくて、ゲスで、病んでる人達のつながり。
そして、そんなつながりで人はどんどん落ちていく。
窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」の方が近いかも。
こちらも映画化されているけど、このララピポも映画化されている事を知りました。

パッチギ! LOVE&PEACEの中村ゆりさんの、
堕ちる女役の堕っぷりがスゴイという評判。
そしたらコレも見てみたいじゃないですか。

こうして、自分で決めていた好み以外の所とつながる面白さ。
Kindle使ってから、そういう面白さを体験しています。

で、本買いすぎだよ。
読書熱がいきなりあがって来てしまいました。

読み終えた後は、そのままアマゾンにレビューも書けるし、
文章の一部を引用して、facebookやtwitterにも投稿出来ます。
出版社の方も、こういうSNSとの連携を考えた方が、
本が売れると思うけどなあ。

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