落としどころが分からなくなってしまった、ピラフの旅。もっと簡単に美味しいピラフを見つけて、ついに発見!と、終わるはずだったのに、なかなか終われません。これまでの経験から、付け合わせのサラダがダメな所は、メインのメニューもダメである確率が高いことがわかりました。じゃあ、サラダの旨い店に行ってみればいいんじゃ無いの?と、候補地に思い浮かんだのが、大山のレストラン・オオタニです。
こちらは、セットになって出てくるキャベツサラダが旨いので有名!手作りのマヨネーズで、酸味が少なく、キャベツの甘みを引き立ててくれるので、美味しいのです。ここは、サラダで外すことは無いので、期待が高まります。
頂いたのは、タラバガニたっぷりのピラフ、1400円。
ほぐしたタラバがたっぷり!お皿の脇には銀紙に包まれて、美味しいキャベツサラダが!ん?ちょっと待てよ!味噌汁?ピラフは洋食だから、てっきりスープがついてくると思ったのに、味噌汁?チャーハンだとしても、中華スープでしょ!何故に味噌汁なんでしょう?
味は洋風なんだけど、あのバターを感じるいわゆるピラフ味じゃなく、焼き飯との中間ぐらいの味。というか、たぶん、味噌汁の味にひっぱられて、もしかしたら脳がそのように誤変換しているのかもしれません。途中で、味噌汁を挟むと、意外と引っ張られるんですよ、そちら側に。
かき氷のシロップって、実は色が違うだけで、味は同じって話聞いた事ありますか?味は同じだけど、色と香りを変えるだけで、脳みそが勝手にその味に変換してしまうという物。実際には、抹茶味にはほんのり抹茶を入れていたり、レモン味には果汁を入れていたり、少し味を変えているそうなんですが、ほぼ原材料は一緒で、目をつぶって鼻をつまむと、かき氷の味は、区別つけられないのだそうです。だけど、かき氷のあの色を見ると勝手に、赤はイチゴ、黄色はレモン、緑はメロンに感じてしまうのだとか。それと全く同じではないけれど、味噌汁を隣に置いて一口飲むと、勝手に和の焼き飯に近い味に、変換されてしまう気がするのです。
誤解無きように!旨いんですよ!
旨いんだけど、これが旨い王道ピラフだ!って言い切って、ピラフって何問題を決着させてしまったいいのだろうか?…と、食べ終わってから、モヤモヤした気持ちになったのです。なんか、糸口が見えないなあ。これ、逆に回って、川越シェフが10点をつけた吉祥寺のロゼで上がりにすれば良かった。TV番組なら、そういう編集をするでしょうね。ブログは、失敗の過程をそのまま見せて、なんぼかなという気がします。
■レストランオオタニ
■東京都板橋区熊野町47-8
■営業:9:00~24:00
■定休日:無休
■場所はこのへん