ストーク(東長崎)

ストーク

少年達の憧れであったジュニアスポーツという自転車の話しをしましたが、書いているうちに、少年時代の憧れをあれこれ思い出しました。…という訳でその憧れに会いに、東長崎の老舗カフェ「ストーク」に行ってきました。

店内

出来た当時はたいそうオシャレだったと思われる店内は、長い月日を経て味が加わり、レトロモダンというような雰囲気に。

カレー

さて、僕が会いに行った少年時代の憧れというのはコレ!アラジンの魔法のランプのような、カレーの器。これの名前って知ってますか?

器のの方は「ソースポット」ルーをすくうスプーンのようなものは「ソースレードル」と言うそうです。

カレーのCMだとか、レストランの前のサンプルで、このソースポットに入ったカレーを目にしていたのに、実際にレストランで頼むと、あらかじめルーのかかったカレーが提供されました。…田舎だったからかもしれませんけど。

だから、この魔法のランプのような形への憧れは、どんどん大きくなって行きました。たぶん、実際にお目にかかったのは東京に出てきてからなんじゃないかな?

これと同様に、しゃぶしゃぶの真ん中が煙突みたいになってる鍋も、上京するまで見た事がなく、田舎では、土鍋とかで、しゃぶしゃぶをやっていた気がします。

逆に北国だからか、ジンギスカンの鍋は一家に一枚は必ずあって、あれで焼肉をするのは日常だったかなあ。東北は、今でこそ前沢牛とか米沢牛とか牛肉の産地ですが、自分たちがいた頃は、牛を食べる文化はほとんどなくて、圧倒的に豚でした。牛はハレの日とか祝い事みたいな時に食べていたような気がします。

牛よりは羊の方を良く食べていて、スーパーとかでもタレに漬け込んだジンギスカン用の肉売ってたもんなあ。こういので花見で宴会したり。

専門店のジンギスカンバケツセット

バケツの脇に穴があけられているので、中に固形燃料を入れると旅館の宴会料理の一人用鍋のでっかい版みたいになります。ジンギスカンが終わったら、この中に道具を入れて、ジンギスカン鍋をひっくり返してふたをすれば、ティファールの鍋みたいに、コンパクトになるという優れもの。

デザート

少年の頃のあこがれとご対面。ちなみに、カレー、サラダ、デザート、ドリンクがついて700円でした。

■Cafe&Restaurant STORK(ストーク)
■東京都豊島区長崎6-23-10
■営業:09:00~23:00
■定休日:無休
場所はこのへん

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樹の房(東長崎)

住宅街

※お店はオーナーが変わり、cafe suginocoとして営業しています。

釣りで言うなら久々に大物、
松方弘樹もビックリのカジキマグロサイズを釣り上げた気分です。
穴場カフェを見つけました!

この住宅街の中にカフェがある事は、ご近所の方でも知らない人が多いようで、
穴場中の穴場。
本当は「秘密のカフェ」に分類して内緒にしたかったのですが、
ご主人達は、もっと知って欲しいという事だったので紹介する事にします。

西武線池袋線、東長崎の南口から商店街を外れた住宅地に、そのカフェはあります。

看板

お店の名は「樹の房」と書いて「じゅのぼう」と読みます。
こちらは奥様が書いた文字を金属加工して作ったもの。

樹の房

昭和30年代の民家を改装したお店で、一階の板張りの壁と、
二階の紅殻塗りの壁が、目をひきます。

外観

お店には壁二面を切り取った大きな窓があるのですが、
なぜこんな大きな窓にしたのかと言うと…。

窓からの風景

目の前が小さな公園となっていて、木々が借景となっているのです。
しかも正面にあるのは大きなソメイヨシノの桜の木で、
春にはこの大きな窓が一面桜色に染まるのだそうです。

