静岡・久能山東照宮への自転車旅(中編)

江ノ島

東京から静岡の久能山まで1日で走りきる自転車旅。ハロプロタイムにおける2日目のルートなんですが、引き続き、1日で走行中。かきや旅館を通過した後は、江ノ島に出ました。4時7分着。東京を0時0分に出ているので、時刻がそのまま経過時間となります。この時期の江ノ島は、本格的な夏を前に、海の家の建設ラッシュでした。

ちなみにスタートからの前編を読み返したい人はこちらから

134号

その後、134号をひたすら茅ヶ崎方面へ。平坦で道幅も広いし、この時間は車もいないので、走りやすいです。ただ、防風林に囲まれた同じ風景がずーっと続くので、飽きます。

茅ヶ崎

たまらず、茅ヶ崎で、給水休憩を取るついでに海に出てみました。徐々に染まってきた朝焼けの中に浮かぶ江ノ島。海の中にいるのは、立ってオールで漕ぐ、パドルボート。70歳ちかい人だったんじゃないかな。同じ隠居にしても、サーファーの隠居生活ってカッコイイね。

烏帽子岩

そして海に出てみたのは、アレが見たかったから。サザンの歌でおなじみの烏帽子岩。実際は沖に小さく見えるので、ズームで撮ってみました。

♪エボシ岩が遠くに見える〜汗が目に入り〜かすんでる〜

分岐点

その後も134号を進んで行くと、左手に原付や自転車を誘導するペイントが。

標識

真っ直ぐ行くと、自動車専用の西湘バイパスに入ってしまうので、人、自転車、125CC以下のバイクは禁止の標識が。なので、ここで左に分かれます。すると、西湘バイパスの下をくぐって、大磯の駅前に出るように誘導されます。大磯駅前で国道1号線に合流。

国道1号

早朝ですから、車はまだ少ない時間ですが、逆にその時間帯を狙ってか、モーニングライドをするサイクリストが増え始めます。確かにこの時間帯だったら、まだ走りやすい。交通量が増え、大型トラックとかが増えたら、路肩も広くないし、プレッシャーを感じるんだろうな。

富士山

梅雨の中休みみたいな感じで、すっきりとした青空ではなく、全体的にモヤっているので、富士山も山の向こうにうっすらと。この川を越えれば、もうそろそろ小田原です。

小田原城

小田原城付近に来ると、まっすぐと伸びていた国道1号線は、お城をさけるように直角にまがるのですが、お城に行く場合は、突き当たりの路地を入っていくと、お堀にかかる橋に出ます。自転車は橋を渡れますので、そのまま中に。他のルートで中にも車が入っているので大丈夫です。

小田原城

さすがに天守閣の所までは、意外に急坂。小田原城に到着!6時5分。

分岐

さて、小田原城の後は国道一号線に復帰。小田急線&箱根登山鉄道のガードが見えて来たら、くぐらず左折です。これをまっすぐ行ってしまうと、箱根越えルートに向かってしまいます。ここは間違えやすいポイントなので、要注意!

国道135号

さてさて、熱海方面へ向かうには、海岸線の道を走ります。このように歩道もなく、車道からすぐ防波堤となっているので、ぎりぎり端っこを走っていきます。さすがに6時をすぎたので、徐々に観光客の車が走り始めました。ワンボックスのファミリーカーは最近大型化しているので、道幅ギリギリの感じでやってくるので、要注意です。

真鶴ブルーライン

途中、緑の看板が見えて来ますが、自動車専用道の真鶴ブルーラインとの分岐地点です。自転車は、そのまま左端を走っていれば、一般道へ続くので大丈夫です。

サーファー

湯河原の海岸へ来たら、南極近くのオットセイみたいに、波間に沢山の黒い頭がぷかぷかと浮いています。なので砂浜に降りてみました。サーファーの波待ちラッシュでした。湯河原の吉浜海岸、6時54分着

おータイムリミットは17時間。という事は、もうすぐ10時間を切ってしまいます。まだ熱海の山越えも終わってないのに、大丈夫なのか?間に合うのか?オレ?

料金所

湯河原を越えたら、一旦、自動車専用道は一般道に合流するのですが、すぐにまた分岐し、今度は、熱海ビーチラインへ。海岸線を走るのが自動車専用道。

傾斜

一般道は、山を登り始めます。熱海の山越えはキツイと聞いていますが、その前の真鶴付近も、こうしてアップダウンがあり、結構、大変です。特にビギナーや女性は、大変だろうなあ。

高台から

気がつけばこんな上の方まで登ってきています。下にチラっと見えるのが、先ほどの熱海ビーチライン。下の方を自転車を通れる道にしてくれよ…と愚痴が出そうに。

熱海

とは言いつつも、なんとか山道を走っていると、眼下に熱海の街並みが。おお!やっとついたぜー!

