ガーデン&クラフツ・カフェ(立川)

五日市街道

天気予報を見て、思わずカッツポーズが出ました。
土曜日、久々の一日中晴れマーク!
これで遠出が出来る!

自転車を始める前の趣味は単なる飲み歩きだったので、
雨だろうが晴れだろうが関係なかったのですが、
チャリカフェを始めてからは、天気には敏感になりました。
明日晴れてくれ!なんて、こんなに願うのは小学校の遠足以来じゃないでしょうか?

という訳で、自転車で遠征。
五日市街道を使って立川を目指します。

古民家

砂川九番の交差点から立川通りへ。
そんなに下調べもせずに行っているので、
目にとまる物があればすぐに自転車を止めて、写真をパチリ。

外観から何かの郷土資料館か何かのたぐいかな?と思ったのですが、
立派な民家でした。
郊外には、こうした庄屋さん的佇まいのお屋敷が多く残るのですが、
蔵もあるし、何かご商売で材をなした家筋なのでしょうか?

立川駅前

立川駅前まで到着。
これを南口方面へ抜けて、多摩川方面へ向かいます。

ガーデン&クラフツ

甲州街道が奥多摩街道へと名前を変える、日野橋交差点の少し国立寄り。
多摩川サイクリングロードからもすぐです。
こちらが、今回の目的地、ガーデン&クラフツ・カフェ。

自転車置き場

どの駅からも徒歩20〜30分という離れた場所にあるので、
地元の方も車か自転車で訪れていました。
自転車置き場は裏手にあり、僕の青いGIOS号も右端に。

店内

店内は、レンガや木の温もりを生かした内装。
二階は雑貨ショップと案内が出ていたのですが、
目の前の階段を上がってみると、ガーデニング系のお店でした。

二階

こちらが二階。

どうやら、庭造りしている会社が、カフェとショップもプロデュースしている模様。
自転車置き場の所にオフィスらしきものがあったのですが、
こちらのショップが、ショールーム的な役割も兼ねているようです。

カウンター

とはいいつつ、カフェも本格的。
立川でも人気のカフェらしく、つねに満席。
1時前に到着したのですが、
本日のランチメニューの中にも一部売り切れがありました。
ソファー席もあったのですが、一人だったので大テーブルを利用したカウンター席へ。

前菜

チョイスしたのは、本日に限り1500円が1300円となっていた、
地鶏雛のオーブン焼き、ローズマリーガーリック風味。
前菜は、彩りサラダとオムレツ。

黒板には、サラダを2人で分けるのは禁止という事が書かれています。
ボリュームがあるので一品を頼み、
1人がサラダを食べ、もう1人がメインを食べて済まそうという人がいるんでしょうか?
大盛りのラーメンを、2人で1つ食べようとする学生カップルが多い
…という話しは聞いた事ありますけど。

とは、言いつつ、
「小さいお子様の場合はシェア大丈夫なので、取り皿お持ちしましょうか?」
という心遣いも見受けられました。

チキン

メインの地鶏雛のオーブン焼きは、
スパイスが効いていて、香ばしく、ガーリックも程よくなかなか美味。
ライスとパンが選べるのですが、
鶏の下には、マッシュポテトも敷かれているので、パンで正解かな。

こちらでは、赤毛のアンとかキャンディキャンディが大人になった的イメージの
ロシア人の女性が、フロアで働いています。
受け答えの日本語が丁寧で、イントネーションも正しいし、奇麗。
明るくて、とにかく楽しそうに働いていて、
注文したりすると、
「ありがとうございます!」
と、満面の笑みで返事をしてくれます。

日本人でもサービスの素晴らしい店員さんはいっぱいいるけど、
この、はつらつとした明るさは、なかなか出せる物ではない。
ディズニーリゾートの中にあるショーレストランを地でやっている感じ
…といったら、少しは想像出来るでしょうか?

なんか、食事をしながら、彼女を見ているだけで、
こちらも笑顔になってくるのです。

看板

表にインフォメーションの書かれたボードがあったのですが、
帰りに、その裏側に目をやると、女のコのイラストが!
偶然に差し込んだ光も、彼女の明るさを表現しているかのようです。
そうそう!まさに、こんな感じの彼女なのでした!

see you!

