昨年、スタバで一杯2000円のコーヒーが売り出され、話題になりました。「パナマ アウロマール ゲイシャ」は豆が250gで1万800円。店内では、ショートサイズ1杯、1998円で提供。もちろん稀少な種類の豆なので、店舗限定・数量限定での発売でした。
今年は、コロンビアのゲイシャ種『コロンビア セロ アズール』を、9月9日から、同じく店舗限定・数量限定で販売。ショートサイズで、1,310円で売り出されました。
ゲイシャと言っても、日本の芸者とは関係なくて、エチオピア原産の野生種で、Geishaという地区で採取された種類なので、ゲイシャ種と呼ばれています。
かつてはブルーマウンテンがこのような稀少品種だったので、高価なコーヒーの代表でしたが、ニセモノが多く流入した為に、ブランドの価値が下がりました。
かつてのブルマンのように、今、高価な稀少品種とされているのが、ゲイシャ種なのです。
その「ゲイシャ種」が入ったというので、豊島園の「隠房」へ。以前行った時に、もうすぐ入るのでチェックしていてくださいと、言われていたのです。
店内のボードで確認すると、パナマのカジェホン農園のゲイシャ種、ナチュラルがあるじゃないですか。ナチュラル好きの僕としては、願ったり叶ったり。
こちらは、ストレートコーヒーは通常500円なのですが、「ゲイシャ種のナチュラルお願いします」というと、「こちらは稀少な豆なので、一杯1000円ですが、よろしいですか?それでも他よりはお手頃になっていると思いますが。」との事ですが、稀少ゆえに期間限定となってしまう種類。あるうちに頂こうではありませんか。
ちなみに、もうすぐ販売終了となってしまうそうです。
パナマのカジェホン農園のゲイシャ種、ナチュラル、1000円。ケンズカフェ東京のガートーショコラ300円。
さて、ゲイシャ種のお味。まず第一印象は「なめらか」。雑味がないので舌に残る感じはゼロで、きめ細かい上質なクリームを頂いた時のような舌触り。
お店の方に「なめらかなので驚きました」と言うと、ゲイシャ種の特徴の一つが「シルキー」と言われているので、特徴を捉えていると思いますと言われました。
ナチュラル特有の深みもあるのですが、いつものエチオピアよりも、すっきりしている感じ。
なんだろう。なにかが悪い意味で突出している事がなく、全てのバランスがいいので、すっきりと感じるのでしょうか?
コーヒーショップのサイトなどを覗くと、香りに言及されている事が多く「甘いフローラル、シトラス・ブラッサム、ジャズミンと甘い蜂蜜の香り」などと書かれているのだけど、この香りの表現というのが、自分は苦手というか、正直ピンと来ません。ワインもそうなんだけど。
もう少し、香りについての表現を勉強しなければなりませんね。あるうちに、もう一度、飲んでおこうかな。
■隠房 (かくれんぼう)
■東京都練馬区練馬4-20-3 ミヤマビル1F
■営業:12:00~18:00
■定休日:火曜
■場所はこのへん
■お店のサイト