煮干し中華そば三四郎が十周年だってさ。もうそんなになるんですね。三四郎の前って「いちや」だったけ?
「いちや」って「元祖一条流がんこ」で修行した方の独立店で、元がんこ18代目だから「18」=「いちや」だったと思う。最初は会員制のお店で暗証番号を打たないとドアを開けられないお店だったのですが、すぐ近くのこちらに移転してからは、暗証番号無しのオープンなお店になったハズ。暗証番号は「5963」で、「ごくろうさん」だったような。なにせ古い記憶なので、おぼろげですが。
あ…「三四郎」とは関係ないお店の思い出話を突如思い出してしまい脱線してしまいました。すみません。
訪れたのは10周年記念の茨城県あん肝の日。福島の常磐物のあん肝を贅沢に使用した一品というのに惹かれました。
ちなみに「常磐物」って読めますか?「じょうばんもの」で今のスパリゾートハワイアンズがフラガールの頃に「常磐ハワイアンセンター」と呼ばれていたように、福島の海沿いの地域名です。
これに対し、少し南下した茨城県の海沿いも、魚介系をブランド化する時に「常陸物」と名付けたのですが、県民以外の人が常陸を「ひたち」と読めず、ブランド化に失敗しているというニュースが最近ありました。
こういう事は僕が仕事をしている千葉県でもあって、匝瑳市(そうさし)みたいな難読地名もあれば、同じ字を書くのに山武郡(さんぶぐん)、山武市(さんむし)のような、「えこだ」と「えごが」みたいな物もあります。
さらに言うと、松戸、柏、流山の付近の地域は「東葛」と呼ばれるのですが、一般の人にとっては「東葛」といえばキャプテン翼で、あの付近が東葛だという事は県民以外には全く浸透していません。有名なのは、待機児童ゼロで子育てがしやすい街「流山おおたかの森」の方で、そいういう意味では「高輪ゲートウェイ」も、街が進化する事によって報道が増えて来ているので、古い「芝浜」よりも、認知度が上がるのかもしれません。
だいぶ話が遠回りしましたが、あん肝のスープ。海苔の下にあん肝がトッピングされていますが、そこ以外のスープを飲んでもあん肝の濃厚な甘さが。あんこうに限らず、カワハギの肝合えとかも好きだったりするので、お酒が飲みたくなる味。
もちろん、あん肝以外に煮干しもブレンドされていると思うのですが、食べ進めるうちに徐々に煮干しラーメンの味に。
日によって使う煮干しの違うこちらのお店、10段階で7〜8レベルの日が濃厚とされていたのですが、4を切る日がまれにあり、しかも煮干しの頭とかを取り除いたような雑味の無い日があって、そちらも逆に好きでした。
ぜひ、端麗の日も復活させて頂ければ、私は喜びます。
■煮干し中華そば 江古田 三四郎
■東京都練馬区栄町4-7 西村ビル 1F
■営業:11:00~17:00頃
■定休日:不定期
■場所はこのへん
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