覚えておきたい輪行テクニック

最近、弱虫ペダルからロードバイクを始めた女子達も、
輪行でサイクリングに出かけるようになりました。

輪行というのは、ロードバイクなどを分解して袋詰めし、
電車で目的地まで行き、そこからサイクリングを始めるというもの。

ところが自転車人気と共に、
JR各社の輪行の規定が厳しくなってきたので、覚えて置きましょう。

3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、
その重量が30キログラム以内のもの。
ただし、長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。
自転車にあっては、解体して専用の袋に収納したもの
又、折りたたみ式自転車であっても、
折りたたんで専用の袋に収納したもの

これまで、折り畳み自転車(特にプロンプトン)はカバーをかけて
キャリーバックのように手押しで車輪を転がしている人がいたのですが、
これは禁止になりました。
完全に車体をバッグに収容しないとダメで、
100円ショップで売っているような自転車カバーで簡易的にくるむのもダメ。
折り畳み自転車にゴミ袋を被せるのもダメ。

3辺の最大の和が、250センチメートル以内という事で、
前輪だけ外すタイプも、グレーゾーンに。
もしかしたらOUTになる可能性が出てきました。

そうなると、輪行は大きく2タイプに絞られてきます。
両方とも僕は使った事があるので、紹介しておきます。

輪行

まずは、モンベルのコンパクト・リンコウバッグ。
こちらは横置きタイプ。

■メリット
分解と梱包の手順が少なく、簡単に収納出来る

■デメリット
横置きタイプなので、電車の中で意外に幅を取る
付属品が下の穴から落下する可能性も

自転車を逆さまにして、シートとハンドルを地面側にして、
前後のタイヤを外して、固定し、上からカバーをすぽっと被せます。
袋の下は紐を絞って穴を塞ぐのですが、完全に塞がれている訳ではありません。
なので、サイコン、ボトル、工具ケースなどを車体につけっぱなしにしておくと
不注意で落下して、紛失してしまう恐れも。

イメージはこんな感じ。
この方は、タイヤ固定を上部一カ所にして省略していますが、
通常は3カ所の固定となります。

輪行

こちらは縦置きタイプのオーストリッチL-100

■メリット
縦置きなのでコンパクト、
特急や新幹線などの二人掛けシートの裏に収まる
下からすっぽりつつむタイプなので、下に穴がなく落下が防げる

■デメリット
エンド金具を使用したり、手順が多く、少々面倒

後輪をはずした所にエンド金具というものを取り付け、
シートと、後輪エンド金具を底辺に支えるタイプ。
エンド金具の手順が多い分、若干収納が面倒なのですが、
コンパクトになる分メリットもあります。

輪行の袋詰めイメージは、こんな感じ。
エンド金具の取り付けの所で、自分もモタつきました。

地下鉄

さて、輪行する場合は、電車の先頭車両や、最後尾の運転席前のスペースに陣取るのが基本。
ただ、最近は自転車ブームで、何かの大会があったりすると、
その場所に輪行の先客がいる事も多く、となると車椅子スペースにお邪魔する事も。

ただし、当然、この場所は車椅子の方が優先です。
早朝など、人がまばらで空いている時にお借りするという感じです。

こちらは、地下鉄丸の内線の車椅子スペースなんですが、
JRより狭いので、横置きのモンベルだとギリギリ。
こういう時は、縦置きのオーストリッチの方が余裕があります。

JR

こちらはJRの車椅子スペース。
山手線や総武線の普通などは、先頭車両、最後尾の車両の、連結側にあります。
地下鉄や私鉄よりは広めに出来ているので、ここならモンベル横置きも余裕。

輪行

オーストリッチの縦置きなら、さらに余裕です。

新幹線

新幹線や特急の車両の一番後ろの席を指定で取ると、
その後ろにスペースに入れる事が出来るのですが、
ここは横置きのモンベルだと、はみ出して収まらないので、
縦置きのオーストリッチが威力を発揮します。

特急を使う場合は、このパターンが多いでしょうね。

スカイライナー

ちなみに京成線は、スカイライナーの車両を使った、
モーニングライナーやイブニングライナーなどもあるので、
ツールドちばや、銚子センチュリーライドで、成田に前泊する際は、
これを使うと、余裕で輪行出来ます。
旅行客用のトランクスペースがあるので。

ビオレ

そして輪行の際、持っておくと便利なのがビオレのメイク落とし。
チェーンなどに触れて、手が機械油で汚れてしまう事もあるのですが、
これは水で洗うより、ビオレふくだけコットンで拭き取ると一発で綺麗に。
そう考えると女性のファンデーションは、機械油並みなんですね。

ビオレメイク落としで噴いてから、ウエットティッシュや水で手を洗うと、
油分も取れてスッキリとします。

せっかくロードバイクを買ったなら、輪行してみましょう。
弱虫ペダル、インターハイのコースを走って、
疲れたら帰りは電車でというのもいいのでは?

さらなる自転車ライフの幅が出て、楽しくなる事うけあいです。

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“覚えておきたい輪行テクニック” への2件の返信

  1. >potereさん
    最近、ちゃんと輪行袋に収まっていない人を見ることもありますね。
    そういう人たちのおかげで、自転車=マナー悪いとなってしまうので、
    気をつけて欲しいものです。
    まあ、まずは勝手がわからない初心者の為に、
    how toを知って貰えればと。

  2. えっ、、、輪行の条件が厳しめの方向で改正されたのですか、知りませんでした。「3辺の最大の和が、250センチメートル以内」← たしかに前輪だけを外すタイプは確認しておく必要がありそうですね。最近、輪行マナーの悪い方を見かける時があるのでこうした規定変更も有かなと思っています。
    PS:ビオレのメイク落とし・・・いつの記事だったか忘れてしまいましたが、以前紹介されていた記事を読んでから愛用しています(笑。輪行時もさることながらメインテナンスの時にとっても便利、きれいになるし手が荒れないんです。一番良い点はすぐ手に入ること、コンビニで調達できるのはメリットは高です。

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