自転車関連の本で面白そうな物を探しに池袋のジュンク堂へ。
売場面積66000㎡で、大阪・梅田のジュンク堂に抜かれるまでは、
日本一多大きな本屋さんでした。
今でも二番目ぐらいかな?
向かって左手の入り口外にエレベーターがあり、
ここが駐輪場への入り口。
地下2階に、このような駐輪場があります。
料金は無料。
最近、池袋付近でも路駐していて、盗難にあったというツイートなどもあり、
こういう所に入れて、しかも固定物にロックなどで対策をしておくと、
盗まれるリスクは、ぐっと減るんじゃないかと思います。
さて、この日本でも最大クラスのこの本屋さんですが、
自転車関連本の売り場は、本棚たった3つ。
まだまだマイナーな趣味なんですねえ。
で、片っ端から見ていきました。
雑誌の方は、速く走りたい人、オシャレに乗りたい人など、
趣味趣向で色分け、棲み分けが出来ているように思えるのですが、
ムック本の方は、正直、似たり寄ったりな物が多いです。
ロードバイクと、クロスバイク、ミニベロの違いなどが載っているから
これから自転車を買って始める初級者向けの本のはずなのに、
途中、パーツの説明と、メンテの仕方にページを費やしたり。
自転車の人口は少ないのだから
初級者から中級者までこの一冊でまかなえますって風に
パイを広げてつくらないと、採算ラインに乗らないのだろうけど、
結果として、中途半端になってしまっている本が多数。
(あくまでもムック本の場合ね)
最近発売された女性向けの本も、途中にメンテの話にページを割いていて、
「専門家にまかせた方が無難」
…って、おい!
だったら最初からそのページを他の内容にすればいいのに。
どうやって楽しむかについて書かれた本は、極端に少なく、
時間がないので、スタジオ撮影だけで済ませられる企画が多い。
しかも、翌年も使い回せる企画が、極端に多いです。
まあ、これは自転車にかぎらず、町歩きのムック本もこのパターンが多いですけど。
練馬区を特集した本なんて、毎年、今年度版というのが出るけど、
8割は使い回しで、企画、写真、文章も同じ。
出版不況だから、安く作らなければいけないのだろうけどね。
でもこれでまた評判を落として売れないという、完全に負のスパイラルですよ。
やっぱり手にとって、おっ!となったのは、こういうジャンルをしぼった物の方でした。
そういう意味では、同人誌だけど、ロングライダースの方が、抜群に面白い。
逆に、同人誌だからこそ出来る濃い内容となっています。
これまで、1.0、1.5、2.0と出版され、今回4冊目となる2.5が発売。
ちなみに、整数の号がハード編。
.5の方は、門戸を広げたソフト編となっているそうです。
とにかく、自転車好きで、実際に走った人の体験談が書かれているので、
非常にリアルで、参考になります。
普通のムック本には書かれていないような、失敗談やトラブル体験記などもあり、
逆に、そういう情報がありがたかったりもします。
対策にもなるしね。
基本は速く走るファストランの人が多いので、
ロングポタリング派の自分からするとオーバーペースの記事が多いのだけど、
それは自分が調整すればいいだけの話なので、参考にはなります。
中には女性ライダーの体験記もありますしね。
実際にやらなくても、同じロードバイクでここまで出来るんだ!
…という可能性を広げてくれる一冊です。
ロードバイクを持っているのに、都内や県内から出たことがないような人は、
読んでみるといいと思います。
僕の遠くへ行ってみたい、ロングポタリングのモチベーションにもなっている一冊です。
実際に2.0が発売になった時に、ネットでかなり話題になったのですが、
2.5が発売になった時には、コミュケには長蛇の列。
同人誌を扱う、コミックZINでも、すぐに完売。
増刷分がやった発売されたけど、コミックZINのランキングでも、ずっとトップ。