るぽ(清瀬)

青梅街道

青梅街道の並木もそろそろ色づき始めて来ました。
ふるさとに並木道がなかったものですから、こういう光景を見ると少しときめきます。
あったのは並木道というより、ただの山道。
こういう風に木が等間隔に整備された道って無かったもの。

木が生え放題、紅葉し放題って環境だったから、
人の手で作られた並木って、盆栽チックなアート感を感じます。

スカイタワー西東京

青梅街道から所沢街道に入っていくと、スカイタワー西東京が見えました。
これだけスカイツリーが話題になっている時に、
似たような名前だけど、ちっとも話題になっていないスカイタワー西東京の方を、
あえて見に行くというのも、おつなもんです。

別名、田無タワー。
あの付近が田無なんですね。

けやき通り

今回やって来たのは、清瀬市。
中森明菜さんとか、釈由美子さんとか、堀北真希さんとか、
各世代、定期的にアイドルを輩出している街です。

駅前から伸びるのは「けやき通り」。
この通りに限らず、いろんな通りが「けやき並木」となっています。

ややき並木

やはり市の木は「けやき」だそうです。

あ、北口の方は…という注釈が必要かも。
南口の方は、対照的に下町っぽい商店街が並んでいて並木という感じじゃなかったなあ。

ルポ

そんな、けやき並木の中にあるのがレンガ造りの洋館の「珈琲るぽ」。
高原とか、スキーのゲレンデ近くにありそうな風情の建物です。

店内

店内は吹き抜けで、天井が高い。
店の奥には、その吹き抜けに面した二階席もあります。

電話ボックス

そして、このレトロな感じをさらに加速させるのが、
店内にドーンとそびえる電話BOXです。
昔はファミレスとかにもありましたよね。
今もあるんですかね。
チェーン店に行かないので、最近の事情はわかりませんが。

駅前にだって、今や電話ボックスってないですもんね。

呼び鈴

こんなレトロな風貌で、しかもだだっ広いので、
ウエイトレスさんが気づいてくれるのを待って、手を振ってみたのですが、
呼ぶボタンあったのね。

注文したら、ウエイトレスさんPDT打ってた。
ポータブルデータターミナル、あのファミレスの注文の時に使うヤツね。
なりはレトロなんだけど、中身はすっかり近代的ですよ。

ナポリタンセット

外観も、内装も昭和レトロな感じだったので、
それに合わせて頼んだのは、ナポリタン。
サラダ、コーヒーがセットになって、1130円。
パルメザンチーズとか出てくる所も、レトロだけどね。
なんか久々に見た気がします。
コンソメスープの濃い感じも、昭和の喫茶店という感じだなあ。

お客さんの8割が年配者。
しかも結構満席。
一瞬、時間の止まったような空間が、落ち着くんでしょうね。

中身は着々と進化しているけどね。

■珈琲るぽ
■営業:
8:00~23:00(平日)
8:00~22:00(土日祝)
■定休日:年中無休
場所はこのへん

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
清瀬市制覇!

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茄子 アンダルシアの夏

自転車に乗るようになってから、自転車にさらに興味を持つようになりました。
でも、乗っているのはロードではなく、クロスバイク。
速く走るとか、ヒルクライムに挑戦するとか、そういうのには興味がなく、
どこに行くか、行って何を食べるか、というのがメインなので、
正直、今でもレースの事はチンプンカンプンです。

なのに、このアニメに興味を持ったのは、
『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品で作画監督を務め
宮崎駿の右腕とも呼ばれていた高坂希太郎さんが監督を務めている事が、1点。

マッドハウスの製作であるという事が、2点目。

大泉洋が主役の声優を務めているという事が、3点目。

wikiによると

スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に、
主人公が解雇の危機や、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いを抱きながらも、
プロロードレーサーとして「仕事」に取り組むさまを描く。

という、この作品。
自転車レースの事を詳しく知らないけれど、その醍醐味は伝わってきます。

上映時間47分という短い作品なので、
恋愛事情は深く描かれていなく、引きずった残り香ぐらいのエッセンスで入れ込みながら、
自転車レースのチームプレイの事が、ダイナミックに描かれています。
マニアの人って、どんなに詳しく映画いても、描き切れてないと感じるのが常ですが、
そこまでのどっぷりマニアではない人にとっては、
短いからこそのスピード感もあり、余計なシーンがないので、それがいいのかも。

ツールドフランスとか、そういうのを見る前に、
その雰囲気を学ぶのには、いいアニメかもしれません。

それよりも驚いたのは、大泉洋さんの声優としての巧さ。
アニメに声を当てている他のタレントさんより、抜群に上手いと思いました。

最近のアニメは、話題作りの為にタレントさんブッキングする傾向にありますが、
やはり声優さんは声の役者さんで、演技力がないタレントさんの声は正直ツライ。
かと言って、若手声優さんのアニメ声演技もツライ。

元々、大泉洋さんは、舞台俳優という根っこがあるからでしょうか、
軽い演技がとても上手い。
クレジットが出なかったら、本職の声優さんと思うでしょうね、きっと。

腰を据えて、さあ見るかと構える作品じゃない。
ハンカチ用意して、涙を拭く準備をして、感動しようという作品でもない。
でも、画面の中を疾走する自転車同様、
心の中を一陣の風が吹き抜けるような作品だと思います。

天気のいい休日の午後に、ワインとか飲みながら観たら気持ちのいい作品。
作品に登場するのは「茄子 のアサディジョ漬け」だけど、
なかったらピクルスぐらいは用意して、飲み始めたい。
エンディングテーマは『自動車ショー歌』の替え歌である『自転車ショー歌』を
あの、忌野清志郎さんが歌っているのだけど、
キヨシローの声が聞こえてくる頃、ワインと疾走感のある作品で、
少しハイになっている自分がいるハズです。

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