マリーアイランガニー(渋谷)

渋谷のTSUTAYAはレンタルをやめて、どう生まれ変わった?というトピックスを自分のラジオ番組でやる為に、足を運んでみました。

まずはスクランブル交差点の外国人観光客の多さに驚きます。世界的名所となっている交差点という特殊性もあると思いますが、体感6割が外国人というイメージ。さらに驚く事に、TSUTAYAの2階にあるスタバは9割が外国人という感じ。

しかもぎゅうぎゅう詰めで座るスペースなし。これはパスだな…と3階にあがると、ここからが新しいTSUTAYAで、1時間1,650円で、ドリンクバーと冷凍食品の食べ放題の、場所貸しスペースになっていました。冷凍食品はパスタやピラフなどもあって、要するにレンチン&ドリンクバーのセルフカフェという感じ。

フロアごとにマンガ喫茶やフィギュアを目出るというコンセプトはありますが、基本、セルフのドリンクバーシステムです。

これが3階なのですが、2階のぎゅうぎゅう詰めとはうって変わって、ゆったりとした空間。新幹線で言うところのグリーン車気分。3階以上は全席有料席なので、ちゃっかり座ったり出来ません。しかも渋谷のTSUTAYAは全館完全キャッシュレスオンリー。現金はいっさい使えませんので、気をつけて。

今、野球場やサッカーのスタジアムも完全キャッシュレスにした所が増えていますが、それが今度は人気の施設がこれに移行という感じ。まあ、こういうコンセプトのお店に高齢者は来ないだろうし、良いのではないでしょうか?

似たような業態が増えると予想するのですが、理由は、銀座のカラオケ館が「タイム珈琲店 銀座店」という新業態をオープンさせた事。こちらは60分税別900円でドリンクバーという方式。朝は無料でトーストなど一品つきます。入場時に事前精算し、帰りはそのQRコードゲートでかざしてオープン。駐車場などと同じ方式ですが、時間が過ぎていればゲートは上がらず再精算を求められます。

このサービス業での人材不足の中、完全キャッシュレスでセルフレジという業態は増えるでしょうねえ。

渋谷のTSUTAYAは階が上に上がれば上がるほど、ヲタク度を増し、推しの為にお布施と言ってお金を出したがる人向けになっています。

一番上のカフェスペースは、毎回アニメとコラボして、限定コラボメニューと共に、ここでしか貰えないキャラのコースターなどを提供。コンプリート意欲のあるヲタにお金を吐き出させるシステムです。

インバウンドとヲタク、お金を出せる人向けだけに特化した新しい渋谷のTSUTAYAでした。

さて、取材の後は、幻のカレー屋探し。解体中の東急百貨店を通り過ぎたあたりにあるという、昨年の食べログ百名店にも選ばれたスリランカカレーのお店、マリーアイランガニーを探します。

東急百貨店の解体の囲いが見える、このあたりなのですが、ビルの看板にお店の名前がありません。

ビルのエレベーターの所に案内にも、お店の名前がありません。

でも、このビルなんだよなあと、エレベーターに載ってみた所ありました!5階の所にマリーアイランガニーの名前が!これはガチで食べたい気でこないと見つけられないぞ!隠れ家的お店と紹介されていた意味がわかりました。

で、エレベーターを降りると入り口がコレ。未探訪のスナックの扉を開けるような勇気が求められます。

店内もエスニックな造形物が飾られていますが、この雰囲気がのちにスリランカカレーを頂く時に生きてきます。

頂いたのはスリランカカレーのチキン。TVなどではごろんとしたポークの載ったカレーの方が取り上げられがちですが、今回の目的は、今はもう無い、江古田のプアハウスに似たカレーを探せの一環で訪れているので、やはりチキンで。

激辛とまでは行きませんが、じんわりと辛いカレーで、ただ唐辛子を増量しただけの辛さとは違う奥深さを感じます。

スプーンでチキンの身をほぐしながら、スプーンですくったご飯をカレーに浸ける、スープカレー方式で頂いていきましたが、途中からライスにかけて、プアハウス方式で食べてみました。うん、最後の追い込みはこの方がいいでしょう。

なかなか良いではないですか。プアハウスのカレー探しの旅は続きます。

■マリーアイランガニー(MarieIranganee)
■東京都渋谷区宇田川町34-6 M&Iビル 5F
■営業:
11:30〜15:00
18:00〜23:00
■定休日:月
場所はこのへん
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珈琲専門館 伯爵(池袋)

池袋北口といえば、元々は風俗街、ラブホテルの玄関口で、最近はガチ中華街として近づきにくい感じのエリアです。そんなエリアには池袋演芸場上のカフェ・ド・巴里やこちらの珈琲伯爵など、Z世代に人気の昭和喫茶ではなく、オッサンしかいないガチ昭和喫茶があります。

このビル自体が ホテルサンシティ池袋というビジネルホテルなのですが、インバウンドでビジネスホテルが値上がりしている中でも値上がりしない穴場ホテルで、ホテルのモーニングもこの珈琲喫茶か、近くのコメダでというシステム。

店内もベロア基調でシャンデリアのある昭和基調なんですが、ウエイトレスの制服も昭和なベスト&スカートで、こんなレトロな制服を、ちょい派手なギャルが着て働いているのかが不思議。

調べてみたけど、時給は普通。昔から、お洒落したい時期のギャルが、炉端居酒屋で、もんぺみたいな制服を着て働いているのが不思議であると同時に、好感が持てるという謎の感覚があり、こういう空間にツボをつかれたりします。

昭和レトロといえばクリームソーダ。

メロンソーダのグルメな高級版もあるのですが、昭和レトロで受けるのは、相変わらずの昭和な味ですね。

あなたはこのサクランボ、どの時点で食べますか?

■珈琲専門館 伯爵
■東京都豊島区西池袋1-29-1 ホテルサンシティ池袋 2F
■営業:07:00〜23:00
■定休日:無休
場所はこのへん

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