池袋の駅周辺となると、どうしても大手資本の入ったチェーン系が多いのですが、
西口から伸びる要町通りを下っていくと、ほどよい大きさのカフェが点在しています。
池袋方面から光文社を過ぎ、要町へのなだらかな坂が始まるあたりにあるのが、
タイドプールコーヒー。
Tidepoolというのは、海の磯で干潮時に出来る潮だまりの事。
あそこに取り残された小魚やカニなどのように、しばし、まったり
…という感じでネーミングされたんでしょうか?
表に停められたシングルスピードの自転車は、店員さんのでしょうか?
それともお客さんの?
このチャリカフェって雰囲気が気になって、入ってみる事にしました。
店内は、いろんなタイプの椅子があって、
その統一感のなさが、ゆるい雰囲気を作っています。
さっそく本棚チェックすると、読んでみたいと思っていた本がありました。
ハーフのモデルさんに教えて貰った本で、
とっても好きなので、誕生日などのプレゼントにあげたりすると言っていた一冊。
原題は、The Giving Treeという海外の絵本なのですが、
日本では村上春樹さんが翻訳して「大きな木」というタイトルに。
少年の事を大好きな木が、自分の全てを与え続けるというお話なのですが、
シンプルなだけに、いろんな解釈が出来、逆に大人向けなのかもしれません。
一番最後に「店員から常連さんになります」みたいな
この本をお店に贈った人からの一文が書かれていて、
なんだか、ほっこりする。
頂いたのは、ワイングラスパフェ550円と、アイスティー350円。
並べたら、なんだか選手宣誓みたいな感じになって、面白かった。
居心地はいいし、池袋にしちゃリーズナブルだし、
自転車での行き帰りに、寄り道したいカフェをまた見つけてしまいました。
■タイドプールコーヒー(Tidepool Coffee)
■東京都豊島区池袋3-1-12 三恵池袋ハイツ 1F
■営業
9:00~23:00(月〜木)
11:00~25:00(金土)
11:00〜19:00(日)
■定休日:不定休
■場所はこのへん
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