ログモグ カフェ&ショップ(横瀬)

横瀬

大宮には、さいたまクリテリウムでフルームが来てるし、幕張メッセのサイクルモードには、美人レーサーのパック・ムーネンが来てるのに、秩父を選びました。だって、秋ジャージを買ってから、ずーっと週末は雨模様で、全然走れてなかったから。

そして、秩父で2軒行きたいカフェがあったので、移動は時短、西武秩父線の横瀬まで輪行でワープ。前の前には武甲山がそびえています。

武甲山

行きたいカフェというのは、その武甲山の裏側の中腹。登山道にあるカフェです。その為にヒルクライムをかねて登っていきます。秩父を舞台にしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などにもちょくちょく登場した武甲山。この独特な形は、石灰岩の採掘の為に削り取られている為ですが、こんなにあからさまに自然破壊されているのですが、いいのでしょうか?

工場

登山道を登っていくと、途中には石灰の工場が。平日だともっとダンプなどの往来が激しいんでしょうね。路面も白くなってしまっています。

山道

工場を抜けると山道っぽい雰囲気になってきました。ちょっと舐めていたのですが、まあまあキツい。平均7〜8%という感じで、時折15%前後、急坂に見えませんが、この写真の頂上の方は、ガーミンで18%。そんなに長く急坂は続きませんが、初心者にはキツいでしょう。

路駐

この付近、auの携帯は圏外になっていたので、どこまで登って来て、ゴールはどこなのか、確認のしようがありません。でも、路駐が続く付近まで来たら、もうスグという目安。駐車場から溢れた登山客の車が、こうして止まっているのです。

駐車場

鳥居が見えればゴールはもう間近。ここが武甲山の登山道への入口の駐車場です。

案内図

案内版の脇には、登山計画書を投函するポストがあったり、ここから本格的な登山が始まります。ここから先は車は入れません。

登山道

登山道は、グラベルになっているのですが、未舗装というより、コンクリート舗装した物が荒れていて、しかも、鋭利な石もあったりしたので、途中まで登りましたが、カットパンクするのが怖くて押し歩き。無理して自転車で登るのは危険です。

ログモグ

こうして登って来た所にあるのが、今回の目的地、ログモグ カフェ&ショップ。もともとヒルクライムをしなければ行けない場所で飯を食べるヒルメシシリーズをやろうと思っていたのですが、ここの所、なかなか行けずにいました。そんな時、武甲山の登山道にカフェがオープンしたという記事を読みコレだ!と行く機会を伺っていたのです。

実は、前回、飯能から山伏峠を越えてこちらに来ようとしたのですが、閉店時間が16時なので、間に合わず断念した経験が。なので、今回は横瀬まで輪行ワープをした訳です。

ログモグ

こちらは、写真左端に見える、外の水洗トイレを、無料で登山客に解放しているので、登山客で賑わっています。

ヤギ

お店のマスコットとなっているヤギ2匹と、お店の名前の由来となっているベンツのトラック、ウニモグ。丸太の運搬など、山暮らしの為に買ったそうですが、もう一台、レストア中との事で、クラシックカー好きのエンスー、そして山暮らし、さらにカフェ。なんか趣味の集大成という感じが凄いですね。

過労死するまでブラック企業で働く人がいますが、こういう価値観もあるという事、知れればいいのにと思ったりします。

自転車に乗っていてよく思うのが、電車の鉄橋の下で、釣りをしているオジサン達の日常。のんびりとした光景に溶け込んでいるこの人達、どういう生活をしてるんだろう?なんて想像したりする訳です。

そんな光景を眺めていると、釣りのオジサン達の頭上を、沢山の人を乗せた電車が走っていく訳ですよ。きっと、電車にはブラック企業に勤めている人がいっぱいいて、窓から見える釣り人は、目に入らないんだろうなあと。価値観を変えれば、セレブでは無いにしろ、のんびり生きて、死なずに済む方法も見つけられるのだろうけど、きっとスマホに夢中で、外は見えないんだろうなと思ったり。外を見るって大事。

店内

薪ストーブがパチパチ言っています。ここで、どうカリカリしろと言うのでしょうか?イラっと来たことといえば、坂道を登れない自分自身の能力のなさぐらい。携帯は圏外だし、どんどん情報から遮断されていきます。

