2012年のカフェはじめは、西武池袋線で池袋の1つ目の、椎名町から。
今、西武線は駅舎工事を行っているのだけど、
見事にどの駅も同じデザインで、正直、つまらない。
椎名町は、足をのばせば、漫画家の「ときわ荘」跡地なんかもありますが、
駅の近くでの名物と言えるのは、肉がどっさり乗った肉そばが名物の、
立ち食いそばの南天ぐらいでした。
その駅前に新たなカフェが出来たという情報を頂いて、行ってきました。
お店の名前は「cafe のら」
以前ここは駅前に50年続いた果物屋さん「フルーツマスダ」だったのですが、
昨年末に果物屋さんを閉店したのち、フルーツを使ったカフェとしてオープンしました。
果物屋さんだった店舗をリノベーションして作った、古民家風カフェ。
一階は新しい感じなのですが、階段を上がると、柱や梁などが現れ、
古民家カフェの風情が感じられます。
途中の梁には、こんなふくろうがとまっていたりして。
天井も取り払われ、梁がむき出しになっていますが、
そこが古民家カフェならではの風情で、いい感じです。
本棚には、谷中や千駄木の本もあったので、ああいう谷根千がイメージなんでしょうね。
「のら」という名前も、
「のら猫がのんびり出来る街は、きっと人間ものんびり出来るはず」
という事で、ゆったりしてもらうお店にしたくて、のらと命名したのだとか。
僕が行ったときは、1階はご近所の年配のお客さん。
2階は、オシャレな若奥様系のお客さんが多かったです。
やはり元々が果物屋さんという事で、フルーツを使ったメニューが沢山あります。
フルーツパフェが美味しそうだったのですが、寒かったのでフルーツサンドをチョイス。
フルーツサンドは550円。
プラス250円でドリンクをセット出来るので、コーヒーをつけてもらいました。
単体のコーヒーにはロータスのクッキーが添えられていました。
ロータスが出るお店で外れは少ないよね。
さすがに元果物屋さんだけにフルーツはフレッシュ。
トーストも自家製のジャムがつくという事なので、そちらも食べてみたいです。
メニューに書かれていた挨拶文。
フルーツもコーヒーも毎日の必需品ではありません。
けれど、気軽にゆっくりと、コーヒーが飲めてフルーツが食べられる。
そんな時間をすごせる事は、とても幸せなこと。
確かに…。
2011年に感じたのは、余裕がなくヒステリックになっている人が多いという事でした。
震災の影響もあったと思うのですが、
自分の正義を信じてつきすすみ、オーバーヒート気味になっている人が多いと感じました。
正義も冷静さを失えば、エゴになりかねません。
1日のどこかで、クールダウンする時間は必要です。
それには、いろんな方法があるのだけど、
ゆったりと時間が流れる中に、実を投じるのも一つの方法でしょう。
こんなカフェでゆっくりとすごすのも、その1つだと思います。
■cafeのら
■東京都豊島区長崎1-3-12
■営業:9:00~20:00
■定休日:月曜
■場所はこのへん