ホテル

矢島さんが泊まったホテル、熱海シーサイド・スパリゾートへは、7時26分着。彼女はここで2泊目となるのですが、しかし、こちらは久能山まで1日で走破の旅。残り約9時間半。仮眠とかしてるヒマもありません。

ヨットハーバー

でもとりあえず、ちょっと休憩でヨットハーバーへ。この親水公園まで、7時間31分。矢島さんが座っていたら、犬が近づいて来たベンチ。ホントにここ、犬の散歩多いんだな。

さあ、休憩したらいよいよ熱海の山越えだ。中編は、ここまで。後編をまたれよ!

さて、完コピしたい方の為の、矢島さんの2日目ルート予想です。朝食後、腰越のかきや旅館を出発。134号に戻り、江ノ島脇を通過。℃-uteのイメージカラーという曲に出てくる134号をひた走り。

<未公開映像編>
二宮駅前の湘南クッキーに立ち寄る。小田原に来てからの差し込み映像になっているけど、順番的にはこっちが先。

<未公開映像編>
「月のうさぎ」と言ってお土産を買うのが小田原の「菜の花あん工房」1号線で小田原城へ向かう手前なので、こちらが先と思われる。

そば処・橋本でちょっと早めの昼食。ちなみに2階の席らしい。

<未公開映像編>
小田原城の赤い橋を渡る。小田原城内へ。その後、小田原競輪場へ。

…というのが効率いい周り方だけど、実際はどうだろう?もしかしたら小田原城からの、昼食で、お城を一周する感じで競輪場?このへん、順番は謎です。

その後は海岸線を通って、熱海へ。熱海の町へ下る前、春日町の二叉を右折で熱海駅へ。その後、親水公園(ヨットハーバー)で犬とふれあい、ホテルへ。ホテルを左手に見ながら戻る感じなのと、親水公園より日が暮れてからなので、この時系列でいいと思います。

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静岡・久能山東照宮への自転車旅(前編)

自転車

今から1年半前、東京湾一周の200㎞ロングライドに挑戦しました。それがこれまでの僕のロングライド記録。まだクロモリのクロスバイクに乗っていた頃ですね。

きっかけはロングライダースという同人誌に影響されての事でした。萌え系の表紙とは裏腹に、中身は超体育会系。自転車で1日に300㎞から500㎞とか走っちゃう人達の体験記をまとめたもの。その中で練習コースとして登場するのが、東京湾一周コース。

その体験記を書いたら、ロングライドに挑戦してみたい人達が結構読んでくれているみたいで、ブログを通してやりとりさせて頂いている、potereさんも、東京湾一周に挑戦する時に参考にしたブログの一つとして、このチャリカフェをあげてくれました

さて、その200㎞の自己記録を超える挑戦、第二弾として次はどこへ行こうか、あれこれ考えていたのですが、今回、候補にあがったのが、東京〜静岡の久能山東照宮への旅。

ハロプロタイム

こちらは、ハロプロのアイドル℃-uteの矢島舞美さんが、「君は自転車、私は電車で帰宅」という曲のヒット祈願として、東京から静岡の久能山まで2泊3日で目指したというチャレンジ。アイドルの表紙ですが、こちらも200㎞オーバーの自転車旅。

僕もこのDVDを見て、女性のロングライドの参考になるとオススメして来たのですが、矢島さんのファンの女子大生(当時)だった方から、卒業旅行の挑戦として行ってみたいと、いろいろ相談を受ける事に。ロングライドのアドバイスはし、彼女も無事に久能山への旅を成功さたのですが、僕自身が実際にコースを走った事がないのが、ずっと引っかかっていました。

終わってから聞いてみると、実は彼女の前にもさらに1人、女性のチャレンジャーがいる事が判明。

さらに、元々はハロプロのファンではなかった女性サイクリスト達の中にも、この矢島さんの自転車チャレンジを観た人が多く、最近ではそういう話題も。となると、いつ何を聞かれてもいいように、ますます走っておきたくなるではないですか。という事で、実際に出かける事にしました。

ただし、皆さんは2泊3日の旅ですが、僕は1日で行く事にしました。なので、完コピではなく、ポイント、ポイントを押さえつつも、時間を短縮して1日で久能山まで走りきれるコースを研究。若干コースが違う部分がある事はご了承ください。

ファンの為の、矢島さんのルート予想地図は、最後に掲載しますので。

また単純に自転車で静岡方面に行くなら、246を使った御殿場経由のルートの方が、山越えを回避出来るので、そちらを調べた方が楽に早く行けます。その他、箱根ルートもありますが、今回は矢島さんの旅を再現する為に、熱海ルートを選択しています。この自転車旅も、中編、後編へと続きますが、後編の沼津以降、そこからは御殿場組みも同じルートとなるので参考になると思います。ともかく、静岡は自転車通行禁止の道が多く、皆が迷う所ですので。