■ガーデン&クラフツwith多根 (Garden&Crafts Cafe)
■東京都立川市錦町6-23-18 Garden&Crafts 1F
■営業:11:00~21:00
■定休日:水曜
場所はこのへん
お店のサイト

地図

自転車で都内のカフェ制覇の旅。
立川市、制覇の巻!

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レイン・オン・ザ・ルーフ(三軒茶屋)

映画館

三軒茶屋の246と世田谷通りに挟まれた中州のような部分は、
古い建物が多く残り、昭和を感じさせてくれるスポットです。

今回は下北沢のモワカフェに続き、
リノベーションプランニングが手がけた古民家作品シリーズを訪ねます。

路地

こんな所にお店なんかあるのか?というような路地。

居酒屋

そして、開店前の居酒屋にしか見えない建物。
リノベーションプランニングの手がけたお店は、看板らしい看板がないので、
知る人ぞ知る穴場というような雰囲気を醸し出しています。
「レイン・オン・ザ・ルーフ」。
まあ、カフェマニアにとっては有名なお店なんだけど、
そうじゃなく、たまたま通りかかってじゃ、扉を開けるのは少し勇気がいりそう。

入り口

僕も最初は、一度通り過ぎてしまったのですが、入り口はこちら。
黒いメニューの看板が出ていなければ、何のお店かさえわかりません。

「あなた、カメラマン?」
この写真を撮っていると、オバさんに声をかけられました。
派手な化粧で、赤い口紅をしてる。
もうお亡くなりになられてが、派手な格好でテレビに出ていた
「大屋政子」さんに風貌が似ている。
「いえ、アマチュアで」
「そうなの?うちの店もね、この間カメラマンに撮って貰ったのよ」
「お店やっていらっしゃるんですか?」
「そうなのよ!」
それから、しばらくオバさんの立ち話に付き合わされました。
娘さんが国際結婚をして、そういう人達の特集で、
お店に来て、撮影とインタビューとなったようです。
「インターネットっていうの?あれで全世界に発信されるんだから」

話しはなかなか終わらない。
どうやって終わらせていいのかわからず、ずっと「凄いですね」と聞いていました。
それが逆効果だったのか、「そうでしょー」と、さらに自慢話がはじまります。
弱った…。

しかたがないので、鳴ってもいない携帯電話を取りだし、耳にあて
「あ、もしもし、今、下に着きました。はい、今あがります」
と、さも待ち合わせでもしていたかのような台詞を吐き、
オバサンに軽く会釈して、階段をあがりました。

店内

1階は今でも現役の居酒屋さんなのですが、
その宴会場だった場所をリノベーションしたのでは?というお店。
2階ぶち抜きのワンフロアです。

お客さんを見ていると、ご近所に事務所をかまえるクリエーター関係の方が、
お茶がてら、打ち合わせや会議をしていると言った感じの人達が多数。

ちなみに僕の隣はゲーム業界の人らしいのですが、
最近の発注は、手間と時間に見合わない予算や報酬の物が多いと、ぼやいていました。
今はどこもそうなんですね。

エアコン

居酒屋時代に使われていただろう古いエアコンと、
今の機種が混在する壁は、なんだかエアコン博物館のよう。

カプチーノ

カプチーノは600円。

最近思うのだけど、今どきの女のコも、サラリーマンも、オバチャンも、
耳が悪いんじゃないかと思うぐらい、何でこんなにも声が大きいのかと思う。
耳にipodをしたまま話してるんじゃないかという、若いコ。
性能がいいので小声でも聞こえるのに、大声で携帯で話しているサラリーマン。
女と羞恥心を捨ててしまった時から、ボリュームのあがるオバチャン。
そんな人をよく目にします。

だからお店が静か。それだけで嬉しい。

BGMも音量は低め、それぞれのテーブルの話し声もひそひそと。
静かなお店は、自分だけの世界にひたる事が出来るので、
だからカプチーノでも飲みながら、妄想も出来るし、構想を練ることも出来ます。

天井をぶちぬかれて、むき出しになった屋根を見ながら、
店名にもなっている、屋根に降る雨粒。
それを想像する事も出来る空間となっています。

■レイン・オン・ザ・ルーフ (rain on the roof)
■東京都世田谷区三軒茶屋2-14-22 池田屋 2F
■営業:11:30~23:30
■定休日:日曜日
場所はこのへん
お店のサイト

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