リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2013

リエージュ

今年は、ツールドフランス100回目の記念の年ですが、
それよりも長い歴史を持つのが、
アルデンヌ・クラシック3連戦を締めくくる
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。
日曜の夜に中継がありました。

第111回を数える大会はメジャーレースの中でももっとも歴史が古く、
「ラ・ドワイエンヌ=最古参」とも呼ばれます。

世界屈指の過酷なレースと言われ、距離も261.5kmと長いうえ、
アップダウンも激しく、1日の獲得標高差が4,600mも達します。
全部の登りを集めると、富士山より高い登りになるのですよ。

今回もまたJ-SPORTSで観ていたのですが、
アシストの存在が大きかったレースでした。

ガーミン・シャープはWエースみたいな感じで、
まず逃げに乗った昨年のジロ・デ・イタリアの覇者、ライダー・へシェダル。
普通、追走集団に追いつかれると、そこでお役ご免で落ちていくのですが、
彼はそのまま先頭集団に残ったうえ、
チームメイトのダニエル・マーティンの為に、集団を引き続け、
自分も8位に入るという、大健闘。

日本人の新城幸也選手も出場し、ピエール・ロランのアシストとして走り、
勝負所の前に、ロランを連れて先頭へ送り込み、きっちり仕事しました。
ただ、ロランがその後、パンクして脱落してしまったけど。

優勝候補のBMCのジルベールは、アシスト軍団が追走集団をコントロールし、
逃げチームを追える所まで連れて行ってくれたのに、
最後は、自分が動く体力が残ってなかった。
今回も不発。

ちょっと面白かったのは、アンディー・シュレク。
ツールドフランスなどは、兄のフランク・シュレクがアシストとなり、
アンディーを手厚く守るのですが、
兄のフランクがいないレースは、ヘタレぶりを発揮し、
中継のアナウンス陣や、ツイッターなどでも、
「早く兄離れしろ」と言われるほど。

2人揃うと、キャプテン翼の立花兄弟のスカイラブハリケーンみたいに、
時間差アタック、交互アタックの兄弟合わせ技で、
ライバルを疲労させようとしたりして、面白いんだけどね。

その、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2013
後半残り7㎞地点からだけど、動画を発見しました。

パンダも乱入(笑)

登りが得意なホアキン・ロドリゲスが、最後の坂を使ってアタックをかけるも、
アシストのへシェダルのおかげで、足をためていたダニエル・マーティンが抜き去ります。

これは、向こうの映像ですが、
日本の中継だと、
「ホアキンが引き離すにしては、この坂、傾斜が足りない。」
と、叫ばれていました。
もっと激坂だと、ホアキンの一人舞台だったんでしょうけどね。

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