パン工房シロクマ(越生)

荒川

サイクリストの聖地といえば、いろいろありますが、
埼玉県上尾の榎本牧場に続いて、
越生にあるパン工房シロクマを目指す事にしました。

この日は天気も良く風も少ない。
荒川を滑るように進むボートが気持ちよさそう。

秋ヶ瀬公園

この日の第一休憩ポイントは、秋ヶ瀬公園。
公園内にはいくつかトイレや自販機がありますが、
ピクニックの森A駐車場が、自転車乗りには人気です。
トイレ、自販機、水を汲む用の水道の3つが揃っているからでしょうか。

モロクロス

川越線を越え、上江橋を途中まで渡り、
橋の中程から川の中州へ降りると、再び、荒川サイクリングロード。
右手にモトクロスのコースが見えて来たら、入間大橋。

荒川自転車道

前回は、橋を渡って入間川サイクリングロードに入りましたが、
今回は、荒川サイクリングロードを直進します。

分岐点

しばらく行くと、土手の上を走る車道と合流するポイントがあります。
右手を直進すると熊谷方面ですが、今回は、ここから左の車道へと出ます。
県道339号。

看板

そして、上大屋敷という場所に来ると、Y字路があります。
直進すると川越ですので、右の、吉見、桶川方面に進みます。
この少し手前に、川島町役場方面の案内が出ているので、
役場を目指し、その方向に進んでください。

町役場

左手に川島町役場を見ながら、さらに直進。

圏央道

圏央道の下をくぐります。

車の人は、高速くぐったぐらいで何でイチイチ喜んでるの?
と思うかもしれませんが、
自転車だと、こういうチェックポイントをクリアしながら、
また一歩近づいたという喜びが湧いてくるものなのです。
ゲームの一面クリアみたいなもんでしょうか?

その他、天候、気温、風向き、道の傾斜。
車だとあまり深く考えない物が、体にひしひしと来るので、
そういうことに、敏感にもなっていきます。

林屋

丁字路風に県道74号にぶちあたったら、左折していくと、
酒屋の林屋のカーブがあります。
ここをクリアすると、休憩ポイントのローソンは、もう少し。

ちょうど向こうからは、お帰りの自転車乗りが来た所ですが、
カーブでは、結構、体を傾けて乗ってるんですね。
こうして写真で見てみるとわかります。

ローソン

そして左手に、川島町戸森のローソンがあります。
ここはサイクリスト御用達のお店で、休日には沢山の自転車が。

近くにいる方に「もうどちらか行かれて来たのですか?」と聞くと
白石峠を登って来た帰りだとか。
ちょうどお昼時だったのですが、朝から一山攻めてきた訳ですね。

自分は初めてシロクマに行くと言ったら、
「とりあえず真っ直ぐで大東文化大を目指して!
物見山を越えたら住宅地があるので、その信号を右折。
そこを間違えなければ、あとは道なりで大丈夫」
とチェックポイントを教えてくれました。

「じゃあ、初チャレンジ楽しんで来て!」
と、言い残して去るロードバイク乗りの方、
何か不安な時は、ここで休憩している人達に聞くと、色々教えてくれますよ。

普通、コンビニの前で知らない人と気安く会話しないけど、
なんか同士って感じがするんでしょうね。
山に登った時の登山客同士の挨拶にも似ています。

大東文化大

物見山の中程にある大東文化大付近は、上り坂。
ロードバイクは、すいすいと登っていくけど、
ポタリングな僕のヘタレ足には、結構、きます。

物見山

しかもこのあたりに来ると、皆、本格的なロードで、
初心者クロスバイクの僕は、フラットバーハンドルが、恥ずかしい。

物見山は標高は135mだそうですが、もうヘタレ足では超ノロノロ運転。
これで音を上げているようでは、ヒルクライムなんて無理ですね。

手打ちそば満作

さて住宅地の、手打ちそばの満作の前に来ると、
車がことごとく右折していきます。
写真は、二段階右折の真ん中なので、
右から来て、正面の道へ右折していく事になります。

八高線

本当は、ゴルフ場の日本カントリークラブの先の分かれ道を右にまがると、
近道のようだったのですが、見逃してしまい、道なりに。
八高線の踏切を越えれば、目的地はあともう少しです。

パン工房シロクマ

着いたぜーー!
サイクリストの聖地、パン工房シロクマ!
バイクラックには先客の自転車が。

店内

入り口の前のショーケースでパンを買って、
イートインスペースで、そのまま食事をする事が出来ます。
正面には、ここを愛する人達が作ったオリジナルのサイクルジャージが。
荒川を走っていると、結構、このジャージ見るんですよね。

テラス

この日は天気が良かったので、テラス席へ。
ベーコンポテト130円と、カレーパン130円、
冷たい飲み物は、冷蔵庫に入っている市販のドリンクという事だったので、
オランジーナをチョイス。
カレーパンは揚げじゃなく焼きなので、油っこくなくて、
走った後でも大丈夫。

いやー田園風景を眺めながらのパンは、ひと味もふた味も違います。
もちろん、お腹も減ってるしね。
これで自転車乗りの聖地を、また一つクリアだ!

