カフェハイチ(中野)

やっと自転車で快適に走れる天候となりましたね。さっぱりと髪を切る為に中野へ。髪も夏らしく短くします。

途中、新井薬師公園のひょうたん池へ寄り道。

NHKのドキュメント72時間で、阿佐ヶ谷の金魚の釣り堀をやっていたのですが、それが凄く良くて、釣りの光景をのぞきに来ました。

かつて、TVの釣り番組をやっていた事があるのですが、プロ志向で、スポーツフィッシング的要素があるので、みんなイラついてました。格闘技に近い釣りだったのです。だから、仕事ではやっていましたが、趣味としては釣りにはハマりませんでした。

でも「72時間」でやっていた阿佐ヶ谷の金魚釣り堀。何が良かったって、その「ゆるさ」。誰もムキになっていないし、プロっぽいムードになっていない所が凄い素敵。師匠と呼ばれる常連さんも、他人の子守をしたり、自分が金魚を釣り針にかけたら、釣り上げる所を子供にやらせたりしている。完全に娯楽。

それを観て思い出したのが、荒川サイクリングロードや、入間サイクリングロードで、鉄橋の下で釣りをしている人達の光景。やっぱ、のんびりと緩いのですよ。

その上を沢山の人を乗せた電車が走っていくのだけど、きっと仕事で上手く行っていない人とか、ブラック企業で苦しんでいる人とか、窓の外ののんびり釣りをしている人の姿は目に入らず、スマホだけを見つめているんだろうなあという光景が、勝手に思い浮かびました。

30代の前半とか、仕事も順調で、スケジュールもパンパンで、脳みそがオーバーヒートしそうなぐらい考え働いていましたが、その反面、売れっ子気分で天狗になり、忙しくない人は無能と決めつけ、勝手にイライラして、人に当たりまくっていました。このぐらい、さっさとやれよ!的な。

今、周りでも、真面目な仕事人間で、スケジュールパンパンにして働いている人がいるのですが、結果、ストレス等から体調をこわし、休んだり、入院したり。自分も、それが本末転倒だと気づくまでに、かなりの時間を要しました。

肉体も精神も、健康でいられるって、かなり重要。のんびり金魚を釣るぐらいの余裕が無いってダメで、どれだけ仕事をが出来ると主張しても、自分のヒステリーを人にぶつけるヤツは、「お前余裕ないじゃん」と、認められません。

まあ、かつての自分なんですけど。それだけ、あの頃の事を反省しています。

のんびり寄り道して中野の来たら、カフェハイチに。ここも、ゆるーいお店です。お店に入っても誰もいないので、隣の倉庫を覗いたら、ヒマだったらしく何か別作業していた模様。そこで声がけして、店内に。

ドライカレー700円に、温玉100円をプラス。

まったりスパイシーなドライカレーに温玉のマイルドさを加えて、さらに中和。平和な味です。

やっと夏らしい雰囲気になってきましたが、今年の夏の目標は「ゆるゆる」で。猛暑になろうが、ムシムシの湿度になろうが、怒らないというのが目標の一つです。

■カフェハイチ 中野 (Cafe HAITI)
■東京都中野区中野3-15-8 マンション増田103
■営業:
10:00〜19:00(月〜水)
10:00〜21:00(木〜日)
■定休日:無休
場所はこのへん
お店のサイト

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天気の子

新海誠監督の「天気の子」を観て来ました。

主人公が16才だから、「君の名は」よりも、さらに厨二病というか、童貞臭のする少年映画テイスト。「あの子好きなの?」で慌てふためくとか、もう自分の中から消えてしまった感覚。

よくラジオ通販などで耳にするのですが、細胞を活性化させ老化を防ぐ「アルファリポ酸」は、加齢と共に体の中から減少しますが、体内で作る事は出来ないので、サプリで補充するしか増やす方法が無いというフレーズ。

中学生のような恋愛のドキドキとかって、もう自分自身の心の中では作れないので、こういう映画を観て補充するしかないんじゃないですかね?

こういうオッサンなので、ストーリーの起承転結の転が訪れるまでは、16才のぐずぐずではっきりしない青い生活が描かれるので、「早く行動しろよ」とかじれったいし、退屈。転が来るまで、じっと我慢なのでした。

ネットでは本田翼さんの起用が賛否を呼んでいましたが、実際に観ると違和感がなく、逆に世界観とマッチしていました。Twitterでも、本田翼さんに「懐疑的になってすまん」というツイート多数。小栗旬さんも、ちょっと藤原啓治さんっぽい感じで、とても良かった。

それよりも、老刑事役で平泉成さんが声を当てているのだけど、まんま平泉さん。あの声で出て来られると、人情で何か解決するのでは?と勝手にスイッチが入ってしまうのですが、ただの老刑事。なんか声がすっごい邪魔。

あと、これはアニメ好きの方と意見が違うのでしょうが、主人公の演技が、若手声優にありがちな台詞の前に「あっ」とか「うっ」とか毎度毎度入る息演技で、吹き替え声優好きの視点から聞くと、生理的に受け入れられませんでした。ストーリーが「転」する前の前半ね。未熟な少年を描くシーンなので、台本かもしれないですけど、やりすぎ。もし台本に「うっ」とか書いてあったののならゴメンなさい。

新海誠監督が描く東京の風景は、あいかわらず美しいのですが、おなじみのドコモビルのある代々木付近を中心としつつも、今回は池袋、目白付近のシーンがふんだんに出て来ます。

大事なシーンで出てくるのが、池袋の東口と西口を繋ぐ地下道。

そして地下道からあがるスロープで、徐々に物語は佳境に。

坂の上

予告編にも出てくる雑司ヶ谷の「のぞき坂」

絵馬

こちらも予告編に出てくる、高円寺の気象神社。

そしてかなり重要なシーンで描かれるのが、自分が新目白通り方面からの急坂対策で使っている目白の裏道。

ブログを書くために、自分が自転車で走った事がある風景がふんだんに出てくるので、たぶん他の人より、疾走感は倍増されていると思います。脳内4DXでした。

やはり電車や車で走りながら見る風景と違って、自転車で観た風景は、こんなにも脳内に刻まれているのかという驚きもありました。

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