真冬の石神井公園。
冬に来たのは初めてだけど、寒くてもボートに乗ってるカップルっているんですね。
♪冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を 僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから.
「スノースマイル」/ BUMP OF CHICKEN
…ってな感じですか?
そんな池の畔を走っていくと、
「カフェタイムはじめました」の文字が!
土日終日限定らしいですが、あのロニオンがカフェタイムを始めてたんですね。
ロニオンというのは、石神井公園に面したイタリアンレストラン。
2階に湖畔を見下ろすテラスがあるので、
1度はそこで食事してみたいと思っていたんですよね。
お店の人に聞いたら、テラスはこの寒さですから3月末ぐらいからですね。
…というので、1階席へ。
窓からの風景はこんな感じ。
かろうじて石神井公園の池が見えます。
カフェタイムはドリンクだけでもOKという事で、カプチーノは600円。
暖かくなったら、テラスにリベンジしたいなあ。
ちなみに、お店の前から見た風景はこんな感じ。
これを2階のもうちょっと高い所から眺めるのだから、
新緑の季節とか気持ち良さそうですね。
■ロニオン
■東京都練馬区石神井町3-10-11
■営業:
11:30~14:00(ランチ)
18:00~21:00(ディナー)
14:00〜15:00(土日祝カフェタイム)
17:30~20:30(土日祝ディナー)
■定休日:水曜日、第3木曜日
■地図を表示
さてさて、ロニオンの後は、池をグルリと回って、
石神井公園ふるさと文化館へ。
ガラスに青いシルエットが貼られているのがわかりますか?
今、「鉄腕アトム放送50周年記念 アトムが飛んだ日」という
特別展が行われているのです。
大人300円。
一応、職員の方に聞いてみたのですが、
特別展の展示物は撮影禁止ですが、この像とかは撮影OKだそうです。
特別展では、「鉄腕アトム」の原作マンガの直筆原稿やセル画などの
関連資料が展示されています。
もちろん、それも美しいし貴重なんだけど、
僕がインスパイアされたのは、手塚治虫さんのアニメに対するあり方。
アニメを作るのに、本来は1秒間に24コマのフィルムが必要で、
30分のアニメであれば、24コマ×60秒×30分で、43,200コマが必要です。
一人が描けるのは、ベテランでも1日30枚で、
そうなると200人のアニメーターを雇わないと完成しない事になります。
さすがにそれは予算的にも物理的にも無理。
そこで手塚さんが考えたのが重ね撮り。
同じアトムのポーズを大切に保存して、背景だけ変える。
アトムの輪郭だけは同じで、表情だけ変える。
今のflashアニメなんかに良く使われている手法を、
いち早く考えて、取り入れていたのです。
悪く言うと「使い回し」だけど、
「バンク・システム」という名前で、
自分たちが作った資産を有効に利用する事にしたのです。
もちろん、使い回しをすると動きが単調になりがちなんだけど、
それは面白いストーリーを作ってカバーする。
不可能を可能にする為に、技術的には割り切る所は割り切り、
それで質を落とさない為に、一方でストーリーで魅せる。
お手本だよなあ。
しかも、あんなに大御所なのに、過去作が全て失敗作と思えるほど、
次の新作は進化させると念じて、作品作りの没頭している。
年を取ると、過去の栄光にすがりつきたくなるのにね。
まあ、そんな話は会場で売られている
「アトムが飛んだ日」という冊子にも綴られているのでぜひ参考に。
500円でした。
石神井公園ふるさと文化館の2階には、
練馬にまつわる図書を読めるスペースがあります。
江古田を舞台にした「臨死!江古田ちゃん」もあったし
少女ファイトもあったよ。
あだち充や、弘兼憲史など、練馬在住で練馬を描いたマンガも多数。
練馬LOVEな方、出かけてみては?
このゾーンは無料だしね。
そういえば、資料館の方には千川上水が埋められてしまう前、
練馬や江古田の千川上水沿いに川が流れていた頃の写真もあり、
そちらも興味深かったです。