喫茶はなぶさ(桜台)

はなぶさ

絶滅危惧種のクリームソーダの話をするうちに、
まだメニューに残っている昭和な喫茶店情報を頂いたのですが、
GWのせいか、シャッターが降りていました。

他にないかと思い浮かべたら、あるじゃないですか、お隣の桜台に。
しかも駅前!
喫茶「はなぶさ」です。

クリームソーダ

入ってみると、ありましたよ!
クリームソーダ、700円。

これ単体だったら、こんなものかあ…という感じなんですが、
こちらの名物のフルーツパフェも700円。

それ考えると、なんか躊躇してしまったのですが、
まあ、ネタの為、投資です。
でも、見た目よりアイスクリームは、たっぷりでした。
メロンソーダの甘さを、アイスクリームで中和。

暑い日は、やっぱりクリームソーダが旨いね。

■喫茶はなぶさ
■東京都練馬区桜台1-5-12
■営業:7:30〜20:00
■定休日:無休
場所はこのへん

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珈琲館(江古田)

珈琲館

チェーン店を避けている自分が、なぜに珈琲館か?それは、どうしてもクリームソーダが飲みたかったからです。

クリームソーダを置いているお店って、何気にどんどん減っていて、あのシャノアールもメニューから消えています。

プアハウスには置かれているのですが、メロンソーダというよりも、今や貴重になったカンダのメロンシロップを、ウィルキンソンとかの炭酸水で割った、ちょっと高級版。

でも今日は、あの、どこか安っぽいメロンソーダが飲みたいのですよ。で、探したら、珈琲館にある事が判明。ただし、主力メニューじゃないらしく、他の冷たいドリンクは、写真入りなのに対して、クリームソーダは、文字だけ。

クリームソーダ

こちらが、そのクリームソーダ500円。ナポリタンやミートソース、ピラフなんていう昭和な王道喫茶メニューって、どんどん置いている所が少なくなってきて、このクリームソーダも絶滅危惧種。

なんでクリームソーダが絶滅しそうになっているのか、その起源なんか調べていて、ちょっと驚きました。

このグリーンのメロンソーダベースのクリームソーダって日本独自の物なんですね。

A&W

アメリカのはコレです。コーラとかルートビアに、バニラなどの風味を付けた物。それを製品化したのが、A&Wのクリームソーダ。アイスクリームはデフォルトで乗って無くて、載せた物は、アイスクリーム・ソーダとか、フロートと呼ばれるらしいです。

緑じゃないのかよ!

ちなみに、日本では、資生堂パーラーが元祖と呼ばれていて、創業者がアメリカのドラッグストアをヒントに、明治35年に、店内の一角にソーダ水とアイスクリームを売る「ソーダファウンテン」を設けました。そこで出されたのが、クリームソーダ。

ただし、メロンソーダと決まっていた訳ではなく、レモンやオレンジなど、いろいろな種類のソーダがあり、これは今の資生堂パーラーでも、同じのようです。

なぜ、その中からメロンソーダだけが全国に広まったのかは謎。引き続き、要調査。

■珈琲館
■東京都練馬区旭丘1-73-3 川端ビル
■営業:
8:00〜22:00(平日)
9:00〜21:00(日祝)
■定休日:無休
場所はこのへん

で、今回、もう一つ発見が!チェーン店だと思っていたこの珈琲館って、チェーン店じゃなかったのね。厳密には元チェーン店。

お店の情報をチェックする為に珈琲館チェーンのサイトを調べたのですが、江古田店の情報がありません。あれ?と思って調べて行くうちに、このお店は独立店である事が判明して来ました。

かつての珈琲館グループは、2008年5月2日にUCC上島珈琲株式会社が株式を買い取り、子会社化しているのですが、そのUCCに買収される前に、このお店は独立しているらしいのです。

UCCに吸収される際に、元珈琲館の中から、何店舗か独立しているのですが、名前が使えずに、別の名前に。なぜか、ここ江古田と練馬(同じ経営者?)、中野の薬師ロードなどは、奇跡的に珈琲館のまま、営業を続けています。

だから、現珈琲館チェーンがUCCなのに対し、江古田の珈琲館は、KEYコーヒー。

特に、喫茶マニアのホットケーキ族は、元珈琲館の評価が高く、店名を変えた元珈琲館を探し歩く強者も。

なんか、暑いからクリームソーダっていう話しで、安易に記事を書こうとしていたのですが、意外と深掘りになってしまいました。

でも、課題も出来ました。
●資生堂パーラーで元祖のクリームソーダを飲む
●元珈琲館と、現珈琲館のホットケーキ食べ比べ

これは、面白くなってきたぞ!

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