カフェというと今どきな感じがするるし、
喫茶店というと昭和なノスタルジックを感じる。
じゃあ、ティールームはどうなんでしょう?
今回訪れたのは、中野のティールーム・アモン。
中野駅南口から線路際を東中野の方に戻った所にあります。
この付近は、古さと新しさが入り交じった場所。
当時最先端だったであろう建物達が、レトロな感じで残っていたり、
その新旧混合だけど妙にマッチしている感じがいい。
ティールームって言葉も、当時オシャレだった雰囲気はあるけど、
どこか懐かしい感じも醸し出す言葉です。
そういえば、ティールームって聞くことがあるけれど、
コーヒールームってあるの?と検索してみると、
ある事はあるけど、メチャメチャ少なくて北海道の有名店しか出てきません。
コーヒーの場合は、ルームよりもハウスとの組み合わせが多いようで、
17世紀あたりのイギリスの喫茶店+社交場はコーヒーハウスだったようです。
韓流ドラマでもコーヒーハウスってドラマあったなあ。
ケーキセットは800円。
チーズケーキのセットだと700円なんですが、
フルーツケーキというのに惹かれて、こちらにしました。
砂時計の砂が落ちきってから注いでくださいと、サービスされる紅茶。
せっかちな気持ちにストップをかけてくれるようで、いいね。
中野は今、急激に都市開発が進み、変貌しつつありますが、
もうちょっとだけ、こういう雰囲気は残して欲しいなあ。
常連さんと思われるお客さんには年配の方が多いけど、
みなさん、ゆったりとくつろいでいらっしゃる。
お買い物を終えたであろう奥様が、お店の前まで来て手を振ったら、
紅茶を飲んでた初老の旦那さんが、お会計をすませて出て行った。
いいねえ。
お年は召してらしたけど、デートって言葉がピッタリの光景だったなあ。
■ティールーム・アモン
■東京都中野区中野2-12-12 中野勧業ビル1F
■営業:10:00~20:00
■定休日:日曜
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