カシミールレストランKhana (沼袋)

江古田のカレーといえば、チェーン店計のCoCo壱番屋、キッチンABCや好々亭のような洋食店系のカレー、居抜きで作ったインドネパール系、そして、スープとカレールトレットなどのスパイスカレー。

というような布陣なのですが、足りないのがスリランカ系と、ビリヤニを出すお店です。どうやらビリヤニは、マサラにあるようなのですが、レギュラーメニューなのかどうか、まだ確認出来ず。

そんな中、中野区の江古田(えごた)、沼袋の方に土日だけビリヤニを出すお店ができたというので、行ってみました。

ちょっと内装がカフェっぽい感じで、ご近所の奥様達が多く通われているようでした。入って来る奥様が、店内の奥様に「ああ!○○さん来てたの?」なんて、会話が飛び交っていましたし。

インドカレーというと、一般的にはレトルトにもなっているバターチキンぐらいまでが認知されていますが、ビリヤニというと、まだ知らない人も多いようです。

それでもセブンイレブンのカレーフェアで、エリックサウス監修のビリヤニを出したりと、目に触れる機会も増えては来ているのですが、まだまだ浸透していません。

ビリヤニは見た目チャーハンっぽく見えますが、スパイスと肉や野菜の炊き込みご飯です。

お米は長粒種のバスマティライス。今年も米不足騒動がありましたが、かつての米不足でタイ米が輸入された時に、日本式の料理で食べたので、不評だったのですが、インド系のカレーを頂くなら、長粒種のバスマティライスの方が確実に合います。インドカレーと言いながら、日本米が出てくるとガッカリするぐらい。日本米は粘りと甘味が強すぎて、こういうサラっとした料理に合いにくいんですよね。

ビリヤニのレベルはかなり高いです。土日限定は手間がかかるからでしょうか。これまでごチャリで行ける旨いビリヤニといえば、エリックサウス出身の新井薬師のマロロガバワンぐらいだったので、土日限定とはいえ選択肢が増えて嬉しい限りです。

■カシミールレストランKhana
■東京都中野区江古田4-32-3
■営業:
11:00〜15:00
17:00〜22:00
■定休日:木曜日
場所はこのへん
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爆風スランプ 40周年ライブ(LINE CUBE SHIBUYA)

久々に渋谷に。相変わらず人の多さに圧倒される。東京に住んでいる自分も圧倒されるのだから、地方から上京してきた人や、インバウンドの外国人観光客が驚くのもわかります。

この日、爆風スランプの40周年ライブが開催されるという事で、ご招待頂いたのです。

実は渋谷のセンター街を入って最初の角を右に曲がった所、今はプリント屋さんになっている所に、ロンドンというキャバレーがあり、その上に屋根裏というライブハウスがありました。爆風スランプは、アマチュアの頃にここを拠点としていたのですが、その頃からの知り合いなのです。

会場は、LINE CUBE SHIBUYA。今回のツアーのキャッチフレーズでもある「あの頃の中高生が、今、中高年に」の通り、会場には沢山の中高年が。

会場には、寺脇康文さんや岸谷五朗さんからの花もありましたが、彼らがSET隊というグループを組んでコントをやっていた時、そのコントを書いていた事もあり、こちらも懐かしくなりました。

さて、ライブですが、本来なら何十周年記念というライブはあまり観たくない方で、ワクワクして観たら、声が出なくて、観るのが辛くなってしまった事が何度かありトラウマに。

しかし、そんな心配は不要でした。声が出るようになる為に、健康的な事を全て実践してヴィーガンにまでなった中野さんの、声量が凄い。26年ぶりのツアーなのに、あの頃よりも出ているんじゃないかというぐらい。

ドラムのファンキー末吉さんと、ベースのBBQ和佐田さんの刻む、重低音なリズム。そしてテクニックがもの凄い。これはTHE FIRST TAKEで、初めて爆風スランプの演奏を観た若者達も、こんなに上手いグループだったの?と驚いていましたが、LINE CUBE SHIBUYAという2000人規模の会場だからこそ、音ずれもなく、気持ちよく自分の体に刻まれていきました。

そして、パッパラー河合さんのギターの音色が凄く良い。80年代あたりの洋楽の音が鳴っているのですよ。「たいやきやいた」という曲のイントロが鳴り響いた瞬間に、「これボストンのドント・ルック・バックじゃん」と、その音色に感動しました。

最後に「あの頃の中高生が、今、中高年に。その中高年の力を合わせて、また武道館を目指そうじゃないか」という言葉に、ジーンと来てしまいました。

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