大橋屋(江古田)

大橋屋

行くのにハードルが高いお店というのがあります。
代々木上原の「ル・カフェ・デュ・ボンボン」は、火曜と金曜のみの営業なので、
比較的に仕事が早く終わった金曜日に、慌てて行きました。

こちらの大橋屋も、水木金の営業。
こちらも、仕事が早く終わった金曜日狙いで、やっと行けました。

場所は千川通りの東長崎寄り。
かつて、千川上水の暗渠めぐりをしましたが、
千川上水は、このビルのある交差点で、直角に曲がり大山方面へ。
ちょうど、その曲がり角付近にあるのです。

看板

こちらは焼き菓子のお店。
スコーンやビスコッティなどが売られています。

店内

店内は、アートギャラリーのよう。
ご主人が、アーティストで、壁にかけられているのもご主人の作品。
僕が行った時は、訪れたお友達と思われる方と、
美大の話に花が咲いていました。

焼き菓子

頂いたのは、ドライフルーツのケーキ100円と、
コーヒー200円。焼き菓子のオマケ付き。

器や小物、インテリアにいたるまで、
アートというかセンスが良く、
こういう空間に身を委ねていると、
非常に気持ちがシンプルになっていきます。
人の心を揺さぶるアートもあるけれど、
無駄を取り払い洗練された雰囲気に持って行ってくれる物もある。

ここで静かにコーヒーを飲む。
なんだか茶道のような雰囲気だね。

■大橋屋
■東京都練馬区旭丘1-1-1
■営業:12:00〜20:00
■定休日:月火土日
場所はこのへん
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カフェ・キープス(江古田)

やぐら

かつて江古田に伝説のおにぎり屋さんがありました。
ジイジとバアバの2人でやっている24時間営業のお店。
どんな夜中でも早朝でも、声をかければ「ハーイ」という返事がして
どちらかが窓から顔を見せてくれました。

張り紙

江古田四天王とも言われた伝説のお店も、
2012年の2月に、その長い歴史に幕を下ろし、
閉店を知らせる張り紙には、
やぐらのおにぎりを愛した人達の沢山の書き込みがありました。

キープス

その場所も、生まれ変わり新しい建物へ。
そして、その「やぐら」だった場所の2階に、カフェが出来たのです。

看板

お店の名前は「キープス」。
西武新宿線の井荻にあったお店がこちらに移転してきたのだそうです。

店内

お店は細長いスペースで、あまり大きくはないのだけれど、
内装など、雰囲気は、これまでの江古田にはあまりないタイプ。
僕は好きだな。
こういう感じ。

アンチョビ豚丼

頂いたのは、アンチョビ豚丼。
サラダとスープがセットになって、680円。

塩豚って流行りだけど、
アンチョビの塩分が、甘塩のような感じになって、
豚の甘さが引き立ちます。

ランチで、この手のメニューってのも江古田では少ないし、
うん、いいんじゃないですか!

カフェラテ

+180円で、ドリンクもセットに出来ます。
僕はカフェラテをチョイス。

窓から

あの懐かしの場所に出来たお店の窓から、
江古田の風景に目をやる。
江古田で、外の景色を眺めながらまったり出来るカフェというのも、
意外なようだが実は少ない。

温かなラテを飲みながら、江古田の進む時間をゆるめてみる。
するといろんな光景が浮かんで見えた。

遠くに見える踏切。
あれを一緒に渡った人達の事を思い浮かべる。

南口の店で飲んでいた皆で、開いているお店を探して北へ渡った。
北で飲み足らず、もう一軒と、南口へ戻る。
解散の前に、やぐらに寄って、
温かい握りたてのおにぎりを食べながら、
白々として、御来光を迎えようとする朝方の江古田の道を、トボトボと歩く。

あの時、なんであれだけ笑って、
朝まで、何を熱く語っていたんだっけ?
全然思い出せないよ。

でも、なんとも言えない充実感が、そこにはあった事は確か。

もしもメニューにおにぎりのセットが出来たら、
さらに、あの時代にも脳内がタイムスリップ出来るかもしれない。
もっと詳しく思い出せるかもしれない。
飲んで、騒いで、お腹が空いて、おにぎり買って。
そんな、バカのように楽しかった日々。

なんだか、ここは懐かしい気分にさせてくれるお店だね。
あの日々を思い出して、少し胸がキュンとしたよ。

■cafe keeps( キープス)
■東京都練馬区旭が丘1-67-6 森ビル2F
■営業:11:00〜23:00
■定休日:月曜
場所はこのへん
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