大人が泣くと話題の3Dドラえもんを観に行きました。
従来の「のび太の結婚前夜」をベースに、
主要作品のつなぎ合わせなので、ストーリー的には知っている話。
良かったのは、3Dの質感。
これまで3Dアニメ色々見ましたが、
飛び出して迫力を見せるための構図が多かったのに対し、
日常の風景を立体に見せるのが主体なので、逆に新鮮。
どら焼きとかの質感が良かったです。
ドラえもんもね。
やはり子供連れが多く、ちょっとしたドタバタで笑う、笑う。
逆に、見せ場で鼻水をすすっているのは大人達。
自分も我慢してたけど、静かに涙が流れました。
この映画、若い女性に人気を呼んでいるという事だったけど、
どう見たのかが気になります。
トヨタ パッソのCMでも、吉高由里子が、
水川あさみ演じる静香ちゃんに「なんであんな人?」って疑問を投げかけるけど、
女性は静香ちゃん目線で、この「3Dドラえもん」見ているのでしょうか?
それとも、現実的に吉高由里子目線?
しかし、みんなのマドンナ的なコが、一番のダメ男を選ぶなんて、
白馬の王子様が迎えに来るぐらいの、奇跡的なファンタジーですね。
ところで、自転車乗り特有の性質で、
川が出て来ると、どこの川か当てたくなるという物があります。
このドラえもんに出て来る川、舞台はどこなのか?という事。
のび太は「東京都練馬区月見台すすきが原」に住んでいるという設定になっています。
劇中で、言った事の反対になる「うそ800」を飲んで、
今日は「天気がいい」というと土砂降りになるのですが、
その時テレビのニュースで「練馬区が突然の雨で…」みたいな事を言っています。
ただ、予告編にも出て来るような川は、練馬にはありません。
電車が鉄橋を渡るような川はなく、
練馬近くで、あのぐらい大きな川は、荒川という事になるんだけど
荒川の上流の鉄橋は「トラス橋」という鉄骨で囲まれた構造で、
あのように電車がむき出しで走っている橋はありません。
下流だと、対岸に高速道路が走っているし。
川沿いの各サイクリングロードを走って、あれに近い光景だと、
思い浮かぶのは、多摩川沿いなんですよね。
漫画でも「多奈川」ってなってるし、
藤子不二雄先生は、トキワ荘の後、川崎に引っ越してるし、
家があるのも生田付近ですから、となると小田急線ですね。
自分が撮った写真フォルダ漁ってみたけど、
和泉多摩川から登戸へ向かう鉄橋。
コレだなたぶん、モデルは。
藤子不二雄ミュージアムがある関係で、
ドラえもんの特別住民票を川崎市が発行してますし、
住所は練馬だけど、風景は川崎という事で、いいんじゃないでしょうか?