君の名は。

話題の映画「君の名は。」を観てきました。金曜日に池袋で行列が出来ているなあと思ったら、映画館で、入り口には、この作品の大看板が。宣伝はよくしているけれど、本当に行列なんだ…。

じゃあ、一応チェックしておくか!と、翌日、空いている事でおなじみの、ユナイテッドシネマとしまえんのオンラインチケットで、席を押さえようとしたら、なんと自分が観たい回は、残り5席。えー!?としまえんでも満席なの?

ちなみに、この日の映画館は、「シン・ゴジラ」と「君の名は。」で、ロビーがものすごい事になっていました。

さて、ネタバレしないように感想を。予告編やワイドショーでの特集レベルにしておきます。

圧倒的な画力で、これまでのアニメにないような世界観が広がります。新海誠監督の作品は「秒速5センチメートル」とかも、絵柄が好きだったので、大きな画面に吸い込まれるように観ていました。

映画評で「ストーリーが甘い」と批評している方も多かったですが、確かに、圧倒的な画力と対比すると、アニメのご都合主義的な所もチラホラ。まあ正直、突っ込みどころは、あるっちゃあるんですが、細かいところは一旦置いておいて、世界観を楽しむ事にしました。

「秒速5センチメートル」のような日常の延長のような世界観というより、細田監督のサマーウォーズのように、世界を広げた娯楽作品。男女の入れ替えと時間軸で、ストーリーが編み込まれ行きます。という訳で、SF要素も多分にあります。

この映画、アニメなのに、リア充のカップル客が多く、アニメ好きのぼっちヲタが見に行きづらいというツイートなども見かけます。

確かに、リア充カップル多かったです。アニヲタ要素を微塵も感じさせないオシャレカップルが。

映画を見終わって、互いに主人公に感情移入させて、愛や絆を確かめ合っているのかと思いきや、僕の前3列、たった3組のカップルというサンプルですが、女性の方が、「え?あんまり意味わからなかったんだけど」という反応。

本来「いい映画だったね。」と手をつないで席を立つ予定だった男性が、「だから、あそこの時間軸が…」「あそこと、あそこがつながって」と、座り込んだまま説明タイム。

リア充の女性ってSF弱いんですかね?なんか見終わって、すっきりしない感じの顔してました。一緒に行く女性が、SFに弱い場合は、期待した反応と違ったりするので、要注意です。

個人的な感想ですが、東京を描いている部分は、知っている風景が次々に出てきて、それだけで、感動物。主人公がバイトしているレストランも、デートしたカフェも、知っている場所。新宿、代々木、四谷、信濃町、六本木。自分が自転車で走り抜けた事がある場所ばかりだから、映画を観ているだけで、脳内聖地巡りが同時進行です。

ちなみに、主人公「瀧」の住むマンションも見つけました。映画を観ていて、あの辺りだなあ…と思いつつ、実際に、行ってみたらビンゴ!一般の方達が住む場所なんで、紹介するのは控えておきますが。

自転車のスピードで見える風景は、車やバイクと違って、ゆっくりと能に記憶されていくので、ほとんどの場所が、頭の中のメモリーにありました。自分でもびっくり。

須田神社

その代わり、映画のポスターなどにもなっている場所を一つ紹介。四谷と四谷三丁目の間にある須田神社です。すでに、聖地巡りの方々が集まり始め、写真の女性も、階段の上から何枚か写真を撮った後、足早に駆け下りて行きました。三葉に感情移入させながら、まだ観ぬ瀧君を探していたのでしょうか?

さて、ここからは、そんな自転車乗りの戯れ言として聞いてください。作品を批判するとか、突っ込みを入れるという意図では無く、自転車乗りの習性として、このように観てしまうという部分があったという話です。

地図

主人公は、自分の記憶にある風景をスケッチし、その場所を訪ねるために飛騨に向かうのですが、自分だったらGoogle Earthを使うな!と、思いました。

主人公もスマホを駆使している訳だから、PCだって使える環境にあるハズ。まあ、あの風景は架空なので、この中にはありませんが、主人公が降り立った飛騨の駅から一番近い、湖を探してみたらこんな感じ。わかってますよ!らGoogle Earthで探したらドラマチックじゃない事は。

これはロードバイクで山を登るヒルクライムをする時にやる作業で、峠までどのような道、環境を通って行くのか調べる時に、Google Earthを使います。平面で高低差を記録した「ルートラボ」より、一発でコースのイメージ図が頭に入るからです。あと位置関係もわかりやすいです。

そしてヒロインの子が自転車で山道を登るシーンがあるのですが、あの絵だと、勾配は10%以上あるよな…と頭の中で計算。それをシングルスピード(変則無し)のママチャリで、あのスピードで登れるなら、優秀なクライマーですよ。

見た感じだと、標高は500mから800mぐらい。奥武蔵グリーンラインを上るぐらいじゃないかな。となると、林道・梅本線か猿岩線ぐらいか。じゃあ途中、勾配15%とかあるなあ。

…とか、ドラマチックなストーリーと平行して、自転車頭が、もう一つの仮想現実を作り上げて行くのです。

ちなみに三葉が山に行っている時、携帯が圏外になるのですが、ヒルクライムに行く飯能も、有間峠や色んな所で圏外に。まだまだ携帯の電波って100%カバーじゃないんだよな。…というのも思い出してしまいました。

本当に、素直に作品に没入してみろよ!と思うのですが、どうしても自転車が出てくると、トリガーになって、脳内変換が起こってしまうんですねえ。

病気ですね。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*