…なのに、なのに!フリーwifiで、電源もあり、ノマド環境が揃ってるってどういう事?いいだろ、仕事しなくても、ここでは。

ケバブ

こちらのお店、田舎暮らしを模索しているカップルが出会い、2人で経営しています。その出会いというのが、山暮らしでのスキル狩猟を学ぶワークショップだそうです。

その狩猟の免許を持つ2人が、自家消費していた鹿肉を、カフェメニューに加えたのが、鹿肉のケバブ。実は、前日から登場した新メニュー。僕は、牛肉よりも馬刺しのような肉の方が好きなんですが、鹿肉もほとんどクセがなく、美味しかったです。

帰りに、聞いてみました。メインは登山客でしょうが、自転車で来る人いますか?と。

結構いるそうです。

みんなが目にしている武甲山。その裏手に美味しい鹿肉ケバブがありますよ。秩父でヒルメシしてみませんか?

■LOGMOG cafe & shop
■埼玉県秩父郡横瀬町横瀬8593
■営業:9:00~16:00
■定休日:月〜金
場所はこのへん
お店のサイト

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ブリジストン・ロードマン

珍しく仕事の話でも書いてみます。10月から新しく担当となった番組がスタートしました。bayfmで、金曜日の夜8時30分から放送の、「ぶっちゃあのロッカールーム」。

芸歴36年、これまで売れた経験無し、ブッチャーブラザーズの、ぶっちゃあさんの番組です。ご本人、62歳にしての、初冠番組です。

楽屋ではめっぽう面白いけど、本番に弱い。しかも滑舌が悪く、話があっちこっちに飛ぶ。だけど、人脈だけはとてつもなく広いので、その人脈を使った、面白い番組を作れという指令。

芸能人草野球のリーグを主催している事や、お笑いライブを主催している事から、とにかく人脈が広い。まだ売れる前の若手芸人の面倒を見てきたので、今の売れている東京の芸人は、ほとんどが、この「ぶっちゃあ」さんの世話になっていると言っても過言ではありません。

30分の番組なのですが、そんな人脈から、1週目と2週目にゲストに来てくれたのは、伊集院光さん。本人が、TBSラジオで、ぶっちゃあさんの事をネタにしていて他局にもかかわらず、ゲストで出てきた番宣をしてくれたので、放送終了後、TwitterはTBSリスナーで大盛り上がり。

3週目と4週目は、事務所の後輩で教え子のメイプル超合金のカズレーザー。

この番組では、売れた経験の無い、ぶっちゃあさんが、毎回、売れっ子に「どうやったら売れるか」を相談するのですが、そんな中で、カズレーザーが言ったので印象的だったのが、10代に身につけた物が一番の武器になるという事。いろいろなタレントが特徴付けの為に、○○マニアですというけど、大人になってからの知識は、いかにもマニアっぽい知識になってしまう。知識じゃなく、体験の積み重ねがないと本物にならないという物でした。

で、自分が10代に夢中になった物は何だったかというと、ブリジストンのロードマンという自転車なのです。フラッシャーがついたジュニアスポーツ全盛期に、大人ぶって買って貰ったのが、ロードマン。

当時、だいたいが5段変速だった時期に、5×フロント2の10段変速。完成車ではなく、パーツが選べるカスタムオーダー。みんなが安全面から、セミドロップハンドルに乗る中、完全なドロップハンドルというのも、自慢でした。とにかく、休みの日にはピカピカに磨いていました。そして、自慢の自転車で、ちょっと遠出。

ん、今とやってる事、大して変わらないじゃないか。

18で東京に出てきてからは、ママチャリオンリーで、大人になってもスポーツ自転車には、ずーっと乗ってなかったのですが、友人の勧めでGIOSのクロスバイクに乗り始めたのが、7年前の2010年。

若手の作家がテレビやネットで見た知識ばっかだから、実際に見にいこうと、自転車に乗ってあちこちに出没。「ネットではこう言われてるけど、実際はこうだった」が、確かに武器になっています。この強みの源流は、中学時代に買ったロードマンにあったのか…。と、カズレーザーの言葉を聞いて、バチバチバチと、一瞬にしてつながっていったのでした。

そして、もう一つの趣味が、レコード。毎月、お小遣いの中からは、1枚しかレコ−ドが買えなかったので、放課後、本屋で立ち読みして、音楽雑誌の新譜レコメンドをチェックし、良さそうなものを、1枚だけ厳選で購入。その他は、FM雑誌をチェックし、アルバム特集を、丸々録音して聞くというのを繰り返しいました。

ん、だから今、FMラジオ局で働いているのか。

そうか、そういう事か。好きな事が仕事に生きているのか。それは良かった。

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