映画「エンダーのゲーム」を観る為に、としまえんに。この時期はイルミネーションのショーをやってるらしく、暗くなってから入っていくお客さんも、チラホラ。
ちょっと早めについたので、珍しくスターバックスへ。全国でスタバがない県は鳥取県だけらしいですが、23区でもスタバがない区というのがあって、江戸川区と荒川区には、現時点でスタバのスの字も無いそうです。
スタバによると、需要に合わせて出店しているとの事。
練馬区には、かろうじてこの豊島園と大泉学園の2店舗があるのですが、我が江古田には、3大学もあるのにありません。この「需要に合わせて」というのもあるのかもしれません。
マクドナルドが現在立替中で営業していないのですが、その難民は、同じ駅前のターリーズじゃなく、ミスタードーナッツへ押し寄せているそうです。江古田はそっち系の価格帯を求める人が多いんでしょうね。
さて、スタバで注文したら、ただ今満席なので、持ち帰りしか出来ませんと言われました。確かに見まわしたら満席。どんな需要があるのかと見渡したら、ノート広げて何かの勉強が半分。macbook airで何か仕事らしい事している人が4分の1。普通に談笑している人が4分の1という感じ。
寒さで表のテラス席は空いていたので、そこで飲む事に。まあ、映画までの間、さくっと飲む感じだったので。
■スターバックス・コーヒー 豊島園駅前店
■東京都練馬区練馬4-18-8 ティーズガーデン
■営業:
7:00~22:00
7:00~22:30(金土)
■定休日:無休
■地図を表示
■オフィシャルサイト
さて、上映時間が来たので、ユナイテッドシネマへ。
今回見るのは、エヴァンゲリオンの元ネタとも言われている「エンダーのゲーム」1977年に刊行され、SF界のネビュラ賞、ヒューゴ賞の2冠を獲得したSF小説なのですが、庵野監督も、この小説を読んだと発言しています。原作は、様々なジャパンアニメーションに影響を与えていると言われていますが、映画化されるのは、今回が初めてです。
あらすじ…
昆虫型生命体、フォーミックとの宇宙戦争を続けている人類。
その第2次侵攻に備えるべく、世界中から優れた少年兵士たちが
防衛軍ベースキャンプのバトルスクールへと集められる。
そんな中、特殊な能力を秘めている少年エンダーは、
様々な葛藤と戦いながら戦士の才覚を発揮し成長していく。
しかし、その結果…。
というようなもの。もう、これだけでエヴァを想像する事が出来ますよね。
ここからは、ネタバレにご注意。
ストーリーやオチは書きませんが、
全体の雰囲気にまつわるレビューはあります。
壮大なSF小説の世界観を114分でまとめているので、駆け足感というか、ダイジェスト的な雰囲気は否めないです。
その為なのか、国柄なのか、少年の苦悩があっさりしています。
自分は、エヴァの碇シンジのような子供っぽい意地の張り方とか、進撃の巨人のアルミンみたいな臆病者をみるとイライラするタイプです。進撃なんて、アルミンの泣き言が15分ぐらい延々続く所があるのだけどそれで、1度、見るのを断念したぐらい。
そんな自分でも、こちらの主人エンダーの、悩みからの立ち直りは早いと思いました。おいおい、もう立ち直っちゃうの?と、日本的な感覚からは物足りないぐらいです。
ある時、外国人の方にJPOPや恋愛ドラマについてインタビューする機会があったのですが、「日本の歌もドラマもウジウジしすぎ基本、会いたいけど会えない、ウジウジなのばっかり」と、言われた事があります。アメリカだと、そこから立ち直る歌、ふっきる歌の方が多いそうです。
確かに、日本人って同情されたいがゆえに、ウジウジじ落ち込んで見せる悲劇のヒロイン的気質が高めなものが多いです。
だけど、この少年、ふっきりとか心の切り替えが早すぎると思いました。
これが、時間の無さから来るダイジェスト感なのか、国柄なのかはわかりませんが。
そして、少年は、天才戦略家なのだけど、その戦略は、スクールにいる時の初期の方がわかりやすい。戦いに入ってからは、エヴァンゲリオンQで艦艇「ヴンダー」の艦橋で指示を飛ばすミサトみたいな感じで、壮大な作戦と臨機応援な指示を出しているのはわかるけど、どんな戦略なのかは、勢いに隠れて見えずらいです。
この難問をくぐり抜ける為の次の一手は?そして、あの布石がここで効いてくるのか…。この戦略的なものについては、トム・ハンクスのキャプテンフィリップスの方が、丁寧に描かれていたように思えます。日本人は、圧倒的な不利な状況を戦略で切り抜けていく、三国志的な物が好きだったりするので、映像は凄いけど、そこはちょっと物足りなさを感じました。
個人的には、悪い映画じゃないけど、ちょっと物足りない感じ。
ただ、ジャパンアニメーションに対する影響は感じられます。おおまかにいうと、
進撃の巨人での訓練兵団を経て、エヴァンゲリオン
というような感じの映画です。
原作を読んでからの方が、より楽しめるのかもしれません。
映画を見てから、エヴァンゲリオンシリーズ見直しています。そうする事によって、「エンダーのゲーム」に影響された部分が想像出来てまた違った楽しみ方が出来ます。