先週、多摩湖に向かうときに通った時は紅葉のピークを迎えていた五日市街道ですが、
一週間たったらすでに、落葉がピーク。
桜の開花状況は、五分咲きと言いますが、落葉の場合は五分落ちでしょうか?
それとも五分散り?
とにかくもう半分ぐらい葉っぱが落ちちゃっていました。
週末、天気が良ければ、土日のどちらかは自転車で遠征。
今回は国分寺に向かう事にしました。
よさげなカフェだったら、いっきに3軒ぐらいはしごしてしまおうという算段。
これまでは、お酒のはしごばっかりでしたが、
まさかカフェをはしごするようになるとはね。
五日市街道の境橋の交差点で玉川上水と合流するのだけど、
ここから五日市街道を行かず、川を挟んで併走する裏道を走ります。
ここは車も来ないので、サイクリングはもちろん、
ジョギング、ウォーキングの人達も多い道。
これを利用すれば小金井を超えて小平の端の方まで、
車にあまり遭遇せずに行く事が出来るので、
奥多摩方面を攻める時に覚えておきたい道の一つです。
小平の喜平橋からは、玉川上水の反対側が裏道となり、
こちら側がメインの通りとなりますので、先まで行く人は反対側に渡るといいでしょう。
さて今回やって来たのは国分寺にある、カフェ・スロー。
オーガニック食材や、フェアトレードの商品などの販売を通じて、
スローな生活を提案するお店。
お店はいくつかに分かれていて、
手前がオーガニック食材のお店「おかげさま市場」。
そして、その奥には天然酵母のパン屋さん。
そのお隣には、オーガニックな食材のカフェと色々揃っていて、
ロハスな人達の為の、総合アミューズメントみたいな感じ。
アミューズメントというと、表現違いますかね。
例えるなら、ロハス村?
まあ、とにかくそういう物が1カ所に色々と集まっている訳です。
カフェの中には、ギャラリーがあって、
この日は、オーガニックコットンや天然素材で作られた
服やバッグなどが売られていました。
頂いたのは、店員さんに「オススメです!」と言われた、
季節の野菜まるごとプレート、1200円。
それぞれ塩味がついているので、そのままでOK。
まず初めに言っておくと、これ、全て野菜です。
左奥は、玄米のおにぎり。
玄米ならではの素朴な味わいと、ちまきのようなモチモチとした食感。
素朴なだけじゃないのが、まず嬉しい誤算でした。
手前のカキフライっぽいのは、里芋のフライ。
ジャガイモと違って、少しヌメっとした舌触りが、
逆にクリーミーな食感に似て、まるでクリームコロッケを食べているかのよう。
そして、奥に2本見えるのは、ニンジンのフライ。
見た目もエビフライに似ていますが、
ニンジンの甘みが半端ではなくて、まるでエビかと錯覚するかのように濃厚。
あまりの旨さに、水をつぎ足しに来てくれた店員さんに、
「旨いですね、コレ」と話しかけてしまいました。
すると、「もしかして、ニンジンのフライですか?」と。
やはり好評なんでしょうね。
普通、野菜づくしって「旨いけど本音を言えば、少し肉が欲しい」
みたいな気分になるのだけど、これは、野菜だけで満足。
カレーも美味しそうだったけど、コレを選んで正解でした。
肉や魚、果物と違って、野菜って旨さを熱く語る人が少ないけど、
マジでこれは旨さを語りたいと思いました。
ランチには、プラス150円で水出しコーヒーをつけられます。
豆はエクアドル。
水出しならではのまろやかさで、少しビターなチョコレートのよう。
窓の外には木立が見え、その奥には畑が。
店内にも、自然食品や天然素材の小物が並びます。
こういう世界にひたっておいて、なんだけど…。
ロハスって、素敵だと思うけど、自分自身は、きっと徹底は出来ないと思います。
自転車移動で、車よりは圧倒的にエコではあるけれど、
自転車ウエアは速乾性を追求したポリ素材。
コットンだと汗を吸って、すぐにビショビショになってしまいます。
自転車自体はエコだけど、
そういう素材を着ている自分はエコではないのかもしれません。
でも出来る事でいいと思うのです。
家では天然素材も着るし、再生紙も使うし。
あと、出来る事。
こうした自然の旨い物を食べる事かな。
オーガニックって、少し高いけど、みんなが食べる事によって、
生産者も、採算ベースに乗るんじゃないかと思います。
そうすると、もう少し、こういう物が増えるんじゃないかと。
自然!健康的!って叫ぶより、
「だって、こっちの方が旨い!」って叫ぶ方が、ナチュラルのような気がします。
■カフェ・スロー
■東京都国分寺市東元町2-20-10
■営業
11:30~22:00(月・水・木)
11:30~15:00(金・土)※夜はイベント
11:30~19:00(日・祝)
■定休日:火曜
■おみせのサイト
■場所はこのへん
自転車で都内のカフェ制覇の旅。
国分寺市制覇!