さて、県道186号を使って、鎌北湖を目指します。
今回は、奥武蔵グリーンラインを走破する事にしました。
田園風景の中、正面のカーブが登りのスタートのようです。
名栗湖などと比べれば急ではありませんが、そこそこの登り。
ウォーミングアップに丁度いい感じ。
そして到着の鎌北湖。
いよいよここからヒルクライムのスタートです。
その前に、心の準備の休憩。
まず目指すのは、以前行った事のある「顔振峠」
「かおふり」ではなく「こおぶり」と読みます。
中には「かあぶり」派の人もいるみたいですが。
奥武蔵を中心に走っている「なす子」さんの「Nasco blog!」が作った、
奥武蔵グリーンラインの地図。
こちらを参考に下調べ、そして画像をiphoneに入れていきました。
さて、鎌北湖の駐車場の脇から奥武蔵グリーンラインがスタート。
コレ、右の道の方が広いので本線っぽく見えるのですが、
そちらに集落があるから広くなっているのであって、
顔振峠は左。そしてすぐまた左。
ここ、一瞬、戸惑います。
権現堂線を登って行きます。
いきなりの、かなりの登り。
尾根道に出るまでは、斜度もかなりあります。
ガーミンによると10%越えの箇所が何度も。
1カ所、15%ぐらいの所があって、
足はつかないもののノロノロ走っていたら、
ガーミンが停止と判断して、自動ポーズしてしまうという屈辱も。
必死で登っているので、写真もブレブレ。
登山客がいっぱいいて写真撮れなかったんだけど、
北向地蔵から、かなり下ります。
尾根道なんだけど、下り道が続くと、
間違って尾根から外れてしまったんじゃないかと不安に。
しかも、どうせまた登るんだから下りはもうやめてくれ!と心の中で。
そんな中、突如として現れる天文岩。
二つの岩の間に人が中に入れる空間があるようです。
天文学者の千葉歳胤が、この中で数学や天文について学んだとされています。
この天文岩を良く見ると、フリークライミングのボルダリングで使う
ホールドような突起が人工的に作られているのですが、
コレ、登る人いるんでしょうか?
なんか隣りに祠があって、登ったらバチが当たりそうなんですが。
以前登って来た事のある林道笹郷線との合流地点をすぎると、
徐々に尾根道らしく風景が広がってきます。
左下の山のコブの所に小さく西武ドームが見えるんだけど、
写真じゃわかりにくいですね。
林道風影線からの合流ポイントで、ここがわかりにくいのですが、
ヘアピンカーブのUターンをして、さらに登って行くと、山の中に看板が。
「忘路庵カフェ」とあります。
当初は、寄る予定じゃなかったんですが、
カフェと書いてあるからには入らずにはいられません。
坂を下ると、なかなか洒落た山荘が出現しました。
最初、1階のガラス部分がカフェかな?と思ったのですが、
石垣沿いに登って行って左手のドアから入ります。
ちゃんと、自転車で登って来ています。
チャリカフェです。
チャリで巡るのがチャリカフェなら、
ヒルクライムでたどり着く旨い物は「ヒル飯」とでも呼ぼうか。
まあ、とにかく登った者だけが頂けるご褒美を頂こう。
こちらのお店は、木工家具作家 小島伸吾さんカフェで、
お店はギャラリーをかねて、デザイン家具が並んでいます。
その為、店内は撮影禁止です。
そこでテラスに出て、こちらなら撮影していいかと許可を取り、
撮影しています。
山を登ってきて体は熱くなっているのですが、
やはり標高が高いのと、木陰という事で一気にクールダウン。
頂いたのは、牛蒡(ごぼう)のカレー、1400円。
豆のダールカレーにもっと野性味を加えたようなカレーで、
牛蒡のゴロゴロとした食感と丸みが、杉の木の丸太を想像させるっていうか、
こういう自然の中で、その味が風景に合いますね。
お水もポットで頂いたので、がぶ飲みで給水。
本当は、ゆっくりしたい所なんですが、
まだまだ先は長いので「ヒル飯」頂いたら、次の目的地へ。
奥様にも「もうお帰り?」と聞かれたのですが、
日が落ちる前に秩父に行きたいもので…と、お店を後にしました。
■忘路庵カフェ
■埼玉県飯能市長沢1661-2
■営業日:10:00~17:00(金土日祝)
■定休日:月〜木
■場所はこのへん
■オフィシャルサイト
■奥武蔵グリーンライン その2(顔振峠〜刈場坂峠)
■奥武蔵グリーンライン その3(刈場坂峠〜定峰峠)