■パン工房シロクマ
■埼玉県入間郡越生町成瀬313
■営業:
9:00~18:00(平日)
9:30~16:00(日祭)
ともに売れ切れ次第終了
■月曜・第1火曜
場所はこのへん
店主ブログ

ブログを読むと、ツールドフランスなどに出場の新城幸也選手も、練習の合間にご来店
おお!ユキヤだ!

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LOVE bicycle SAITAMA

自転車ブームと言われて久しいですが、
その中でも、埼玉の自転車関連の盛り上がりと充実度は飛び抜けています。

元々埼玉県は、自転車保有台数や出荷台数が日本一。

県で管理している大規模自転車道は、
荒川自転車道、入間川自転車道、比企自転車道、
江戸川自転車道、芝川自転車道、利根川自転車道などで、
総延長距離は、全国で4位!

これら、延長300kmに及ぶサイクリングロードを活用した
「ぐるっと埼玉サイクルネットワーク」構想を展開しています。
サイクリングにまつわる環境は整っているのです。

そのほか、

県内のミニストップは、イートインコーナーを自転車の駅として位置づけ、
サイクリング途中での休憩や飲食、トイレに利用してもらうほか、
空気入れを貸し出したり、観光パンフレットを設置しサイクリングをサポート。
プレスリリースはこちら。

さらに、自転車をサポートする企業が、続々と。

リンガーハットでは、「サイクル・サポート」と題し
スポーツ自転車用のサイクルスタンドの設置
空気入れ(仏式対応)の貸し出し
メンテナンス工具類の貸し出し
店内での給水サービス
サイクルマップ等の設置や情報提供
プレスリリースはこちら!

こちらを、埼玉の一店舗からスタート!
その一号店が、リンガーハット大宮バイパス与野店なのです。

こんな埼玉自転車王国の牽引役となっているのが
saitama

「LOVE bicycle SAITAMA」というキャンペーンです。
facebookページ

このキャンペーンが凄いところは、県がやっているのに、官公庁くさくない所。
普通なら、交通安全キャンペーンとか、
ポスターや雑誌の出稿ぐらいで終わってしまうのですが、
女性という視点に目をつけ、埼玉ポタガールを結成。
これまでの、自転車マニア視点の、自転車のメカニカルな部分ではなく、
自転車を使って、「何をして遊ぶか」という、
初級中級者で、しかも女性視点にスポットを当てているのがすばらしいです。

自転車雑誌の多くも、やはりマニア向け視点ばかりで、
機材の紹介やトレーニング方法に終始する傾向にあり、
今月号のBICYCLENAVIがやっと
「東京自転車タウンガイド」という特集を組んだぐらいで、
ご近所から少し足を伸ばして行ける自転車の良さという視点のものは、
ほとんどと言っていいほどありません。
旅系というと、いきなり輪行で絶景サイクリングみたいに、
グンとハードルがあがる。
中間がないんですよねー。

車でも、新車情報と運転テクニックの特集の本は多いけど、
多くの人は、車でどこに行って、何をするのかが重要なハズ。
自転車の世界は、そこの視点が圧倒的に手薄です。

実は、このチャリカフェをはじめたのも、そういう所にあります。
自転車で町歩きというか、町遊びがしたいのに、
ポタリングというキーワードで調べると、
寺巡りとか、石碑巡りとか、下町でお団子、そば、うどん…。
ぶっちゃけジジくさいものばっかり。
それをぶちやぶりたくて、「自転車+カフェ」というキーワードを考えたたのです。

最近、荒川サイクリングロードを上流に行くのが好きで、リサーチするのですが、
出てくるのは、榎本牧場と、シロクマパンの他は、
だいたいうどんか、コンビニで補給ネタばかり。
まあ、ローディーの方々は、食べる事はエネルギー補給という概念で、
食事ととらえていない人が多いので、それを否定する事は出来ないのですが。

ただポタリング派としては、旨い店とか、素敵な店に行きたいじゃないですか。
埼玉の自転車道の近くでそういうのを調べると、
だいたいLOVE bicycle SAITAMAのFacebookがヒットするんですよね。

自転車で行きたいカフェを特集した、
癒しのチャリcafe大事典
という特集もあります。

埼玉をポタして、チャリカフェする時の参考になるので、
荒川を北上するポタガール、埼玉にお住まいのポターガールの皆さんは、
要チェックですぞ!
僕も、今週末、行ってみたいお店がいくつかあります。

これから先、ロードバイクなどに興味のない人たちに、
自転車の魅力を啓蒙するには、芸能人の名前や集客力なども必要だったりするのですが、
埼玉出身の自転車芸人ならぬ、自転車アイドルとして
元モー娘。の吉澤ひとみさんや℃-uteの矢島舞美さんなんかの、ロードバイク経験者もいる。

ホント、埼玉ってすべての駒が揃ってるよなあ。
自転車マニア的には、自転車の町は宇都宮かもしれないけど、
初中級者にとっては、埼玉の自転車王国ぶりは、ゆるがないでしょうね。

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