カフェ・イワブチ(東中野)

中井

ミニベロで山の手通りを東中野方面に走っていると、橋の上から写真を撮っている人達が大勢いました。鉄道ヲタク?撮り鉄?と覗いてみると、撮っていたのは川の風景でした。

染の小道

一瞬、鯉のぼり?と思ったのですが、ひな祭りもまだなので、さすがに早すぎます。写真を撮っていた人に聞いてみると、「染の小道」というイベントでした。かつて、中井や落合の川沿いには染め物工場が並び、川で染め物を洗っていたのだそうです。その記憶を現代に蘇らせようと、妙正寺川の空中に反物を泳がせようというイベントが企画されました。今年でもう10年目なんだそうです。近所の飲食店などでも、染め物や小物が買えたり、回遊型のイベントとなっているようです。

そういえば、この日、江古田も「パンさんぽ」というイベントやってたなあ。江古田のイベントといえば、商店街がメインとなった豚汁無料プレゼントが定番でしたが、やっと、若い人達にもフィットするイベントとなりましたね。以前、商店街イベントにも参加する若手に、「あー!豚汁食いたい!」なんて、そんなに思うほどの食べ物じゃないのに、なんで、イベントでは毎回豚汁配布なの?と聞いた事があります。

若手も毎回新たなイベント案を提案しているのだけど、重鎮というか、仕切りや的な人達が、「イベントといえば、豚汁、俺の出番!」と譲らず、どうしても違う事が出来ないと、ボヤいていました。ちょっと、どこかで風穴開いたんですかね?

大盛軒

江古田といば、最近、ちょくちょくテレビで特集されていたなあ。女優の本仮屋ユイカさんや、落語家の立川志らくさんという日芸出身者が紹介していたのが、三東餃子で、関ジャニ∞の「ペコジャニ」で、餃子と野菜炒めを激推ししていたのですが、その後、行ったら、みんなが餃子と野菜炒めを食べていました。テレビの影響は凄いですねえ。

そして、志らくさんが、かつて江古田にあったけど、今は閉店して食べられなくて残念がっていたら東中野の姉妹店「大盛軒」で食べられるのを知ったとして「鉄板麺」を紹介していました。この大盛軒、「江古田では「Taiseiken」とローマ字で書かれてありましたが、東中野は「おおもりけん」です。カップルが「これだ!テレビでやってたの」と指をさしていたので、きっと「ぺこジャニ」で見たんでしょう。

カフェ・イワブチ

ミニシアターの、ポレポレ東中野で映画をみる前に住宅街の中にひっそりとある「カフェ・イワブチ」へ。

プリン

頂いたのはカフェオレ、500円と、ブラジルのプリン、400円。砂糖の代わりにコンデンスミルクを使用した焼きプリンで、固めで、甘さ控えめ。

となりの席ではカップルが、先ほど行った図書館の噺をしていました。目白の大学にある図書館に比べ、町の図書館には、オジサンが多くて怖いし、キモいと。どうやら新聞コーナーで、みんなスポーツ新聞の競馬欄を見て予想しているのが異様な光景だったらしい。

こちらのカフェでも、隣にオッサンいるけど、大丈夫かしら。

■カフェ イワブチ (cafe iwabuti)
■東京都中野区東中野1-52-2 メゾントキワ 1F
■営業:11:00~22:00
■定休日:火曜・水曜
場所はこのへん
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はまの屋パーラー(有楽町)

ニッポン放送

有楽町で仕事が終わったので、久々にこの辺をぶらぶら散歩。このニッポン放送が、僕のラジオの仕事のスタート地点です。

当時は、まだ電話リクエストなるものがあり、電話オペレーターがリスナーの電話を受け、リクエストやエピソードなどを聞き取って、紙にリライトして、ディレクターや作家に渡すというバイトがありました。

アルバイトは、作家見習いが多く、DJが読みやすいように、面白くまとめると評価され、番組付きの作家見習いに昇格出来るという、オーディションンのような性質も持ち合わせたバイトでした。そこから、番組の1コーナーの原稿を任されたり、少しずつ仕事を任されるようになっていきます。

有楽町

その頃は、貧乏だったので、先輩にご馳走になる日々。当時、右手のビルに「リプトンコーナー」というティールームがあり、よく連れて行ってもらい、サンドイッチをご馳走になったのですが、お店はもう無くなっていて、スタバになっていました。

ピチカートファイブの「東京は夜の七時」という曲に「待ち合わせたレストランは もうつぶれてなかった」という歌詞がありますが、油断していると思い出の場所は、チェーン店になっていたり、建物ごとなくなって駐車場になっていたりします。寂しいですなあ。

万世

そのビルの地下にあった、肉の万世の万世麺店。貧乏だった当時は「ご馳走=肉」で、高級なステーキや、しゃぶしゃぶじゃなくて、定食屋の生姜焼きでも、ハンバーグでも、「肉=ご馳走」でした。こちらの名物は、厚切りの豚バラ肉に衣をつけて揚げたものがドーンと乗った排骨拉麺で、ギャラが入った時の奮発メニューでした。このお店は、まだあったか!しかも、値段がそんなに変わってない!

はまの屋

懐かしの場所めぐりで、お隣のビル、新有楽町ビルヂングに行ってみました。丸の内から有楽町にかけてのビルは「ビルヂング」の名前がついている所が多いのですが、三菱地所の再開発で、2002年から順次ビルディングに改名。ビルヂングは、絶滅危惧名称、レッドネーミングです。

その古いビルの地下1階にあるのが「はまの屋パーラー」元々は老夫婦が営んでいたお店ですが、2011年に、45年の歴史に一度幕を下ろしました。ビルのオーナーが、同じようなお店を作りたいと新たな運営を探した所、場所の雰囲気に惚れ込み、居抜きでお店を続ける事にしました。その時に、前の店主を招いて作り方の指導を受け、「はまの屋」の味を受け継ぐ事になったのです。谷中の「カヤバ珈琲」みたいな感じですね。

占い

レトロな店内には、コイン式の星占いの機械も。昭和な喫茶店には、よくコレが置いてあったなあ。

占い

自分の星座の所から100円を投入してレバーを引くと、巻物のような占いが出てきます。まず、全体運が書かれているのですが、運勢は「吉」カプセルの上がルーレットになっていて、レバーを引くと回転し、玉が止まった数字が、今日の運勢となります。僕は「12」だったのですが、「毎日軽い運動を続けて吉」でした。やはり、自転車がラッキーアイテムなんでしょうね。

サンドイッチ

サンドイッチは、もちろん一種類でもOKですが、2種類を組み合わせる事も出来ます。選んだのは、たまごサンドと、フルーツサンド、630円。プラス30円で、パンをトーストしてくれます。昭和な喫茶店では、玉子サンドと言ってもゆで卵をつぶした物ではなく玉子焼きを挟んだ物の方がが名物メニューである事が多いですね。「玉子焼きサンド」と名乗った方が、わかりやすいと思うのだけど。

食べながらふと前の席にめをやると、来週ゲストに迎えるタレントさんが、くつろいでいました。たぶん、ニッポン放送の帰りなんでしょうね。まだ、ご挨拶した事ないので、挨拶すべきか迷ったのですが、プライベートで、くつろいでおられたので、ご挨拶は、改めてという事にしました。

■はまの屋パーラー
■東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル B1F
■営業
9:00~18:00(月〜土)
10:00〜17:00(日)
場所はこのへん
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