店内

店内に入ってすぐの壁際は、雑貨のセレクトショップ。
手作りジャムの他、ご主人や奥様が集めたお気に入りの品々が並んでいます。

店内

JAZZが流れる店内。
4人席が2つと、2人席が1つ。
元々和室だった所をリノベーションしているのですが、
フランスの写真家、ブレッソンのポスターが貼られている所は、
元々押し入れだった場所。
名残で上に天袋の跡があります。

ちょっと暗くてわかりにくいかもしれませんが、ストーブの上には南部鉄瓶。
椅子やテーブルはヨーロッパのアンティークみたいな感じですが、
妙に調和しています。
アンティークな風情をもっている物は和でも洋でも合うんですね。

その他、柱を見れば床の間だった場所など、いろいろ発見があるので、
くつろぎながら、いろいろ観察してみてください。

本日のデザートセット

本日のデザートは、ブラウニーで400円。
+300円でコーヒー付のセットにする事が出来ます。
クリームも上品だから甘さが抑えられ、ほぼよい感じ。
こういうのを頂くと過度な甘みのものは何が入っているんだろうと思えてきます。

フレンチレストラン風のデザートの感じなのですが、
ランチの豚肉の赤ワイン煮込みなども美味しいから食べに来て!とご主人。
ぜひ、食べてみたいです!

公園に面したり、広い敷地でも無い限り、
風景見ながらくつろげる場所というのは少ないので、
そういう意味では貴重なお店ですね。

このお店は夜になると、予約専門のしゃぶしゃぶ屋さんに変身する為、
カフェ営業は16時までと、少し短いのですが、
ちょうど閉店間際で、最後のお客だったので、色々とお話をさせてもらいました。

そして、二階が和室で、夜はしゃぶしゃぶのお店になるというので、
興味を持ったら、見せてくれました。

二階

二階の部分は、元々は木造アパートだったらしく、
一階とは別に専用のドアからあがる作りだったそうで、
階段の下にはその名残のドアがあります。

和室

二階の部屋は、アパートだった部屋を改装した和室で、
こちらが、予約制のしゃぶしゃぶを頂く個室に。
アンティークな照明がいい感じ。

写真

部屋にはTV番組の取材で訪れた、ウエンツ瑛士さんと、ほんじゃまか石塚さん
あき竹城さんなどの写真がありました。

隣の部屋

お隣の部屋はアジアンテイストとなっているのですが、
こちらはウエイティングルーム的な感じで、
コートや荷物を置いたり、赤ちゃんのおむつ替えに使ってもらったりする場所。

ベランダ

二階には小さな和風ベランダがあるのですが、元々は物干しだった場所。
こちらは夏場には、小さなビアガーデンに。

お風呂

お店にする前は、借家にする予定だったそうで、
お風呂なども綺麗にリフォームされていてます。

夜のしゃぶしゃぶコースをご利用の方で、希望があれば、
お風呂に入ってから、食事にするようにしてもいいんですよと、
ご主人が言ってました。

お店に訪れた人の中には、自分の家も古かったりして、
古民家系のリフォームに興味を持つ人も多いそうです。
ただ、情報がないので、リフォーム出来ないだろうと新築してしまい、
このお店を見て後悔する人も。
昔の家は丈夫に作られているので、建て替えるより、
リフォームした方が、味のある唯一無二の家が出来るのだそうです。
そういう相談に来る人もいるそうなので、考えている人は足を運んで見ては?

このお店を手がけた業者も、古民家リフォームが得意な所で、
いろいろと相談してこのようなお店を作り上げたのだそうです。

さらにこのお店自体が、アンティークな照明のショールームにもなっているので
探している方は相談してみてはいかがでしょうか?

こういうお店を見つけると、古民家に住みたくなりますね。
先日友人のマンションにお邪魔したのですが、
古いマンションだったの古民家風で逆にオシャレで、羨ましかったです。
古民家萌えです。

■樹の房
■東京都豊島区南長崎3-40-14
■営業:9:00~16:00
■定休日:日月祝
場所はこのへん
お店のサイト

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