ロードバイクやクロスバイク未経験者に、サイクリングの楽しさを教えるため、
一泊二日の泊まりがけで、南房総を走ろうというツアーがあるというので、
取材がてら、参加してきました。
主催は、いつもお世話になっているセオサイクル西千葉店。
まず、前日は、自転車の説明や、乗り方、止まり方、コース取り、
手信号など、安全に走るための交通ルールなどのアドバイスが。
そして懇親会という名の宴会。
人気ラジオDJの伊津野亮さんが参加するという事で、
リスナーの皆さんにとっては、お待ちかねの時間でもあります。
いろんな自転車グッズの当たる抽選会もありました。
僕が当たったのは、CAT EYEのライト。
ラッキー!
強運だったのは、こちらの女性。
伊津野さんの愛車だったビアンキが当たっちゃいました。
前日は豪雨&強風で開催が危ぶまれたのですが、
一夜明けると晴天で風もなく、絶好のサイクリング日和となりました。
この日は全40キロのコースという事で、
未経験者の皆さんは、完走出来るかどうかビビっていたのですが、
10キロごとに休憩を入れていくというスタイルで、走破を目指します。
まずは、白浜のホテルから、館山の南房パラダイスへ。
初心者3人を、前と後ろを指導員が入って、5人体制で走ります。
最初はもう、ホントに時速15キロぐらいの超スローペース。
女性の初心者が慣れるまでは、ゆっくりと。
少しずつ慣れてきた所で、20キロぐらいにペースアップ。
普段僕が走っているのが、27〜8なので、それでもまだゆっくりです。
でも、無理のないスピードなので、最初は怖がっていた人達も、
徐々に楽しんで走れるようになってきました。
前日の強風が厚い雲を吹き飛ばしてくれたために、目の前には富士山が!
肉眼だともっと大きく見え、それはもう勇壮な姿。
これには、一同感激。
海の次は、色とりどりの花が咲き乱れるフラワーロード。
そんな美しい景色の中を走っていくと、
あっという間に、10キロの休憩地点、南房パラダイスに到着。
千葉県では、今、道の駅などへの自転車ラックの設置を進めていて、
南房パラダイスにも、こんな感じのバイクスタンドがありました。
東京の奥多摩や檜原村、埼玉の荒川沿い、
そして千葉の房総半島など、自転車好きが集まる所では、
こうした環境の整備が行われていて、自転車ブームを支えていたりします。
休憩後は折り返して、白浜方面へ。
この日は暖かかったのですが、上半身裸のサーファー達が多数。
折り返してプラス10キロの20キロ地点、野島崎灯台で再び休憩です。
これで半分が終了。
男性の皆さんは、すでにもう慣れたようです。
続いては、泊まったホテルを通り越し、反対側の千倉を目指します。
道がカーブするたびに目の前に海が広がり、歓声があがります。
千倉大橋を越えたら、もう、30キロの休憩ポイント。
そして到着、千倉の道の駅、潮風王国。
こちらにも、自転車ラックがありました。
南房総は、東京より平均で2度〜3度気温が高いのですが、
この日はさらに日差しも強かった為に、20度前後まであがりました。
休憩中、自転車チームの大半が半袖に。
そしてここで、昼食のBBQタイム。
楽しさを覚えた人達からは「ボーナスで自転車買う!」なんて発言も。
最初はどう走っていいのか不安だし、
やはり経験者に連れられて、ペースを作ってもらいながら走ると、
怖いという気持ちがやわらぐので、楽しさを感じやすい。
これ、結構重要かもね。
江古田の民よ、だから僕が先導しますがな。
チャリカフェに出かけましょうぞ!
今回、初心者の皆さんのほどんどがレンタルサイクル。
まず、こうしてママチャリ以外の自転車に触れてみるというのもいいかもね。
最後に、千倉からホテルまで戻って、今回のサイクリングは終了。
今回の全行程、
白浜〜南房パラダイスで、10キロ
南房パラダイス〜白浜で、10キロ
白浜〜千倉の潮風王国で、10キロ
千倉の潮風王国〜白浜で、10キロ
と、合計40キロを走破。
こう見ると、なんだか簡単に出来そうな気がするけれど、
40キロって言ったら、東京駅から千葉駅ぐらいまでだからね。
皆、やる前は距離を聞いただけで無理って思ってたかもしれないけれど、
こうして走ってみると、走れる事がわかります。
今回、地元の方で当日のサイクリングだけ参加という人もいたのですが、
「地元で良く知っている道なのに、自転車走ってみて、
こんなに気持ちのいい道だというのは、はじめて知りました」
と、インタビューに答えてくれたのが印象的でした。
少しでも、自転車が好きになったり、ハマってくれるきっかけとなってくれたら
嬉しいのですが。
帰り、アクアラインからは、夕日に染まる富士山が。
いやー美しい。
週末、出かけて、ホントに良かったよ。
取材なのに、完全にリフレッシュして来て、すいません。
関係各所の皆さん。
今度、プライベートで南房総、輪行しよーっと。