ノーベル (中野)

緊急事態宣言中の困りごととして、フリートークのネタが無いという芸人やラジオDJ達の声をよく聞きます。

出歩かないから、ネタとなるハプニングも起きないし、飲み屋での酒類提供も取りやめているので、酔った失敗談も起きません。

中野に寄ったついでに飲み屋街をパトロールしてみたら、大半のお店は休業し、人通りも少ないのですが、やっている飲み屋は、混雑していました。平日の昼の時間帯から。我慢出来ない人は一定数いるもんですね。

僕の場合は、飲み屋がやっていたとしても、この時期はサイクルロードレースのジロ・デ・イタリアの時期で、家にこもってレースに夢中になっています。J-SPORTSでの中継はだいたい9時から0時で、飲みながら観ていれば外飲みせずに楽しい時間が。

さらにドラマの「ドラゴン桜2」がはじまったので、Paraviに入って、ドラゴン桜の1を全部一気見したし、ついでに阿部寛さんの「新参者」シリーズを見返して、毎話涙したりもしています。

中野ブロードウェイのノーベルは、サウナもあるのですが、サウナは都からの休業要請が出ているので、お休みでしょうか?

僕が寄ったのは、2階にある喫茶店「ノーベル」。

お店の手前にサンプルの飾られたショーケースがあって、昭和感満載のお店です。

割と大箱のお店で、入店チャイムもボリューム大きめ。お店に入ると消毒と検温あり。パテーションも立っていますが、広くてみんなが離れて席を取っているので、蜜にはなりません。こちらも注文の品が来るまではマスクは外しませんし。

フルーツパフェは、パフェなのにプリンアラモードのような器に入って提供されます。

缶詰フルーツ満載の昭和感。黄桃やみかんの缶詰を食べたのって何年ぶりでしょう?その昔、江古田にあった中華の珍竹では、チャーハンとか頼むとデザートでみかんがの缶詰が5粒ぐらい入った小皿が提供されましたが、それぶりかも。となると10年ぐらい食べてない事になります。んー忘れているだけかな?

いつも縦に掘り進めるのに、横に展開されて、どれを順番に食べてもいいと突き放されると、逆に戸惑いが。ラグビーワールドカップのオールブラックスVSイングランド戦を思い出しました。
 

魚鱗の陣でハカを行うオールブラックスに対し、鶴翼の陣で迎え撃つイングランド。あの時のオールブラックスにも戸惑いが感じられましたね。

■ノーベル (NOBEL)
■東京都中野区中野5-60-7 タイガープラザ 2F
■営業:9:30~20:30
■定休日:無休
場所はこのへん

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えごたいえ(新江古田)

江古田の森のカフェにパフェがあるという情報を聞きつけて、サクっと自転車で。

公園の脇の坂道をを登り、東京総合保健福祉センター江古田の森の前を左折するのですが、福祉センターから歌声が聞こえてきました。童謡の「ふるさと」。

懐かしい歌を聴いたり、歌ったりすることにより、眠っていた記憶を呼び覚まし、脳を活性化させられるという事なんだそうですが、童謡って老後の為に子供時代に仕込んでおくと考えると、スケールの大きいネタ回収だなと。

Spotifyなどのサブスクのデータを解析した結果で、33歳を過ぎると新しい音楽を探さなくなり、懐メロばかり聴きがちという調査が出ている事がニュースになった事があります。新しいスタイルへの歌への理解度が薄れ、懐メロを聴いていた方が楽という事に。そういう意味で、子供の頃に仕込まれた「ふるさと」をトリガーにして、昔の記憶を取り戻そうというのは、あながち間違いじゃないかもしれません。

ところで、今の小学生は「ふるさと」を歌うんでしょうか?

「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川」

僕らの時代でも、「うさぎが美味しい」と勘違いしていたというのが、定番ネタとしてありましたが、今の子供に兎を追うという事がイメージ出来るのでしょうか?「かの山」も「かの川」も、日常で使う言葉ではないですし、理解出来ない風景を理解出来ない言葉で歌うという一連の動作で、老人になった時に、鮮明に思い浮かぶ物なんでしょうか?

それとも、何十年後かのこの場所では、介護の時に「パプリカ」が歌われているんでしょうか?

「ふるさと」を聞いただけで、こういう事を脳内で考えてしまう自分は、ただの職業病です。

長々と妄想を書いたので、ここからはテンポよくサクサクと!

東京総合保健福祉センターの前の道をまっすぐ行った左側に目的のお店があります。

看板には「えこだno MA」とあったので、そういう店名だと思い込んでいたのですが…。

フロア案内図をみると、お店の奥の個室が「えこだno MA」らしく、他は「えごたいえ」と呼ぶらしいです。

という事で、このフロアは「えごたいえ」でいいんですよね。

江古田の定番ネタで練馬区では「えこだ」、中野区では「えごた」というのがありますが、この地域は中野区なので「えごた」となっています。

お店は食券方式なんですが、いちごパフェは、単品で600円。カフェラテとセットで830円です。

カウンターで食券を渡すと、無線式のアラームが手渡されて、出来たら取りに行くスタイル。

ぼーっと待っていると、後ろで小さい子どもがテーブルを離れて歩き回っていたのを、お母さんがたしなめる意味で「一人で歩いてると知らないオジサンに連れて行かれるわよ」と言ったのですが、現段階で、このフロアにいるオジサンは俺だけだ!

俺を牽制しているのか?俺が怪しく見えたのか?オジサンは窓の外を遠い目で見つめながら、軽い疎外感を受け取りました。

ポスターの写真ではガラスの器に入っていたのですが、プラスティックの器で提供なのがちょっと残念。次の写真で構成を見て頂ければわかるのですが、よく出来たパフェだけに器も頑張って欲しかったなあ。手で押さえた時にガラスとプラスティックでは、感触から来る緊張感というか、高揚感が違います。プラスティックは、ミニストップ感が出てしまっています。

グラスのトップは、苺は宮城県産のミガキイチゴと生クリーム。生クリームの下に苺アイスが隠されているので、そこを温存しながらまわりから食べていきましょう。今回は、前の半分だけ掘り下げながら断面の様子を見る作戦に。一番底がいちごジャムで甘そうなので、苺ワンカットと、アイスを温存する事に。

黄色いゾーンは、カスタードとスポンジケーキで、トップの生クリームやいちごと合わせると、ショートケーキを想像させてくれます。

食感を変えるフィヤンティーヌがあって、生クリームといちごジャムで、本来ならフィニッシュなんですが、予想通りかなり甘めなので、残していたイチゴのカットで酸味を足し、向こうの壁際に温存していたいちごアイスで、冷たさもプラスして、爽やかにフィニッシュしました!

今は、緊急事態宣言中で、11:00 〜 20:00 (19:00 ラストオーダー)の営業となっています。

■えごたいえ
■東京都中野区江古田3-14-1
■営業:7:00~22:00
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のサイト

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