街からどんどん姿を消していく昭和の風景があります。
銭湯もその一つ。
この練馬駅近くの日乃出湯は、壁に富士山のペンキ絵が描かれた、いわゆる昭和の古き良き銭湯の一つでした。
確かに今はお風呂の無いアパートというのも少ないし、銭湯に行かなければいけないという理由も減っています。
僕は、特に冬場とか運動後のは、大きな風呂の熱めの風呂に入らないと、体の調子が戻りにくくなります。なので、時々銭湯に通っていたのですが、今は、この近くのジムに通っていて、そこに高濃度炭酸泉があるので、知らず知らずのうちに、銭湯から足が遠のいていました。
無くなってはじめて、自分の足が遠のいていた事に気づくんですね。
街から姿を消しつつある風景、昭和な喫茶店もその一つです。そんな中で、こちらは頑張っていうお店練馬駅前の「喫茶アンデス」。
若いお客さんは、チェーン店じゃないとシステムがわからず、入るのに躊躇してしまうなどの理由で、個人店の利用する人はかなり減りました。ただ、最近では、チェーンカフェが乱立しすぎて競争過多になり、昭和スタイルの喫茶店が見直されはじめています。
1つはコメダのように、ファミリーレストラン代わりに使う家族層。もう一つは、シャレたカフェでは落ち着かないという高年齢層。
このお店の下を歩くどのぐらいの人が知っているかわかりませんが、このお店だって、いつ行っても賑わっています。
消えゆく昭和のメニューの一つの中に、喫茶店のナポリタンががありますが、こちらのは、無くなって欲しくない一品。ナポリタンは580円。
プラス300円で、サラダと珈琲がつきます。
鉄板に乗っているから最後までアツアツで、旨いのですよ。僕は好きだな、ここのナポリタン。
ところで、西武池袋線沿線には、漫画家さんが多い事で知られています。裏が取れていないので、真偽のほどはわからないのですが、タッチのあだち充さんも、このアンデスでよくアイディアを練っていて、南ちゃんの実家の喫茶店南風のナポリタンは、このアンデスのメニューが元になったという噂もあります。そう言い切りたいのですが、確証が取れていないので、あくまでもうわさ話として…。
お店は、マンガも沢山揃えられていて、もちろんタッチもあるので、全巻制覇して、メニューでも検証してみようかな。
■喫茶アンデス
■東京都練馬区豊玉北5-17-9
■営業:7:00~22:00
■定休日:日曜日
■場所はこのへん