自転車を変える事にしました。
2010年の6月末から乗り出した、GIOSを友人に譲る事にしたのです。
今行われているツールドフランスが、全行程3480kmで、
直線距離にして東京からベトナムぐらいだそうだけど、
2年間で、そのぐらいは走ったんじゃないかな。
買ってから1年後につけたメーターで、2000㎞は超えていたので。
その間にトラブルらしきものは、パンク1回だけ。
丁寧に乗ったので、今も状態はいいです。
今後、ロードバイクを購入する予定があるのですが、
そうすると、このGIOSとは用途がかぶるなと思っていた所、
友人がミニベロを売りたいというので、それを購入し、
GIOSを、別の友人に売ることにしました。
という訳で、買い換えというよりは、3角トレードみたいな感じに。
出費は少なくて済みました。
やはり2年間乗っていたから、思い出も多いです。
この自転車で最初にチャリカフェしたのは、代々木八幡のLIFEでした。
ママチャリから乗り換えたばかりの時は、
同じ労力でかなりのスピードが出るので、怖かったのを覚えています。
そして、路面の凸凹の衝撃を拾うので、最初は疲れました。
今や、乗り方を覚えたので、全くそんなのは気にならなくなりましたが。
一番遠出したのは、お正月の東京湾1周でしたね。
1日で200㎞走れるようになったのには、自分でもビックリです。
今まで知らなかった、自転車に乗るという喜びを教えてくれ、
そして「出来ないと」と思い込んでいた自分の能力を引き出してくれました。
この自転車を買って、ホントに良かったと思います。
感謝。
そんな思い出深き自転車だから、人に渡すのは、少し寂しい感じもします。
なんだか、恋人と別れるような、そんな感じも(笑)。
さてさて、新しくやって来たのは、ミニベロと呼ばれる小径車の
KHS P-20R。
クロモリと呼ばれる鉄のフレームは、定評のあるレイノルズを使ったもので、
小さくても走るフレームと呼ばれています。
こう見えて新車で買うと、11万5千円ぐらい。
しかも、前々オーナーがカスタムしているので、上位グレードのパーツもつき
13〜14万してもおかしくないものです。
自転車乗りならわかると思うけど、
ロードバイクについているシマノの105がついていました。
この年式だと、本来は、この2個下のグレードがついているハズなのだけど。
パっと乗ってみた感想は、小さい割によく走るけれど、
さすがに、これまでほどはスピードは出ません。
いや、出るのだけど、それなりに頑張って漕がないとだめ。
なので、今後は、これを少しずつカスタマイズしていこうと思っています。
そして、このミニベロを選んだのには、原点に帰ろうという意味もあります。
このチャリカフェを始めたきっかけは、自転車の世界を見渡した時に、
ママチャリと、ロードバイクの間に位置する、
「自転車で気軽にちょっと遠出」というジャンルが手薄だった事です。
2年前、本屋さんに行っても自転車関連の雑誌は、
ロードバイクのトレーニング方法とか、
自転車を輪行(たたんで電車移動)して、地方の絶景サイクリングとか、
いきなりハードルが高いものばかりで、
気軽にポタリング(自転車散歩)というジャンルの物がありませんでした。
だったら、自分でその付近の情報を発信しようと思ったのがきっかけです。
カメラ雑誌も、今から7〜8年前は、マニア向けだったのですが、
女性の一眼レフブームが来てから、写ガールとか女子カメラとか、
女性向けの本が出始めました。
その時に似ている気がするのです。
ただ、自分では自転車でお気軽散歩を提唱していたつもりなのですが、
同じ自転車でロングライドもこなしていたために、
チャリカフェ自体が、無理目の物に映ってしまっているのも事実。
自転車に興味のある知人たちからも、
「でも私には無理でしょ」と言われる事も多数。
ロングライドは別として、
23区レベルだったら、誰でも行けるようになるのだけど、それが伝え切れてない。
そこで、小さくて可愛い自転車で、おでかけすれば、
絵としても、多少伝わりやすいんじゃないかと。
普通のクロスバイクを持っていれば、このミニベロよりは走れますから、
あの自転車で行けるなら、自分の自転車でも行けるかも…。
そう思って頂けたら、幸いです。