週末は、江古田にいながらにして、旅行気分を味わえるような組み合わせで食べ歩きをする事があります。
この日の予定は、氷川台の旅館のような蕎麦屋「山禅」で鴨つけ蕎麦を頂き、その後、桜台の久松湯の露天風呂に入り、風呂上がりにマッサージを受けてから、ぷらーっと飲みに行く予定でした。
ところが、仕事で必要な本を急遽買うことになり、池袋のジュンク堂へ。そこで、その帰りに椎名町で途中下車して、旅気分を再構築する事にしました。
まずは、蕎麦屋。椎名町で蕎麦屋といえば、南天。最近では外国人の観光客らしき人達も見かけます。
でも、今回は南天ではなく、新しく出来た蕎麦屋さんの「蕎麦切り つるみ」へ。南口から線路際の道を東長崎方面に歩いて6〜7分の所にあります。自転車で前を通るたびに気になっていたお店。
すでにご近所でも人気となっているのか、夕食時は、満席。どこかが空くと、すぐに次のお客が来るという感じでした。そこで、一つ空いたカウンターへ。
鴨つけ蕎麦は、細めで更科のように上品な佇まい。つけ汁の方は、鴨肉が沈んでいるので見えませんが、ゴロゴロと底に。太めのネギが香ばしいです。鴨の野趣溢れる感じだと、蕎麦も、もっと荒々しくてもいいのかもしれません。
でも、新店に入るドキドキというのは、旅気分に脳内変換されるので、良かったです。鴨つけは1500円でしたが、pay pay で払ったので、20%バックで、1200円という勘定に。
さて、先ほどの蕎麦屋でビールを我慢したのは、蕎麦の後に、椎名町の妙法湯でサウナに入る為です。ビールは風呂上がりにとっておきます。
最近は、脳内で仕事の事を考えない時間を作るために、家の風呂ではなくサウナに行きます。サウナと水風呂、外気浴を繰り返しているうちに、脳内が真っ白になってトリップします。サウナマニアの間では「整う」と呼ばれている現象です。
僕らは会社勤めの9時〜5時というような仕事ではないので、タイムカードなど無く、ONとOFFの切り替えが難しい事があります。基本は家で原稿を書き、生放送や収録、会議の時だけ現場に行くというスタイルなので、家で延々と調べ物と原稿書きで深夜までという日もあるので、なかなか頭が仕事モードから切り替わらず、寝酒をしがち。それをサウナに置き換え、少し酒の量を減らしたり。
久松湯の場合は、マッサージルームもあるので、風呂上がりに30分3000円のマッサージをしてもらったりするのですが、今日は、妙法湯なので、リニューアルの時に導入された最新型のマッサージチェア、10分200円で、リラックス。
今回は、自転車ではないので、風呂上がりのビール!という事で、椎名町の立ち飲み屋「おぐろのまぐろ」へ。元々は魚屋さんだった所を立ち飲みに改装したお店ですが、築地との繋がりもあるので、新鮮なマグロがリーズナブル。
生ビールは、480円で、まぐろ刺し3天盛が、499円。本マグロの赤身とズケと炙りの3点。旨いまぐろを頂きながら、風呂上がりのビールを流し込みます。
この頃になると、脳内の設定はどこかの港町に。脳内が旅変換されて、一週間のもやもやもスッキリです。仕事でもない、ぶらり途中下車の旅、続きは江古田の飲み屋で。
そこで久々に会った友人に「贅沢な事してますねー」と言われたけど、贅沢じゃないの!リフレッシュ!時々こういう小さなストレス発散しておかないと、後でドーンと来るんですよ。だからメンテナンスみたいなものなのです。