※このお店はカフェとしての営業を終了したようです。
もう1店、江古田に新しく出来たカフェ。koto cafe。
震災前まではインドネパール系のカレー屋さんだったのですが、帰国してしまい、
空き店舗となっていた所に、このお店が入りました。
この赤い外観は、前のインド人オーナーが手塗りしたものです。
ちなみに右隣は、開店前から行列が出来、1時間で売り切れてしまう、
小さなパン屋さん「ひね」。
赤い外観からは、なかなか店内が想像しにくいのですが、
アンティークというか古道具のような味わいのテーブルや椅子が並べられ、
なかなかいい感じのの雰囲気が醸し出されています。
4人掛けみたいな席はないので、1人もしくは2人で行くのに向いているお店です。
店内に流れている音楽はアナログレコード。
行ったときには懐かしのフュージョン系の音楽が流れていました。
そして本棚の他、テーブルの上、窓枠などに、いろいろな本が並べられています。
こちらは、ジャンルに統一感がなくカオス。
逆にそれが古本屋さんのような、不思議な存在感を放っています。
例えるなら、BOOK OFFじゃなく神保町の古本屋街のような感じ。
江古田住民限定でいうなら、BOOK OFFじゃなく根元書房。
BOOK OFFは話題の本を安く手に入れるのには向いているけど、
掘り出し物を見つけたり、意外な出会いをするのには向いていません。
オシャレ系カフェの本棚も、カフェマニアが好きそうな
カフェ本、写真集、カメラ本、猫本、心にしみる言葉系が多いですが、
意外と同じ傾向になりがち。
ここは、藤子・F・不二雄のマニアックな短編が並んでいたり、
昭和を感じさせる写真集だったり、廃墟本だったり、サブカルだったり。
カフェというより、主人のこだわりのある昔風の喫茶の方が近いかも。
なぜか目玉おやじも、いっぱいいたりします。
五体しかいないけど、持っている物からすると七福神バージョンですよね。
手前が大黒様で、隣が弁財天。杖を持っているのは福禄寿と寿老人。
奥は恵比寿様?
アイスカフェオレは400円。
目の前並んでる本を手にとって、
「これって、アレじゃない?」という会話がスタートするなんて、
なんだかプチ大喜利みたい。
人間ってどうしても、同じ指向、同じサイクルの生活が続き、
単調になってしまいがちだけど、
こうして、普段の興味外の物が飛び込んで来るというのは、
いい意味での刺激となります。
古本屋さんとか、ああいう場所が好きな人にお勧めのお店ですね。
■KOTO CAFE(コトカフェ)
■東京都練馬区栄町25-5
■営業:10:00~22:00
■定休日:無休
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