江古田

まず、矢島さんは東京タワーがスタート地点でしたが、僕は自宅のある江古田からスタート。

ガーミン

ガーミンのGPSサイクルコンピューター左下が時間ですが、江古田を0:00分にスタートし、久能山東照宮の閉門時間17時までの到着を目指します。つまり、制限時間は17時間。

氷川神社

境内に気象神社のある、高円寺の氷川神社についたのが、0時22分

この日は、深夜だったので閉門していて入れませんでしたが、実は、時間短縮の為に、道に迷わないように事前に1度下見しています。その時は、中に入れたのですが、こんな感じです。

ライスカフェ

続いて環七を南下して、246、駒沢大学駅近くのライスカフェへ。矢島さんがオムライスを食べたお店です。こちらに到着したのが、0時47分。こちらも事前に場所確認の為に下見しています。昼営業の様子はこちら

多摩川

さてさて、続いては横浜を目指します。自由通りから南雪谷で中原街道、環八と出て、第二京浜で多摩川を渡ります。多摩川大橋着は、1時20分。ただし、第二京浜は丘を横切るルートでアップダウンが多いので、都町の交差点を左折して第一京浜へ。第一京浜は、ほぼ平坦です。

中華街

JRの神奈川駅付近、栄町の交差点から、みなとみらいへ向かうルートへ。そのまま行けば中華街へ着きます。矢島さんが豚まんを買った江戸清には、2時18分着。

鶴岡八幡宮

その後、神奈川県道21号横浜鎌倉線を使い、鎌倉の鶴岡八幡宮へ。鶴岡八幡宮への到着3時40分。ここから海へと出るルートは、矢島さんと同じだと思います。

かきや旅館

海に出て134号に乗り、海岸線を走ります。江ノ電の鎌倉高校前をすぎ、小動の交差点に来たら、二叉を右折。この辺に泊まれるところはないか聞いたスリーエフ、そして、1泊目の宿泊地、かきや旅館が。かきや旅館への到着4時1分

こうして彼女の1日目の旅を約4時間で走り抜きました。まあ、東京タワーから高円寺までをカットしているのが大きいし、やはり、経験者と未経験者の違いもあります。真夜中だったので車が全くいなかったというもあります。初めて挑戦する方は、無理せず、ゆっくりね。

さて、完コピしたい方の為の、矢島さんの本来のここまでのルートの予想です。

東京タワーをスタートした後は、飯倉片町、六本木、青山一丁目、新宿、高円寺。

高円寺でガードを見て左折しているので、環七北上。駅前のMETSホテル前でオバサンに道を聞き、駅の反対側と言われているので、間違って北口。ガードくぐって南口にある氷川神社内の気象神社へ。

気象神社後は、環七の上馬の交差点。その後、246に入り駒澤大学駅前付近でランチ場所探し。

ここからルートが不確定なのですが、多摩堤通りを走って丸子橋という事は、246で二子玉川まで行くか、自由通り〜目黒通り〜多摩堤通りのどちらか。

丸子橋を渡って綱島街道を行くのですが、菊名で道に迷い住宅街へ。横浜線のガードをくぐり、東横線の踏切を渡るので間違いありません。綱島街道に復帰し、終わりの浦島丘交差点で、自転車をかついで歩道橋。その後、再び、第二京浜。

みなとみらい方面に行くには、第一京浜方面に行くのですが、たぶん東神奈川駅を越えた二ッ谷の交差点か、神奈川駅近くの青木橋の交差点から。

その後、みなとみらいを走り、中華街東門から、豚まんの江戸清へ。豚まんを食べたのは、中華街の中の山下町公園。有名な山下公園とは別物です。

ここからまたルートがわからないのですが、中華街から神奈川県道21号横浜鎌倉線に出るには、横浜スタジアム脇からガードを抜けてまっすぐ進み、吉野町の交差点で合流か?

あとは道なりで、前に書いたように134号に乗り、江ノ電の鎌倉高校前をすぎ、小動の交差点に来たら、二叉を右折。で、かきや旅館。

都内はだいたい自転車で走った事があるので、景色は覚えていてあ!これはあそこってわかるのだけど、神奈川は苦戦しました。間違っていたら、どうぞ、ご指摘ください。

という訳で、久能山東照宮まで、2泊3日の旅を検証していきます。中編、後編と続きます。

ところで、今回、ルートを検証するにあたって改めて観て気づいた事。矢島さん、ロードバイクに乗るのにママチャリみたいな女乗りしてる。普通は後輪の方から足を回して、サドルをまたぐのだけど、高飛びみたいに足を上げてフレームをまたいでる。普通に俊敏にやってるから気がつかない人多いと思うけど、よっぽど体柔らかいんだなあ。

マニアックすぎてごめんね!

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